評価 ★★☆☆☆(37点)全13話
あらすじ とある田舎の小さな町。最近この町では不思議な事件が多発していた。引用 – Wikipedia
ゲゲゲのしんちゃん
本作品はAmazonpプライムビデオで配信中の
クレヨンしんちゃんの外伝作品の第4弾。
監督はしぎのあきら、制作はシンエイ動画
見出して感じるのは「懐かしさ」だろう。
クレヨンしんちゃんを見ている方にはおなじみの「ミミ子ちゃん」と
そっくりなキャラをお馴染みの小桜エツコさんが演じており、
ミミ子ちゃんではないがメインキャラになっている。
この外伝シリーズはいわゆるスピンオフ的な作品であり、
今までもパニックSFや時代劇ものなど普通のクレヨンしんちゃんとは
違う雰囲気の作品が多い、唯一違うのはおもちゃウォーズくらいだ。
この作品もその流れに乗っており「妖怪もの」
妖怪モノと聞いてタイトルを見ればピンとくるかとも多いかもしれないが、
「ゲゲゲの鬼太郎」のパロディである(苦笑)
髪の毛もアンテナのごとくピンと伸びたり、股間には目玉おやじではなく
小さい父ちゃん(たまたまおやじ)が住んでいたりと細かい部分でパロディがあり、
鬼太郎の要素をクレヨンしんちゃんらしく取り込んでいるのは面白い。
そんな妖怪となったしんのすけが悪い妖怪を退治する。
過去のシリーズのように続きものではなく、
この作品は基本的に1話完結となっており、そういった意味では見やすい。
Amazonオリジナルシリーズはやや大人向けの要素が多い作品もあるが、
この作品は分かりやすく子供向けだ。
人間にそられまくったムダ毛の怨念のせいで生まれた妖怪や、
ミニマリストな妖怪、スパイスかけまくる妖怪と、
ゲゲゲの鬼太郎では絶対でないようなクレヨンしんちゃんらしい
ユニークな妖怪は出てくるたびに笑ってしまう。
単純に暴力で倒すではなくクレヨンしんちゃんらしい戦い方であり、
子供向けとして見ても親が見せて安心な内容になっている。
ただ爆笑するほど練られているギャグは少なく、
あくまでも子供が見ればクスクスと楽し無事ができる内容だ。
ゲゲゲの鬼太郎パロディなど大人ならば分かるのだが、
子供だとやや分かりづらいネタが多いのはやや残念だ。
総評
全体的に見て子供が見れば楽しめる内容だろう。
大人が見るとやや物足りなさを感じる部分はあるものの、
前半は基本的に1話完結で進み、クレヨンしんちゃんらしい妖怪と
クレヨンしんちゃんらしい妖怪との戦い方は面白く、
クスクスと楽しめる内容になっている。
ただ多すぎるゲゲゲの鬼太郎パロディネタや、
後半からのシリアスな雰囲気は「物語を終わらせるためのシリアス」でしかなく、
どうせなら最後まで分かりやすく1話完結でコメディ溢れる雰囲気にしたほうが
スッキリと楽しめる内容になっただろう。
前半は高い評価ができるが後半は高い評価がしにくいと言う感じだ
個人的な感想
個人的には久しぶりに「ミミ子ちゃん」が出てるのが懐かしくて仕方なかった。
一応中の人が「小桜エツコさん」で妖怪ウォッチの「ジバニャン」を
演じているという妖怪つながりもあったと思うのだが、
それでも嬉しいファンサービスだった。
だが、その反面で神谷浩史さん演じる「ぶりぶりざえもん風キャラ」に
寂しさも感じてしまった。
クレヨンしんちゃん外伝もこれでシーズン4だが、
シーズン5はあるのだろうか?
今のところ情報がなく、ちょっと残念だ
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