評価 ★★★☆☆(42点) 全8話
あらすじ ソロキャンプを行っていた山道健介は、キャンプ場で装備が足らず困っている少女たちを自分のテントに泊めることになる引用- Wikipedia
倫理観大崩壊
原作はComicFesta、COMICゴイチなどで連載中の漫画作品。
監督はわたせとしひろ、制作は studio HōKIBOSHI。
1話5分ほどの作品で、いわゆる僧侶枠作品。
ロゴ
私は普段、アニメのレビューで「ロゴ」にふれることは一切ない。
ロゴのデザインが秀逸なアニメ作品も確かにあるものの、
あえてそこに言及する意味が無いからだ。
しかし、この作品は言及、というより「突っ込まざる」得ない。
こちらをご覧いただきたい。
なぜかどこかでみたことがないだろうか?
そう「ゆるキャン」である(笑)
色合いやフォントなどはもちろん違うものの、
ひらがなとカタカナのタイトルの下に「英語」でのタイトルとかき、
テントのイラストを加える。
この構成そのものが「ゆるキャン」を意識していることが見え見えだ。
ゆるキャンのヒット以降、オタクの中ではキャンプブームが起こり、
キャンプ漫画のようなものもちらほら出てきたが、
この作品はそんなゆるキャンオマージュな作品…というより、
便乗商法の1つだろう(笑)
さすがは僧侶枠だ、まさかタイトルからツッコミたくなるとは。
これは僧侶枠です。
1話冒頭、「ハルキ」がキャンプへ行くシーンから始まる。
友達と「LINE」で会話しながらキャンプを楽しむ様子は、
もはや、ゆるキャン本家と変わらない絵面といったら
過言がありすぎるが、露骨なパロディを盛り込んでいる。
ちなみにBGMもそれっぽくしているうえに、
途中から「犬」もでてくる。
どこのちくわだろうか(笑)
しかし、この作品は「ゆるキャン」ではない。僧侶枠の作品である。
主人公という名のおっさんが金に物を言わせてキャンプ道具を用意し、
一人キャンプを楽しむ中で、3人の女の子と出会う。
女の子たちはキャンプにはふさわしくないほどの露出をしている。
3人の女の子は「ハルキ」という少年とともに訪れており、
迷った末に彼女たちは「主人公」とともに泊まることになる。
おじさんと3人の女の子、何もおこらないはずはなく…
据え膳食わぬは男の恥といわんばかりに主人公は
「ハルキ」を襲うところから物語が動き出す。
チョロイ
基本的に僧侶枠のヒロインはチョロイ。
「ハルキ」も最初はショタのようにみえるものの、
女の子であり、そんなボーイッシュな彼女だからこそ、
主人公に「かわいい」と言われるだけですでにフラグが立っている。
今作の主人公はあからさまに犯罪者であり、
女の子が隣にいれば襲おうとする、お風呂を覗こうとするのは当たり前と、
現実に居たら確実にやばいやつだ。
しかし、そんなやばい主人公に対して女性陣もやばい。
出会ったばかりのおじさんと平然と混浴し、
魅惑のボディで誘惑しまくる(笑)
倫理観はどこへいったのだろうか?人としての尊厳はどこへいったのだろうか?
などと考えてはいけない。
主人公は実は「教師」であり、4人のヒロインたちの担任になるという
怒涛の展開には笑うしかない。
強姦未遂、覗き未遂をするような性犯罪者といっても
もはや過言ではないような主人公が「教師」なのが僧侶枠の世界だ。
一刻も早く教員免許剥奪すべきである。
教師も教師なら生徒も生徒だ、教師の弱みを握り、
キャンプ部の顧問にしようとしたり、パンツをもっと見てほしいと迫ったり、
もう全キャラやばい。
生徒に手を出し、先生に手を出す。
それがあたり前なのがこの世界である。
本家ゆるキャンでは絶対出て来ないであろうキャンプの道具として
「避妊具」まで持ってきている(笑)
ハーレム
理由は一切不明ではあるものの主人公は何故か持てる。
出会ったばかりで特に関係性を深めたわけではないのに、
肉体関係を持ちまくる。
4人のヒロインのうち3人が主人公に夢中だ。
タイトル通り「ハーレム」を築いていく。
しかし、残りの一人「ハルキ」だけはなかなか落ちない。
「かわいい」と褒められてまんざらではないものの、
彼女は一応最低限の倫理観を持っているため、
なかなか野獣な先生に落ちない。
彼女が一体、この崩壊した倫理観の世界において
どう落ちるのか?と言うのはかなり気になるところだ。
このレビューをご覧のみなさんも気になって仕方ないはずだ、
そこはぜひ、本編でお楽しみいただきたい(笑)
総評:早く!早くこいつらをなんとかしてくれ!
全体的にみて清々しいほど僧侶枠らしい作品だ。
あからさまにゆるキャンを意識した要素の数々は、
ある意味でパロディギャグ的に作品に作用しており、
そんなゆるキャンパロディの中でやることをやりまくる作品だ。
基本的にキャラクターの倫理観は崩壊しており、
当たり前のようにJKに手を出す先生、先生を誘惑しまくるJKと
彼らの頭の中は「やる」か「やらないか」でしかない。
常にそのチャンスを伺っているような常時発情期なキャラクターしか居ない。
そんな倫理観が崩壊したキャラクターが
「ゆるキャン」のようなことをやるという、
アダルトなパロディビデオみたいになっており、
妙に笑えてしまう作品だ。
ただ、YouTube版はかなり規制が強く見えない部分があまりにも多い。
その規制の強さは気になるところではあるものの、
恋愛などくそくらえ、やることをやるのみ!な清々しさは
僧侶枠らしい作品と言えるかもしれない。
個人的な感想:大炎上
ちなみにこの作品、ちょっと炎上してしまった。
今までさんざんやることをやっている僧侶枠の作品ではあるものの、
深夜枠であり5分ほどしかないため、
今までうるさい人の目にはとまらなかったのだろう。
しかし、ついに目をつけられてしまい、
しかも女性のソロキャンパーの性加害が問題になっていたこともあり、
この作品の内容が炎上してしまった。
色々と今更感のある炎上ではあるものの、
今後もそういったものに負けずに永遠に僧侶枠を続けてほしいところだ。
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