評価 ★★★☆☆(51点) 全12話
あらすじ 文也は、唯一『アタファミ』で尊敬している日本2位をキープし続ける「NO NAME」と初対戦の後オフ会に誘われ、リアルで一対一で初めて会うことになる。引用- Wikipedia
人生はクソゲー?神ゲー?
原作はライトノベルな本作品。
監督は柳伸亮、制作はproject No.9
陰キャゲーマー
画像引用元:弱キャラ友崎くん 1話より
©屋久ユウキ・小学館/「弱キャラ友崎くん」製作委員会
1話冒頭から雰囲気は暗い。
主人公はいわゆる「ゲーマー」だ。だが、それ以外に彼に誇るものない。
ゲームでは勝てる、だが、現実ではリア充には勝てない。
クラスの人気者に格ゲーで勝つことは出来ても、
それが何かの役に立つわけでもない。
主人公の独白は引き込まれるなにかがあり「陰キャ」な彼の雰囲気は
見えない負のオーラをまとっている。
「人生は神ゲー、俺から言わせればそんなの嘘だ。
顔は体格や年齢で差別され悪いように取られたり、
理不尽なルールばかりがまかり通っている、例えば俺がいい例だ」
1話冒頭の「ラノベ原作アニメ」らしい主人公のモノローグ、
涼宮ハルヒの憂鬱のキョンから続く、モノローグは
リアルという名の人生に、現実を、彼は斜に構えてみている。
人生はクソゲーだ。
ゲームが強い彼だからこそ彼は断言する。
原作は2016年の作品であり、アニメ自体は2021年の作品だが、
この作品のスピリッツ、精神性は「2000年代」のあの頃のラノベアニメだ。
懐かしい雰囲気すら感じる1話冒頭に思わず、ニヤついてしまう。
NONAME
画像引用元:弱キャラ友崎くん 1話より
©屋久ユウキ・小学館/「弱キャラ友崎くん」製作委員会
そんな主人公がオンライン格闘ゲームの相手とオフ会をすることになる。
オフ会の相手は「同じクラスのマドンナ」であり、
クラスの誰もが彼女に憧れるような絶対的な美少女、
誰にでも気さくで明るい、そんな彼女がゲーマーであり、
なおかつ猫をかぶっていたことが発覚する。
彼女は容赦がない。いくら主人公に猫をかぶっていない状態を
見られたからと言って何の遠慮もない。
主人公の生き様、服装、髪型、ありとあらゆる部分を罵倒する。
そんな罵倒に対し、彼は怒りをぶつける。
自分は弱キャラであり、ヒロインは強キャラであり人生はクソゲーだと。
しかし、ヒロインも負けていない。
「負けたのをゲームのせいにするなんて恥ずかしくないの?
努力も反省もしないなんて、ゲーマーの風上にもおけない」
陰キャとリア充のぶつかり合いだ。
そんなぶつかり合いの末に彼女は彼に教える。
どうすれば「リア充」になれるのかを。
彼女自身が努力して「リア充」になったからこそ、
努力をしない主人公が許せない、
ゲームの中では主人公は強者なのにリアル、人生というゲームを
諦めている彼に苛立ってしまう。
主人公もヒロインもどちらも極端なキャラクターであり、
言葉もかなりきつい。だが「遠慮がない」セリフの応酬だからこそ
主人公の心が動かされる。陰キャが人生というゲームに本気で向き合う。
How to
画像引用元:弱キャラ友崎くん 2話より
©屋久ユウキ・小学館/「弱キャラ友崎くん」製作委員会
序盤からかなり丁寧だ。分かりやすいと言ってもいい。
リア充になるためにはまず「表情筋」を鍛えるということ、
シンプルだが重要だ。表情が暗いのはまさに陰キャだ(笑)
姿勢を鍛えたりと「How to」本のように丁寧にヒロインが解説する
ややヒロインの価値観が絶対的に描写されている部分はあるものの、
ゲーマーである彼に合わせて日々の目標、デイリークエスト的なものを
設定し、それを細かく達成させていく、
いわゆる「成功体験」だ。
クラスの女子に3人に話しかける、シンプルではあるが
陰キャな彼には本来は難しいことだ。
だが、どういう会話をすればいいのか、きっかけをヒロインが教えることで
自然な会話へと繋がる。
それが主人公自身の成功体験へと代わり自信へとつながる。
ヒロインが設定する目標もわかりやすく現実的だ。
話しかける女子3人もヒロインから見て「話しかけやすい」子であり、
言い方は悪いが倒しやすいモンスターのようなものだ。
些細なきっかけから笑顔が溢れる自然な会話へつながる。
だが、そんな成功体験が描かれつつリア充の世界は厳しい。
主人公にゲームで負けたリア充男子は主人公に対しての態度がきつく、
主人公のリア充への道筋をちょこちょこと邪魔してくる。
主人公にとってのお邪魔キャラ、障害だ。
そんな障害があってもうまくヒロインがカバーすることで場が収まり、
主人公が自然とクラスに馴染み、多くの人と関われるようになってくる。
物語としてのご都合主義、うまくいきすぎている感はややあるものの、
陰キャな主人公を陽キャにするための物語を1つずつ積み重ねて描くことで
物語の展開に納得できるようになっている。
主人公がゲーマーだからこそ、ゲームに例えて人との交流の仕方を
ヒロインが解説することで、主人公がそれを攻略していく。
「会話」の始め方、そして広げ方、人との会話の成り立ちなどを
こういった本来は普通の人ならば知っているが陰キャコミュ障には
知らないコミュニケーションのやり方を丁寧に描いている。
ただ、本当にその手の解説書やハウトゥー本をコピペしたような
セリフも多く、なんらかの本を参考にしたんだろうなというのは
透けて見える部分であり、それがヒロインの考え方として
押し付けがましい部分があり、この点はかなり好みが分かれるところだろう
特に「会話を録音しておく」などはややドン引きする部分だ。
弱キャラか?
画像引用元:弱キャラ友崎くん 4話より
©屋久ユウキ・小学館/「弱キャラ友崎くん」製作委員会
主人公に対して女性キャラの好感度がはじめから少し高いことや、
色々と突っ込みどころのあるヒロインの指示はありつつも、
主人公は徐々に陰キャを脱出していく。
ただ、思った以上に彼の基本的なスペックが高い部分があり、
1話で自らを「弱キャラ」であると宣言しているものの、
少し努力し改善するだけでだいぶ変わっており、
元々のスペックが少なからず高かった部分はあるのでは?と感じてしまう。
しかし、そんな彼はヒロインに色々と言われるものの
女性に対して誠実であろうという部分は好感が持てる部分だ。
ヒロインもやや狂気じみた部分がある。
ICレコーダーで会話を録音していたり、
日頃の会話の練習を予めしていたりと、
「リア充」になるための努力を彼女なりにしているのは分かるが、
度が過ぎている部分があり怖さすら感じてしまう。
そういった部分はあるものの、序盤のある種の山場といえる4話で
彼の成長が見える。自分の気持ちを素直に口に出しやすい彼が、
まっすぐに自分の思いをぶつけることで、
ヒロインに指示されたわけではなく、
陽キャな男子との友情が生まれる。
一歩踏み出す。その一歩から生まれた変化が4話までで描かれている。
非ハーレム
画像引用元:弱キャラ友崎くん 3話より
©屋久ユウキ・小学館/「弱キャラ友崎くん」製作委員会
この作品は決してハーレム作品ではない。
ヒロインは主人公をリア充にするために行動しているが、
現時点でそれは「恋愛感情」ではない。
そんなヒロインに言われて色々な女の子と話したり、
何かに誘ったりすることは多いが、その女の子たちは別に
主人公に対して恋愛感情を抱いているわけでもない。
主人公自身もそういった感情を抱いている素振りも見せておらず、
女性キャラクターは多いもののハーレムにはならない。
唯一「菊池 風香」は主人公への好意を少なからず見せているものの、
主人公自体はそれを受け入れようとはしておらず、
現段階、少なくとも1クールのストーリーの中で
主人公とヒロインの間にそういった関係性が生まれていない。
そういった関係性が生まれないからこその良さもあるものの、
やや盛り上がりに欠ける部分が多く、
淡々とHow to リア充本の内容を進めているような印象だ。
主人公も真面目かつ前向きであり、1話以降はうじうじと悩まない。
スムーズに行き過ぎてる部分が盛り上がりにつながっていない。
魅力的なヒロインは多いがもう一歩踏み込み、
掘り下げられるような展開が少ないため、
もったいなさすら感じてしまう。
人生というゲームはクソゲーなのか神ゲーなのか。
1話で提示された作品のお題とも言うべき部分に悩まず、
序盤をすぎた時点でそこそこのゲームくらいの認識になっており、
色々ともう一歩足りない感じが否めない。
もともと主人公は陰キャと自覚していたが、
ちょっとの改造でかなりマシになっている。
そういった部分も気になる点だ。
あまり陰キャにしすぎると、本当の陰キャにしてしまうと
改善できないというのもあるかもしれないが(笑)
ビジネス書…?
画像引用元:弱キャラ友崎くん 5話より
©屋久ユウキ・小学館/「弱キャラ友崎くん」製作委員会
中盤くらいになると序盤とは違い
「リア充指南」というよりは「ビジネス指南」のような物が多い。
自らの提案を通すにはどうすればいいのか?など
リア充というよりはビジネスマンの仕事のやり方であり、
序盤ほどのリア充指南要素がなくなってしまう。
自分の提案を通すために相手の思考を誘導し、
ときには虚を交えることで、提案を通す。
極論をいえば聞こえの良い言葉で騙せばいい。
正しさよりもみんなを納得させた提案のほうがいい。
この指南はリア充指南とはいえず、ビジネスのやり方だ。
How to的な自己啓発本からビジネス本になることで
この作品の面白さが徐々に失われていくような感覚だ。
ヒロインの主人公への指南の難易度が一気に上がりすぎており、
方向性も変わっていってしまう。
悪い部分ばかりではない。
主人公の意識が人生はクソゲーという認識から
良ゲーという認識に変わることで人生でも「強キャラ」を目指す、
そのためにいつか強キャラであるヒロインを倒すことを目標にする。
早い段階で話の方向性がやや変わる。
考え方の違い
画像引用元:弱キャラ友崎くん 1話より
©屋久ユウキ・小学館/「弱キャラ友崎くん」製作委員会
中盤をすぎると主人公への指南そっちのけで
他のヒロインたちの掘り下げとエピソードが描かれる。
いわゆる「青春」をしている若い彼女たちの物語は若く青い。
1番を目指しているのに1番になれず、勝てないことへのジレンマ。
そんなジレンマから生まれる迷いと決断。
1番になれないのは「日南 葵」のせいだ。
頑張っても頑張っても彼女に勝てない。
頑張り続ける自分に「七海 みなみ」は疲れてしまう。
主人公は「1位」というものにこだわりはない。
ゲームは強いものの彼は自分との戦いをしている。他者との戦いではない。
それゆえにこれまで陰キャで他者の関わりを拒んでいた。
一方で「日南 葵」にとって「1位」はこだわるべきものだ。
1位でなければ意味がない、1位に対して執着心があり、
1位以外は無駄とすら思っている。
そんな二人の考え方の違いが「七海 みなみ」のエピソードを
通して描かれる。弱キャラだと思っていた主人公だからこそ、
敗北感と嫉妬に包まれる「七海 みなみ」の心情が理解できる。
最も主人公が居なくても「七海 みなみ」の問題は
解決されたかもしれないが、
それぞれのキャラの「処世術」のようなものも描きたいのだろう。
恋愛ではなく生き方、考え方を描くことでキャラの掘り下げをしている。
舞台は整った
画像引用元:弱キャラ友崎くん 10話より
©屋久ユウキ・小学館/「弱キャラ友崎くん」製作委員会
リア充=強キャラと渡り合うすべを手に入れた主人公が、
そんなリア充たちと自分の考え方の違いを知ることで、
改めてリア充や人生という名のゲームについて考えている。
ヒロインのリア充指南、彼女が思う主人公のリア充像が
必ずしも主人公にとって好ましいものではなくなってくる。
本当に彼女の指南は正しいのか?これでいいのか?
彼が真面目かつ誠実だからこそ、ヒロインの押し付けがましい考え方に、
抗おうとし始める。
ヒロインの指南は一人の人間ですら「攻略」という言葉を違い
まるでゲームのように例える。
最初は主人公にとってそれがわかりやすかった。
しかし、主人公が成長し考え方が変わり始めたからこそ、
一人の人間をゲームのように「攻略」することへの疑問も生じる。
自分への好意を持っている女の子はいる。
だが、ヒロインから指示されたから「付き合おう」としていいのか。
彼に思いを寄せる「菊池 風香」も彼がリア充になりそうだから
好意を抱いたわけではない。
むしろ「陰キャ」なほうが彼女とは合っている。
変わらなくても自分を認めてくれる存在と
ヒロインに言われて変わろうとしている自分。
どちらが正しいのか。
自分の意志で
画像引用元:弱キャラ友崎くん 11話より
©屋久ユウキ・小学館/「弱キャラ友崎くん」製作委員会
11話、主人公はヒロインの指示をあえて無視する。
用意した会話で喋るのではなく、自然に、ありのままの自分で
「菊池 風香」という女の子と話す。
誠実に、真面目に、それが主人公の魅力でもある。
ヒロインからは「花火大会で告白する」という指示を受けていた。
だが、彼はそれに従わなかった。
11話まである意味でヒロインの操り人形状態だった主人公の糸が切れる。
いろいろな対策、攻略法を彼女から教わってきて
それに従いうまくいくこともあった。
だが、人生はゲームではない。人生に攻略法はない。
「菊池 風香」はゲームのキャラクターではない。
そのことに彼自身は気づく。
しかし、そんな主人公の気づきや変化に対しヒロインは否定する。
彼女は思うがままやりたいがままやる人生は間違いだと思う。
それが彼女の生き方、処世術だ。そうしてきたからこそ、
自分自身が育て上げたとも言える主人公の犯行を受け入れることができない
頑なとも極端とも言えるヒロインの考え方、
彼女はなぜここまで1位にこだわり、こんな生き方をしているのか。
そんな彼女と主人公はどう接し、どう変わるのか。
11話にしてこの作品は山場を迎える。
立ち位置
画像引用元:弱キャラ友崎くん 12話より
©屋久ユウキ・小学館/「弱キャラ友崎くん」製作委員会
最終話、主人公はそれまで培ってきたもの、
ヒロインから教わったものをすべて放棄する。
洋服も髪型も会話の仕方も表情も、まるでヒロインの考えを
否定するかのように、あえてすべて放棄している。
1度、1話の自分に戻る。戻ったからこそ分かることもある。
この先、自分は努力しスキルを磨いてリア充を目指せばいいのか、
それとも努力せず自然に自分らしくいればいいのか。
やや極端とも言える考えではあるものの、この作品は1話から極端だ。
「菊池 風香」に対し彼は誠実に全てを話す。
これまで自分が彼女とどうせっして、どうしてこうなっているのか。
彼女にぶつけることで、彼女に答えを求める。
彼女の答えは完璧だ。
ありのままの主人公も、成長した主人公も彼女は両方認めてくれる。
彼女の背中を押されたからこそ答えが出る。
「日南 葵」は確かに人生という名のゲームにおいて強キャラだ。
人生をゲームのように対策し、攻略することで彼女は1位に、
強キャラでいようとしている。だが、楽しんでは居ない。
「日南 葵」は主人公にゲームでは勝てない。
それが彼元々持っていた唯一の武器だ。
そんな武器で彼女に挑む。真正面から偽り無しで、
唯一の武器で彼女に「人生」という名のゲームの
考え方の違いを叩きつける。
ヒロインの考え方も決して間違ってるとは言い切れない。
そういう生き方を否定するまでの根拠は主人公にもない。
だが、主人公の考え方も間違ってるとは言えない。
ヒロインもまた主人公にゲームで勝てないからこそ、
完全には主人公を否定しきれない。
1話では弱キャラと強キャラという立場だった。
そんな2人が最終話、対等な立場になる。
この立ち位置の変化、主人公の成長が1クールで描かれている作品だった
総評:人生というゲームは考え方次第だ
画像引用元:弱キャラ友崎くん 6話より
©屋久ユウキ・小学館/「弱キャラ友崎くん」製作委員会
全体的に見て興味深い作品だ。
陰キャゲーマーだった主人公がヒロインの指南でリア充を目指す。
シンプルな内容であり、How to本や中盤からはビジネス書っぽい
ヒロインの指南もあり、ときにやや無理のある指示はあるものの、
納得できる主人公の成長が描かれている。
自分は弱キャラであり陽キャにはなれない。
そう思い込んでいた彼がヒロインによってある意味で改造され、
彼女の指示によって成功体験を積み重ねることで自信に繋がり、
成長したからこそ彼女の執念ともいえる1位へのこだわり、
強キャラで居ることの意地、考え方に疑問を感じる。
そんな疑問から主人公なりの考えを固めヒロインにぶつけることで
1話とは違う、対等な立場になる。
このストーリー構成は非常に綺麗な流れだ。
ただ、2021年の作品というよりは10年くらい前の
「涼宮ハルヒの憂鬱」以降のラノベアニメブームの中で
生まれたようなラノベラノベしている作品だ。
ヒロインの性格やセリフもかなり極端になってる部分もあり、
その極端さの理由が1クールでは描かれない。
本来はそこが描かれて初めてヒロインである
「日南 葵」の魅力が伝わりそうだが、そこが描かれていないせいで
メインヒロインな彼女が好き嫌いの分かれるキャラクターになっている。
キャラのセリフや考え方の極端さ、スムーズに行き過ぎている部分、
そもそも主人公は「弱キャラ」だったのか?と気になる部分はあるが、
作品自体にテーマがあり、そのテーマの掘り下げが行われるのが
面白い作品だった。
個人的な感想:2期
画像引用元:弱キャラ友崎くん 2話より
©屋久ユウキ・小学館/「弱キャラ友崎くん」製作委員会
2期があればヒロインの過去なども描かれるのだろう。
2期、もしくは3期でこの物語の完結まで描かれることで
1期の評価も変わってきそうな部分はある。
「涼宮ハルヒの憂鬱」「ゲーマーズ」
「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」などの作品の
匂いを感じる作品であり、ちょっと懐かしさすらある。
いい意味でも悪い意味でも2000年代後半~2010年代前半の
ラノベっぽさがあり、あの頃にやってればもう少しいろいろな人に
受け入れられた作品だったかもしれないと感じる作品だった。
2期に期待したいところだが、あまりBDの売上が良くないようで、
最近は配信も考慮されるものの、爆死レベルに売れてない作品の場合だと
2期があるかどうかはかなり微妙なラインであり
気になることろだ。
この作品をどう思いましたか?あなたのご感想をお聞かせください