評価 ★☆☆☆☆(12点) 全8話
あらすじ 「ほら、俺ってチャラいから?」幼馴染の消防士・颯馬に、合コンのセッティングを頼まれる日々を送る涼。引用- Wikipedia
消防士って要素必要?
原作はComicFestaで連載中の漫画作品。
いわゆる僧侶枠と呼ばれる1話5分ほどの短編アニメ。
現在YOUTUBEで全話公式配信している
ガタイ
引用元:© 川野タニシ/Suiseisha Inc.
この作品はいわゆる女性向けの作品だ。
だからこそ、なのかもしれないが男性キャラクターの肉体が
もれなく「ムキムキ」で異様に肩幅が広くガタイがよすぎる。
違和感を感じるほどムキムキな男性キャラクターたちではあるものの、
こういう「ガチムチ」感が好きな人にとってはたまらない
キャラクターデザインと言えるかもしれない。
一応彼らは「消防士」という職業設定があり、だから鍛えており
ガタイがいいのかもしれないが、
消防士というよりは米軍の海兵隊のほうが納得できるほどのムキムキ感だ。
顔の大きさの割に肉体があまりにも大きいため違和感も強く、
顔はジャニーズなのに肉体はなかやまきんに君みたいな
アンバランスさは好みが分かれるボディバランスだろう。
狂ったヒロイン
引用元:© 川野タニシ/Suiseisha Inc.
この作品はヒロインの家が火事になるところから始まる、
そうでなければ消防士という設定が活かせないため納得できるが、
火事になってることに気づいたヒロインの行動がおかしい。
ベランダから自分のマンションが家事になってることに気づき、
玄関の方に移動仕方と思えば扉を開けもせずに、
おもむろにメタルラックをはたきで激しきたたき、
カンカン!という音を出しながら助けを求める。
カンカン音を出すくらいなら大声を出し続ければいいと思うのだが、
謎の行動すぎて笑ってしまう。
同棲
引用元:© 川野タニシ/Suiseisha Inc.
ヒロインの部屋が燃え、そこに消防士である主人公が現れ救ってくれる。
しかし、部屋が燃えてしまったことで住む部屋がなくなり、
主人公はヒロインを自分の部屋に一時的に同棲させることになる。
この時点でもはや「消防士」という設定は無意味になる。
あとはガチムチな主人公がチャライノリでヒロインに襲いかかるのみだ。
ある意味で「僧侶枠」の何ふさわしいどすトレードな展開ではあるものの、
安易な上に予想できる展開は特に面白みはない。
「お前が悪い」と言われつつ襲われ続けるヒロイン、
一応、ヒロインに対して好意は抱いているのはわかるものの、
そういうラブコメよりも襲うほうが先だ。
順序が逆だと思ってはいけない。
付き合ってもいないのに平気でヒロインが
シャワーを浴びてれば入ってくるし襲いかかる。
強引な展開に呆れ果てるしかなく、
相変わらずの規制具合で通常版ではほぼ何も見えない。
かつての僧侶枠のように「規制方法」で遊ぶということもなく、
かつての僧侶枠のようにギャグアニメのようなシュールさもない。
ただただ、チャラく強引なガチムチな幼馴染に襲われ続ける日々だ。
ありきたりなシチュエーション
引用元:© 川野タニシ/Suiseisha Inc.
「壁ドンからの強引な」などというわかりやすいシチュエーションは
もはや使い古されたシチュエーションだ。
家だろうが会社だろうがヒロインにセクハラの数々を繰り広げるのだが、
ヒロインは怒りつつも満更ではない顔を浮かべる。
嫌も嫌よも好きのうちなのかもしれないが、
予想できる展開の数々とありきたりなシチュエーションは退屈でしかない。
強引に襲われ、たとえヒロインが機嫌を損ねたとしても、
主人公が誠意を持って謝れば許してくれる。
なんともお手軽なヒロインの行動や言動にはなんの感情移入もできない。
「付き合ってない」と言いつつ色々なことをしまくる二人はわけがわからず、
最終話でようやく思いが通じ合って的な展開にしたかったのはわかるが、
展開の強引さを感じる作品だった。
総評:消防士って設定必要だった?
引用元:© 川野タニシ/Suiseisha Inc.
全体的に見て僧侶枠特有の面白さはまるでない作品だ。
男性キャラクターのガチムチ感という特徴以外は、
この作品だからという特徴はなく、ありきたりなシチュエーションで
強引な男性にされるがままのヒロインという構図が
好きならば楽しめるかもしれない。
かつての僧侶枠のような規制の面白さもまるでなく、
セクシーなシーンはまるで見ることができない。
それところかセクシーなシーンをカットするあまりに話が飛んでしまうこともあり、
さっきまで家の前で二人が立っていたはずなのに、
規制のシーンが終わると何故か違う場所に移動している。
規制するのは仕方ない部分もあり、この作品の商売のやり方だが、
シーンをカットしすぎて話がつながらないというのは意味がわからない。
主人公の消防士という設定も生かされるのは最初と最後くらいで
活かしきれていない。
僧侶枠の元祖の作品は「僧侶」だからこその面白さもあったが、
この作品は消防士だからこその面白さがあるわけでもない。
流されるままのヒロインはよくわからず、
キャラクターの属性とシチュエーションだけの作品だった。
個人的な感想:マシになったと思ったのに..
引用元:© 川野タニシ/Suiseisha Inc.
前作の洗い屋さん!は作画の質もさることながら、
話も僧侶枠にしては「見れる」作品に仕上がっていたが、
この作品は作画も中途半端、セクシーなシーンもほとんど見れない、
キャラもストーリーも微妙な作品になってしまっていた。
前作はいい意味で僧侶枠らしくなかったが、
今作は悪い意味で僧侶枠らしくない作品だ。
もう、このComicFestaの悪質な商法はいい加減にしてほしいが、
まだまだやるようだ…(苦笑)
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こんな誰が見てるんだかわからないアニメ見るよりグリッドマンなり鬼滅の刃なり見てる方がよっぽど有意義ですよ
名作ばかり見ると結構疲れるので、閑話休題にこういう作品は必要なんです(笑)
コメントありがとうございます