評価 ★★★☆☆(41点) 全8話
あらすじ カメラマンになる夢を挫折した円人と、モデルになる夢を叶えた弥生。差がついてしまった幼馴染の2人が…突然の同居スタート！？引用- Wikipedia
俺の家は週３日ラ◯ホになる…
原作は「COMICゴイチ」で連載中の漫画作品。
監督は 佐々木達也、制作はstudio HōKIBOSHI。
１話５分ほどの僧侶枠な作品。
かえってくるな！
１話冒頭、特に説明もなくヒロインが
「絶対に朝まで帰ってくるな」と主人公に告げる。
主人公は元カメラマン志望の青年で
今はコンビニでアルバイトをして生活しており、一人暮らしだ。
しかし、ある日、幼馴染が家に転がり込んでくる
幼馴染が新しい家が見つかるまで「モデル」な幼馴染と
同居している状態だ。夜勤なバイトをしている主人公は
基本的に朝まで帰ってこない、
それをいいことに幼馴染は「友達」を呼んでいる。
そうとう図々しいヒロインだ。
俺の部屋は週に３日ラブホになる、そんなモノローグは
僧侶枠でしか絶対にお目にかかれ無いセリフだ。
しかも、主人公が家にかえるとヒロインは
「下半身裸」な状態で爆睡している（笑）
僧侶枠でしかありえないセリフ、僧侶枠でしかありえないシチュエーション、
ああ、これぞ僧侶枠だと叫びたくなるほどバカバカしい展開に
ツッコミを入れつつ笑顔になれる。
主人公は妄想とはいえ下半身丸出しなヒロインに
とんでもないことをしており、
僧侶枠の主人公らしい手の速さを１話からみせてくれる。
彼氏疑惑
主人公はモデルな彼女のそばにいる男を彼氏と勘違いしており、
そんな彼氏を居候してる自分の家に
連れ込んでいると勘違いしていたのだが、
その真相は「一人」でいたしているだけだ。
性欲がたまりまくっているヒロイン、
幼馴染としての関係性や幼い頃の気持ちもありつつも、
二人の関係性は進展しない。
マッサージなど「よあそび」を毎話楽しみつつ、
付き合うわけでもない状況でセクシーなシーンだけは連発する。
変化球ではないベタベタな僧侶枠らしいラブコメを
久しぶりに味わっている印象だ。
僧侶枠といえば大人のキッザニアといわんばかりに
特殊な職業のキャラがでるのが定番だが、
この作品はモデルやカメラマン志望という要素はありつつも、
そんな職業を活かすようなシチュエーションはない。
なかなか関係性が進展しないまま、
主人公も「カメラマン」という夢を諦めたことを
ヒロインに言えないでいる。
幼い頃の夢を叶えた幼馴染と叶えていない主人公、
そのせいで子供の頃の「約束」も守れない
中盤から僧侶枠らしくない真面目なストーリーへと展開していく。
そうかと思えばヒロインの姉が主人公に手を出してくる（笑）
真面目かと思えばセクシーな展開につなげる、
さすがは僧侶枠だ。
夢
そんな事実を知られた主人公は幼馴染のおかげで
もう１度夢を目指すようになる。
モデルになった幼馴染をカメラマンになった主人公が撮影する、
そんな約束を守るために１度は挫折したものの、
再開した幼馴染のお陰でもう１度立ち上がる。
僧侶枠とは思えないほど真面目なラストではあるものの、
最後は告白して付き合って終わるという展開は
僧侶枠らしい展開だ。
さんざん手を出し、ヤりまくったあげくの果てに付き合う。
そんな僧侶枠のテンプレ的なストーリーを
まっすぐに描いているとも言える作品だった。
総評：いいな？絶対に帰ってくるなよ？いいな！？
全体的に見て1クール全８話で１話５分もないという
いつもの僧侶枠の尺ではあるものの、
そんな短い尺の中できちんと起承転結を描いており、
きちんとしたラブコメストーリーを展開している。
夢を諦め挫折した青年と、かつて将来の約束をし夢を叶えた幼馴染。
そんな二人が一時的な同居の中で互いの気持ちを探り、
確かめ合いつつ、最後は夢を再び目指し始める青年と
幼馴染が付き合うという展開はベタではあるもののすっきりとしたものがある。
そんな真面目なストーリーではあるものの僧侶枠だからこその
突飛な展開は流石だ。
シリアスなストーリーの最中なのにヒロインの姉がいきなりやってきて
主人公を「すっきり」させてくれたりする展開は
普通のアニメでは絶対にお目にかかれ無いものだ（笑）
主人公の勘違いではあるものの、序盤はとんでもない台詞も多く、
特に「俺の家は週に３日ラブホになる」というセリフの
インパクトは凄まじい。
オンエア版、通常版は決定的なシーンは当然カットされ、
有料のプレミアム会員でしか見れないといういつものパターンだが、
作画のクォリティもしっかりとしており、
セクシーでナイスボディなヒロインたちのあられもない姿は
きちんと拝むことができる。
僧侶枠らしいツッコミどころ、突飛な部分はありつつも、
1クール通して４０分にも満たないストーリーの中で
きちんと起承転結をつけつつ完結している。
僧侶枠のお手本のような作品だ。
僧侶枠好きならばたまらない部分はありつつも、
いつもよりもストーリーがまとまっているところは
この作品の魅力だ。
僧侶枠は作品数が増えるたびに
作画のクォリティもストーリーの完成度も年々上がっている印象だ。
来期の放送もすでに決まっており、次回作にも期待したいところだ。
個人的な感想：大正ロマン
来期はなんと「大正ロマン」だ（笑）
様々なジャンル、職業に手を出してきた僧侶枠ではあるものの、
基本的に現代か、異世界などのファンタジーが多かった。
そんな僧侶枠が大正時代の作品を手掛ける、
気にならないわけがない。
そんな来期の作品、
「大正偽りブラヰダル～身代わり花嫁と軍服の猛愛」は
タイトル通り、軍人要素もあるため、
大人のキッザニア要素も満たしている（笑）
妹の代わりに冷徹な軍人の身代わり花嫁となったヒロインが
いったいどうなってしまうのか、
来期の覇権間違い無しの僧侶枠作品に期待したいところだ。
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