夏の日差しを感じる今日このごろ、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
どうも、笠希々です。
アニメコラム記事を書くのも少し久しぶりなような気がしています。
というのも、去年の秋ごろから色々と所要に追われていまして、
4月には新居に引っ越したり、仕事を法人化したりと、
色々と事務手続きやらが重なりに重なり、
アニメを見る時間が削られることが多々ありました。
ようやく色々と6月になり終わることが多く、
一段落できそうな感じがあります。
2023年冬アニメもまだみていない作品が多くあるので、
ちょこちょことレビューしていきたいと思っております。
そんな忙しい中でもかかさずみていたアニメがあります。
それが今回のアニメコラムのテーマでもある
「僧侶枠」です(笑)
ちなみに僧侶枠ってなに?という方は以前書いたコラムがありますので
そちらをご参照ください。
- 総勢25作品の僧侶枠
- 25位:終電後、カプセルホテルで、上司に微熱伝わる夜。
- 24位:パパだって、したい
- 23位:大人にゃ恋の仕方がわからねぇ!
- 22位:25歳の女子高生
- 21位:王子の本命は悪役令嬢
- 20位:俺の指で乱れろ。〜閉店後二人きりのサロンで…〜
- 19位:じょしおちっ!〜2階から女の子が…降ってきた!?〜
- 18位:オオカミさんは食べられたい
- 17位:スカートの中はケダモノでした。
- 16位:3秒後、野獣。〜合コンで隅にいた彼は肉食でした
- 15位:お見合い相手は教え子、強気な、問題児。
- 14位:じみへんっ!!〜地味子を変えちゃう純異性交遊〜
- 13位:ハーレムきゃんぷっ!
- 12位:おーばーふろぉ
- 11位:洗い屋さん!〜俺とアイツが女湯で!?〜
- 10位:指先から本気の熱情-幼なじみは消防士-
- 9位:漣蒼士に純潔を捧ぐ
- 8位:森のくまさん、冬眠中。
- 7位:しょうたいむ!〜歌のお姉さんだってしたい〜
- 6位:XL上司
- 5位:僧侶と交わる色欲の夜に…
- 4位:甘い懲罰〜私は看守専用ペット
- 3位:黒ギャルになったから親友としてみた。
- 2位:魔王イブロギアに身を捧げよ
- 1位:巨人族の花嫁
- 出家する準備はOK?
総勢25作品の僧侶枠
今回は2022年春アニメである「漣蒼士に純潔を捧ぐ」で
めでたく僧侶枠のアニメが25作品放送されたことになりました。
(2期まで放送した作品はまとめて1つと換算)
名探偵コナンの映画が26年の時をかけて26作品上映してきたところ、
僧侶枠は6年とい短い月日でコナン映画に近づいています。
もしかしたら、そろそろ劇場版僧侶枠作品が現れても
おかしくありません。
公式で「木魚」を売るくらいですから、それくらいのことやりそうです。
私はもちろん、今まで僧侶枠を全作品みておりレビューしてきました。
僧侶枠とはなんなのか、まさに修行僧のごとく僧侶枠とともに
6年の月日を過ごした私目線で、
今回は僧侶枠の作品のTOP25、個人的なランキング付けをしたいと思います。
いつものように長い記事になりますので、
お時間のある時に読んでいただければ幸いです。
25位:終電後、カプセルホテルで、上司に微熱伝わる夜。
この作品は僧侶枠における「暗黒期」の作品です。
僧侶や看守といった作品が一部の界隈に受けたはいいものの、
それ以降にパンチのある作品が作れずに、
僧侶枠の欠点が目立っている、それが暗黒期の作品です。
終電後にカプセルホテルに泊まることになり、
しかも、上司と相部屋。
カプセルホテルで相部屋になるという意味不明な状況は面白いものの、
あとはいつもの惚れる惚れないヤルやらないの話でしかありません。
「カプセルホテル」という場所も1話くらいで、
2話は試着室、3話は車の後部座席と
狭い場所ですることが好きなカップルみたいな感じではあるのですが、
最終話では普通にベッドの上でやってます。
特徴的な要素もなく、面白さも内容も薄い。
僧侶枠の中で個人的に最下位の作品です。
24位:パパだって、したい
僧侶枠は基本的に女性がヒロインで男性を相手に
パコパコしたりシなかったりする作品が多いのですが、
この作品は僧侶枠初の「BL」作品でした。
ただ、この作品は僧侶枠の初期ということもあり
作画が明らかに低予算で描かれてしまっているせいもあり、
キャラクターデザインも「いかにも」というデザインです。
アゴが鋭利で突き刺さりそうな男と男、
シングルファーザーな男性と大学生が開始して数分で意識し合います。
恋愛感情というよりは「性欲」に負けて色々しているシーンが多く、
子供の前だからと抵抗するシングルファーザーに
大学生が色々とする、それ以上それ以下でもない作品です。
僧侶枠の暗黒期の中で「BL」という挑戦作だったものの、
作画やストーリーもぱっとせず、
僧侶枠らしい要素も薄い作品でした。
23位:大人にゃ恋の仕方がわからねぇ!
僧侶枠も6年の歴史があり、25作品もあります。
そのどれもこれもが名作というわけでもなく、
名探偵コナン映画シリーズと同様に迷走期、暗黒期というものが
私の中で存在します。
この作品はいわば迷走期の作品です。
1話自体はいつもの僧侶枠、男女が出会ってパコパコする。
僧侶枠としてはテンプレート的な内容でそこに新鮮味はありません。
僧侶枠は皆さん、当然御存知の通り「大人のキッザニア」と言われるほど、
多種多様な職業の男性キャラと恋に落ちる作品が多いのが特徴です。
この作品では「外資系」に勤めているという設定があります。
ただ、そのあたりのふわっと感が凄まじい作品でもありました。
外資系に実際に勤めている方でもない限りは、
なんとなく「海外の企業が日本にいる」くらいのイメージでしか無いでしょう。
この作品もそんなふわっとした印象で作られており、
「ときめきをサジェスト」「恋のソリュージョン」など
勘違い大学生みたいな横文字を混ぜた男性のセリフが鼻につきます。
ある意味それが面白さでもあるのですが、
それくらいしかこの作品の特徴がなく、
編に真面目に恋愛ストーリーを描いてしまっており、
僧侶枠らしい要素はありつつも僧侶枠らしいぶっ飛んだ部分がないという
中途半端な作品になってしまい、私の中の印象も僧侶枠の中でかなり薄い作品でした。
最下位にならなかったのは外資系男子の独特な台詞回しという
特徴があったからこそですが、
そこをもう少し活かしていれば…という印象の残る作品です
22位:25歳の女子高生
この作品は僧侶枠でいえば初期であり、
まだ僧侶枠自体の方向性も色々と定まっていない感じがある作品です。
不登校のいとこの代わりに25歳のヒロインが替え玉として高校に通うという
かなり無理のあるストーリー展開は僧侶枠らしい部分がありつつも、
キャラクターデザインのふるさや作画の悪さなども目立ちます。
替え玉となってJKとして学校に通うヒロインだが、
かつての同級生であるイケメン教師にはバレてしまい、
秘密を守る代わりに色々とヤる作品だ(苦笑)
無理矢理やられつつもヒロインがイケメン教師への
恋心を自覚していく展開は僧侶枠らしい部分がありつつも、
肝心の不登校のいとこの問題は何も解決しておらず、
あまり面白みも感じにくい作品でした。
21位:王子の本命は悪役令嬢
最近はTVアニメではいわゆる「なろう系」のアニメが流行していて、
そんな「なろう系」の中での1つのジャンルとして悪役令嬢ものというのが存在します。
そんな「悪役令嬢もの」を僧侶枠でやったらどうなるか?というのがこの作品。
過労死した主人公はなぜか自分がやっていた乙女ゲームの世界の
悪役令嬢に転生してしまっているものの、
なぜゲームの世界に転生してしまったのかなどは謎のままという
色々と設定の浅さは目立つ作品でした。
自分が王子様に選ばれると推しである「王子様」が
バッドエンドになってしまうがゆえに、
推しに嫌われるために推しを誘惑したりするものの、
結局襲われてしまい、王子との仲が深まっていく。
展開自体は悪くないものの、全8話という僧侶枠の尺の短さが
仇となり、何もかも中途半端なところで物語が終わってしまっていて、
作品全体が中途半端に終ってしまっていた作品でした。
僧侶枠版悪役令嬢というのは面白そうではあるのですが、
流石に尺が短すぎた作品と言えるかもしれません。
20位:俺の指で乱れろ。〜閉店後二人きりのサロンで…〜
この作品は物凄く僧侶枠らしい作品と言えます。
タイトルからも何となく分かる通り「美容師」という職業が出てきます。
男性キャラはカリスマ美容師で職権乱用でお店で
セクシーなことを当然のようにします(笑)
僧侶枠ではお約束となっている当て馬男性キャラも出てきて
ヒロインが恋に迷ったりとするというお約束展開もありつつも、
結局はカリスマ美容師の神テクニックに堕ちる作品です。
そういった意味でも清々しいほどの僧侶枠アニメですが、
ヒロインのサイコパスさがかなり気になってしまいます。
彼女はカリスマ美容師と子供の頃にあっており、
カリスマ美容師は子供の頃太っており天パで
メガネという陰キャの極みのような子供であり、
そんな泣いている子供を見てヒロインは勝手に子供の髪の毛を切ります。
シザーハンズもびっくりなヒロインというぶっ飛んだ設定が
妙に印象に残る作品でした。
19位:じょしおちっ!〜2階から女の子が…降ってきた!?〜
僧侶枠は基本的にキャラクターデザインに特徴のない作品が多いのですが、
この作品はあの「うるし原智志」さんがキャラデザを手掛けています。
驚くほど可愛らしいヒロインたち、肉感的なボディ、
そして「髪」の描写はTHE「うるし原智志」という印象を受けます。
ただストーリーは色々とおバカです。
主人公はボロアパートの1階に住んでおり、
そんなボロアパートの2階に住むヒロインがドタバタしたことで
2階の床に穴が空き落ちてきて、
主人公とヒロインの男女の部分が偶然「合体」してしまう。
マジンガーZもびっくりな合体シーンです(笑)
そういった強引すぎるセクシーシーンが多い作品であり、
ハーレム系ラブコメになりながらヒロインの可愛さを楽しむことはできるのですが、
主人公のクズさ加減もあいまって素直に笑いづらい部分もありました。
方向性は間違っていないが惜しい。
僧侶枠の暗黒期らしい作品でした。
18位:オオカミさんは食べられたい
僧侶枠は基本的に通常のTVアニメと違って3話か4話ほど少ない
全8話構成の作品が多いのも特徴的なのですが、
この作品はかなり変則的に「3話」しかない作品でした。
1話3分ほどで全3話、10分で見れるアニメです(苦笑)
この作品はクールな感じのJKが体育教師に恋をするものの、
先生は生徒には手を出せない。
それゆえに生徒であるJKが先生を誘惑し、ありとあらゆる手を使って
先生に食べられようとする。
設定自体は面白くキャラクターデザインもよく作画も良い。
しかしながら、僧侶枠特有のぶっ飛んだ部分が薄く、
普通に1クールくらいのアニメでもやれそうなセクシーなラブコメでした。
尺が短いがゆえに僧侶枠といえども無難に作ることしかできず、
色々と中途半端な作品にしがっている印象です。
10分で見れるアニメという手軽さはあるものの、
10分後には見た内容もうっすら忘れそうなほどの薄さがある作品でした。
17位:スカートの中はケダモノでした。
この作品は僧侶枠としては2作品目の作品でしたが、
色々な意味でやばい作品でした。
セクシーシーンの多さもさることながら、
モテまくる大学生がファンから逃げるために女装しており、
自分の内面を見てもらいたい!と思い、
街コンに女装したまま参加します。
もうこの時点で意味不明です(苦笑)
見た目がきれいなお姉さん!と女装男子を女性と勘違いし、
安心しきって一緒に飲みに行ったヒロインは
案の定、女装男子に襲われ、流されるまま、彼に惚れていきます。
色々と突っ込みどころが多く
「犯罪では…?」と思うような要素も多いものの、
ヒロインの可愛さがあるからこそ見れる部分もある作品でした。
16位:3秒後、野獣。〜合コンで隅にいた彼は肉食でした
この作品の放送自体は2022年と最近の僧侶枠作品なのですが、
作品全体に漂うのは初期の僧侶枠っぽさでした。
ある意味で原点回帰と言えなくもないのですが、
欠点のほうが悪目立ちしてしまっていました。
ヒロインは合コンで草食男子をゲットしようとしていたものの、
狙った男子は実は肉食系で送り狼されてしまう。
僧侶枠らしいわかりやすい作品ではあるものの、
作品全体としての新鮮さもありません。
大人のキッザニアとしての要素も薄く、
なぜか作品全体でダンス要素を押し出しており、
作画のクォリティは高いのにダンスバトルシーンがあったりと
色々とカオスな作品でした。
僧侶枠らしいといえばらしい面白さはあるものの、
最近の僧侶枠アニメとしてはいまいちパンチが足りない。
そんな印象を受ける作品でした。
15位:お見合い相手は教え子、強気な、問題児。
この作品はわりと初期の僧侶枠作品であり、
初期だからこそ色々と方向性も定まっていません。
内容的にもタイトル通り、お見合い相手は教え子だったという
わかりやすい状況から始まりつつ、
丁寧にヒロインと教え子の恋愛事情も描きつつ、
そこに教え子の兄が絡んできて…というわかりやすいストーリーではあるものの、
わりときちんと物語が積み重ねられています。
良い意味輪も悪い意味でも真面目な僧侶枠という印象が強く、
強烈なインパクトの残る僧侶枠作品の中では
なんとも微妙な印象の残る作品でした。
14位:じみへんっ!!〜地味子を変えちゃう純異性交遊〜
この作品、とんでもないセリフから始まります。
「行橋って処女だと思うか?」
普通のアニメでは絶対に聞けないセリフでしょう(笑)
ヒロインが男性経験があるかどうかと議論する
男性社員同士の会話から始まるのがこの作品です。
内容的にはタイトル通り、地味な見た目な女性が
実はメガネを外しておしゃれをすれば素敵な女性だったという
わかり易い内容です。
しかし、そんな内容とは裏腹に男が最低です。
ヒロインはもうなんでも受け入れてくれるのも原因です。
彼が襲いかかってくれば喜んで受け入れ、
逆に襲いかかってくれなければ落ち込んでしまう。
別れ話が持ち上がると彼はこんな事を言ってきます。
「最後に俺の好きなように抱かせてよ」
草も生えないとはこの事でしょう(苦笑)
ある意味で僧侶枠らしい作品ではあるものの、
色々とぶっ飛びすぎたセリフが色々な意味で印象に残る作品でした。
13位:ハーレムきゃんぷっ!
この作品、タイトルロゴに突っ込まざる得ない作品でした。
見ていただくとわかりやすいのですが、露骨に
「ゆるキャン△」を意識しています(笑)
タイトルロゴだけならまだしも内容もゆるキャン△を
パロディどころかパクっていると言いたくなるほどの
オマージュシーンだらけで構成されており、
そのあたりの面白さはありつつも、僧侶枠らしい展開が待ち受けている。
ひとりキャンプを楽しむおじさんと、4人の女子キャンパー。
彼女らと出会い、何もおこらないわけもなく…(苦笑)
僧侶枠らしい大人のキッザニア的な要素はありませんが、
僧侶枠らしい倫理観の崩壊したキャラたちによる
ハーレムラブコメとゆるキャンパロディは記憶に残る面白さがありました
当たり前のように先生を誘惑するJKと、
当たり前のようにJKに手を出す先生。
僧侶枠だからこその倫理観をぜひお楽しみいただきたい。
12位:おーばーふろぉ
血の繋がらない二人の妹と主人公、
血は繋がっていないものの妹だから手を出さない。
そんな倫理観は僧侶枠には存在しません(笑)
主人公は妹を怒らせたり、悪いことをしてしまったりすると
一応は「悪かった」という罪悪感を感じるのですが、
それと同時に彼は「ムラムラ」してるからと血の繋がらない妹を
当然のように襲います。
罪悪感と性欲、同じシーンで主人公が同時に全く別方向のことを
頭の中で考えており、こいつは頭と下半身、2つに
脳みそがあるのか?という僧侶枠らしい主人公です(笑)
基本的には性欲の限りを尽くしており、
ツッコミどころが多く、そのツッコミどころを
突っ込みながら楽しめる。
僧侶枠らしい作品でした
11位:洗い屋さん!〜俺とアイツが女湯で!?〜
この作品は僧侶枠の暗黒期を抜け出した作品でもありました。
この作品を境に明らかに作画の予算がふえており、
初期や暗黒期のようなガタガタな作画が圧倒的に減り、
シンプルにアニメとしてのクォリティが上がっています。
ストーリー自体もかなりラブコメらしいラブコメになっており、
そのあたりは僧侶枠らしさはないとも言えるのですが、
ストーリーは真面目なラブコメをシつつも、
主人公が「三助」という絶滅危惧種の仕事をしています(笑)
祖父のかわりに「三助」の仕事をするハメになった主人公が
戸惑いつつも同級生の女の子にも痩身マッサージをしたり…という
大人のキッザニアな僧侶枠でもかなり特殊な職業を見れるのは
ある種レアなのかもしれません。
規制の多さはあるものの、
そんな規制の多さが気にならなくなってきたのが
この作品あたりからでした。
10位:指先から本気の熱情-幼なじみは消防士-
まさかの2期まで続いた本作品。
消防士という僧侶枠らしい大人のキッザニア的要素があり、
そんな消防士にふさわしく男性はムッキムキ(笑)
そんな消防士な幼馴染を持つヒロインはある日、火事で
部屋が燃えてしまい、幼馴染に助けられ、
なおかつ彼のもとで同棲することになるという
やや強引なストーリーは僧侶枠らしさ全開です。
ただ消防士らしい要素は序盤くらいで、
あとはいつもの僧侶枠らしい展開が続いた印象です。
しかしながら2期まで話が続いたことで物語と
キャラクターに深みが生まれました。
2期では元カレが登場し、元カレと何が合ったのか、
消防士な彼がヒロインを好きになる過程もきちんと描かれることで
物語の面白さが生まれ、2期まで続いたことで
昼ドラ的な面白さを感じることができます。
2期まで見終わると妙な満足感すら感じることができ、
色々な僧侶枠の2期をみてみたいと思わせてくれる作品でした。
9位:漣蒼士に純潔を捧ぐ
この作品は2023年6月現在、最新作の僧侶枠作品です。
最新作だからこそ最先端の要素を見せてくれる作品かもしれません(笑)
ヒロインは内気な感じで男性経験もない。
そんな彼女が自分を変えるために髪をピンクに染めて、
一人で海外旅行に行く。
この時点で色々と突っ込みどころがあるのですが、
海外で出会ったヤクザに婚約者のふりを頼まれて快諾し、
自分を賭けの対象にされて、ヤクザとワンナイトを過ごしてやり捨てする。
この怒涛の展開を1話と2話で描いています(笑)
とんでもないスピード感で物語が展開していくさまは
ジェットコースターにのってるかのような感覚です。
8位:森のくまさん、冬眠中。
僧侶枠の中で数少ないBL作品のうちの1つです。
BLは反対とも言える百合とは違って
なかなかアニメ化されることの少ないジャンルであり、
そういう意味でも僧侶枠は貴重なBL枠ともいえるかもしれません。
この作品はいわゆる擬人化作品でもあり、
クマが子犬を拾い、育て上げます。
クマと子犬、本来は相容れぬはずの2匹の不思議な共同生活、
擬人化しているとはいえ種族としての本能が彼らにはあります。
クマは冬眠をし、犬には発情期がある(笑)
冬眠から目覚めるのを待ち続ける犬と、
発情期を受け止めるクマ。
二人の種族が違うからこその恋愛模様が丁寧に描かれており、
サブキャラクターたちにまで愛着を持てる作品です。
ただBL作品らしく「乳首」を押し出している作品ではあります(笑)
7位:しょうたいむ!〜歌のお姉さんだってしたい〜
2期まで制作された本作品。
シングルファーザーと歌のお姉さんが偶然出会い恋愛に発展する。
大人のキッザニア的な要素は普通は男性キャラなのが僧侶枠ですが、
今作はヒロインがその役目を担っています。
歌のおねえさんだからこその悩みや恋愛事情が
非常に丁寧に描かれており、
シンプルに可愛らしヒロインであり、
ご都合主義感や偶然な要素が多いのは気になるところではありますが、
作品として非常にまとまっています。
僧侶枠らしからぬ真面目さと、キャラクターデザインの秀逸さが
印象に残る作品でした。
6位:XL上司
ちなみにですが僧侶枠にはきちんと主題歌があります。
多くの主題歌はあまり印象に残らないのですが、
この作品の主題歌はタイトルにも含まれる「XL」を連呼しており、
それが妙に印象に残る作品です。
この作品における「XL」は服のサイズではありません、
避妊具です(笑)
ヒロインはとある事情で避妊具のレビューをしないといけないのですが、
そこに現れるのが態度も飲みっぷりも股間のサイズもXLな上司です。
もうこの4行程の説明では意味がわからないかもしれませんが、
作品の内容に嘘偽りはございません。
最終的にはXLな股間に話しかけるXL上司という
もうシュールすぎて意味不明なシーンも出てきて、
強烈に印象に残る作品でした。
なお本作品の主題歌はカラオケにも採用されているので、
みなさん、ぜひ歌いましょう。
5位:僧侶と交わる色欲の夜に…
僧侶枠がなぜ僧侶と呼ばれるのか、その原点にして聖典ともいうべき作品です。
ヒロインは同窓会に参加するのですが、当時気になっていた同級生が
ツルッパゲになっており、実家のあとを継ぐために僧侶になることをしり
ショックを受けます。
僧侶も僧侶で生臭坊主であり、僧侶でも性欲はあると彼女を襲う。
色々とぶっ飛んだ作品であり、
展開の唐突さやライバルである家出した弟が出てくる展開、
どこでもかしこでもヤりまくるシーンの連続と、
「僧侶枠」の印象を強烈に視聴者に植え付け、
謎の規制シーンであるTERA劇場のシュールさも相まって僧侶枠という言葉が生まれました。
当時はなんだこの作品という感じだったのですが、
先日見返したところ、僧侶枠が6年も続いたからこそ、
この最初の作品にも価値がうまれ、見方が変わる部分もありました。
6年前に1度見たけどという、そこのあなた。
ぜひ6年ぶりにこの作品を見返してみてください。
そこにはあの当時は感じなかった面白さがあるかもしれません
4位:甘い懲罰〜私は看守専用ペット
僧侶枠3作品目のこの作品も強烈な印象を与える作品でした。
僧侶と交わる色欲の夜に…と甘い懲罰があったからこそ、
今もなお僧侶枠が続いてると言っても過言ではありません。
この作品は無実の罪で逮捕され収監されたヒロインと
看守による物語です。
なお、この刑務所はなぜか男女混合であり、囚人服も
男女ともに胸が開いているという意味不明な仕様です。
冤罪ではあるものの、1年経てば刑務所から出ることができるのに
ヒロインが脱走を図り、看守が無表情で追いかけてくるシーンは
この作品の象徴であり、1度見るとしばらく夢に出ます(笑)
ヒャッハー!な囚人たちや看守の過去、ヒロインの罪の行方など、
色々と物語が気になるところで終わっており、
ぜひ2期をやってほしい作品でもあります。
3位:黒ギャルになったから親友としてみた。
この作品は僧侶枠初の「TS」要素を扱った作品でした。
怪しげな女性に薬を飲まされた主人公は女になってしまう。
そんな中で彼は女性の体に慣れておらず、自覚もしきれていない。
そんな彼、いや彼女だからこそナンパされたりと
危ない目に合うことも多い中で「親友」がその度に助けてくれます。
薬の効果は不安定であり、女性になったり男性になったりと
繰り返しながら物語が進んでいく中で、
主人公も親友も自身の中にある感情に戸惑います。
TSであり、BLでもある。
「恋愛対象になりうる存在を認識した際に分泌されるフェロモン」によって
男性になったり女性になったりしてしまう体になった主人公が、
最初は女性に対して興奮してた主人公が徐々に親友に、
「男」に興奮するようになっていきます(笑)
友情とはなんなのか、恋愛事情とはなんなのか。
もしかしたら「恋愛において性別なんて関係ないかもしれない」という
テーマを含んでるんだか含んでないんだかよくわからない作品ではありますが、
非常に深いテーマを扱いつつ僧侶枠らしいセクシーな展開が
合体した奇跡的な作品でした。
2位:魔王イブロギアに身を捧げよ
この作品もBL要素のある作品でした。
更にそこになろう的な異世界転生要素も入っています。
現世で社会のはぐれものだった主人公、
彼はやくざ者であり「銃」で殺される。
この丁寧な導入からゲームの世界のキャラに転生してしまいます。
困惑しつつも彼は大好きなキャラクターである
子供時代の「魔王イブロギア」と出会うところから物語が始まります。
彼が魔王になったのは強すぎる魔力があるがゆえに
幼いころから迫害され愛を知らなかったことが原因であり、
そんな事情を知ってるからこそ彼は求婚します(笑)
愛をしらない子どもな魔王に、愛を教える大人。
ショタな魔王とイケイケな暗殺者。
このBLとして素晴らしい構図で描かれているからこそ、
シンプルに二人の関係と物語が気になります。
この作品は「愛とはなにか」を模索しています。
愛を知らずに育った魔王、社会からはみ出して生きてきた暗殺者、
魔王に生贄に捧げられる村の娘。
「愛」を知らない魔王に愛とはなにかと訴えかけるように
この作品は「愛」を描いている作品でした。
ストーリー的に中途半端なところで終わりますが、
続編を期待している作品の1つです。
1位:巨人族の花嫁
生えある第一位は衝撃的な作品でした。
バスケ部のキャプテンで身長も高い主人公が異世界転移してしまいます、
するとそこには「巨人族」の王子がおり、
彼の花嫁にされてしまいます。
わけがわからないと思ったそこのあなた、
私も分けがわかりませんでした(笑)
しかし、巨人族が語りかけます。
「巨人の私と人のお前、種族すら違うのに性別すら些細なことだ」
何が些細なことかはわかりませんが、そういうことです。
巨人族の王子は神の啓示によりこの世界のものと結ばれることが出来ません。
しかし異世界人ならOKという謎ルールにより主人公は召喚され、
主人公は脱がされて下半身素っ裸で泣きわめくものの、
彼は優しくしてくれます。
勝手に召喚しておいてというツッコミはさておいて、
巨人族の王子が主人公を大好きな感じが伝わってくるシーンが多く、
意外とかわいい性格をしてるなと思ってしまうような
不思議な魅力があるキャラクターであり、やり手です。
相手の趣味や話をしっかりと聞き、ボディタッチをし、キスをする。
巨人族の世界だからこそバスケ部のキャプテンの主人公では小さい人扱いで、
そんな巨人族に囲まれてる中でそっと彼を守るように身を寄せ肩を抱きしめる。
「花嫁」として扱われるうちに主人公もときめいてしまいます。
色々とぶっ飛んだ設定ではありますが、
そんな設定とは裏腹に丁寧なストーリー展開と
キャラ描写のおかげで、二人の行方が気になって仕方なくなってしまう作品でした。
出家する準備はOK?
今回は6年の歴史、総勢25作品を振り返りました。
こうやって振り返ってみると記憶に残ってる作品も多く、
問題のある作品も数多くありますが、そういった作品もまた
「僧侶枠らしい」と評価できてしまうのが僧侶枠という
枠組みの中の作品の面白さでもあります。
BLといった普通のTVアニメ枠ではアニメ化しづらいジャンルも
多く扱っており、セクシーシーンなどは昨今、
普通のTVアニメでも手を出しにくくなっていますが、
そんな世間の風潮など気にせずにやりまくっている僧侶枠は
貴重な枠なのかもしれません。
1話3分ほど、全部見ても30分か40分くらいで見終わる。
サクッと見れてしまうのも僧侶枠の魅力です。
タイパが求められる時代であり、様々なコンテンツに溢れ
視聴時間が足りない!とお嘆きのひとも多いことでしょう。
そんな時間の隙間に見られる僧侶枠は現代的なのかもしれません。
通常のTVアニメでは絶対に味わえない面白さ、
ありえないセリフ、早すぎる展開の数々、
色々な要素が組み合って僧侶枠の作品たちは独特の面白さを生み出しています。
セクシーなアニメだから、タイトルからなんか面白くなさそうだから。
色々な理由で僧侶枠を敬遠してる方もいるかもしれませんが、
この機会にぜひ、気になった作品をご覧いただければと思います。
基本的に僧侶枠は全話YouTubeで公式配信しています(笑)
周囲の目を気にしなければいつでもどこでも見れるのも僧侶枠の良さです。
あなたもぜひ、この機会に僧侶枠の沼にハマってみてください。
いつでも僧侶枠はあなたの出家を待ち望んでいます。
長々とお読みいただき、ありがとうございました。
この作品をどう思いましたか?あなたのご感想をお聞かせください