評価 ★★★☆☆(50点) 全10話
あらすじ 天使は救世主(あなたたち)と共にあり!
救世主候補のあなたの元に天使たちが降臨!引用- Wikipedia
濃ゆすぎるキャラデザとセクシーギャグが癖になる
本作品は七つの大罪という作品のメディアミックス作品の1つ。
七つの大罪自体はアートランドによってアニメ化されたが色々と問題を抱えていた。
この作品は7つの大罪で描かれた魔王たちではなく天使側の
キャラクターを描いている。
制作はブリッジ、監督は石平信司。
1話5分程度のショートアニメだ。
濃いキャラデザ
七つの大罪は艶っぽく美麗なキャラクターデザインと作画だったが、
この作品は濃い。「デジタル作画」とは思えないほど色が濃く、
90年代か2000年代前半くらいのキャラクターの色合いだ。
キャラクターの衣装も90年台の格ゲーの女子キャラみたいな
露出度の多さとセンスであり、
なんとも言えない古さが妙に癖になってくる。
AT-X及びYouTubeで配信されている作品だからか、
七つの大罪にあった「規制」が一切ない。
ぷりんとした「お尻」の描写にはこだわりを感じ、
汗ばんだ肌や食い込む衣類の数々の描写は、
濃い作画ではあるもののセクシーさをしっかりと感じる。
1話5分だからこそのショートギャグ
七つの大罪はしっかりとしたファンタジーストーリーがあったが、
この作品にそんなものは一切ない(笑)
天使という設定の割には露出の多い7つの美徳たちが人間界の
「メシア候補」のそばにつかえるというストーリーはやや突拍子がないものの、
その突拍子のなさがギャグになっている。
セクシーな格好でトレーニングしたり、
常にそばに仕えようとストーカーのように半ケツをはみ出しながら付け回したり、
甘いものを食べ歩いたりと1話完結でそれぞれのキャラクターの
日常ギャグが描かれつつ、お尻を振り回し胸を揺らすさまが見られる(笑)
描写自体は規制もないため、かなりセクシーなのだが、
ギャグチックな展開のせいでセクシーさよりも
笑わせに着てる感じが強い。
やりすぎ(笑)
基本的にギャグではあるものの、そんなギャグの中でかなり
セクシーなシーンが挟まれることも多い。
正直「ギャルゲー」や「エロゲー」のようなシーンは、
地上波で放送できなかったことも納得できるレベルであり、
ギャグでごまかされてはいるが、描かれている内容はかなりセクシーだ。
1話5分のギャグではなく、この制作と監督で1話30分のアニメならば
とんでもないセクシーアニメが生まれたかもしれないと感じるほど、
濃いキャラデザと濃いギャグと濃いセクシー要素を
1話5分の中に詰め込みまくっており、
見てる間に怒涛のテンポで胸焼けしそうになるほどだ
総評:見れば見るほど癖になる
全体的に見てどこか懐かしさすら感じるキャラデザと作画だが、
この「濃い」作画だからこそ過剰なセクシー描写がギャグにになっており、
お尻を振り回すさまやギャルゲーのベタベタなシーンをベタベタに描いたり、
1話5分のテンポの中でエロとギャグが濃縮されており、
見れば見るほどこの作品の濃さにハマって行く作品だ。
ただストーリーと呼べるものは薄い。
七つの大罪を見た後にこの作品を見るとあまりのノリの軽さに驚くが、
1つの作品としてきっちりと方向性が定まっており、
バカバカしさ感じる極端な胸の揺れやお尻のフリ具合が、
恥ずかしげもなくしつこく何度も描かれるとセクシーと言うよりは笑ってしまう。
いわゆるシモネタとはちょっと違うが、
「セクシー」なアニメが嫌いじゃないという方ならば、
このセクシーギャグアニメは間違いなく楽しめるはずだ。
露骨すぎるカメラアングル、規制の一切ないセクシーシーン、
バカバカしさすら感じるストーリー展開と、
割り切ったバカバカしさを思う存分味わえる作品だ。
ちなみに七つの大罪を見ていなくても何も問題がない(笑)
個人的な感想:七つの大罪よりも…
七つの大罪はいろいろと問題を抱えていた作品だったが、
この作品はそんな問題は一切なく、割り切った作品だ。
ここまで割り切られると清々しすら感じてしまう。
5分アニメにしては声優さんも豪華で、
内山夕実、瀬戸麻沙美、中村桜、井澤詩織、小澤亜李、 Lynn、新田ひよりと
絶妙な配役だ。
いわゆる「あえぐ」ようなシーンは少ないため、
そういった演技や声に期待すると肩透かしを食らうかもしれないが、
中の人目当てて見るのも悪くない作品かもしれない。
超個人的には小澤亜李さんが大変素晴らしかったので、
全国の小澤亜李ファンはぜひ見ていただきたい作品だ。
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