あらすじ 普通の高校生・須賀キミオは、ある日ふとしたアクシデントから女子更衣室のロッカーに閉じ込められてしまう。そして、そのロッカーをたまたま開けたのは、同じマンションに住むクラスメイト・小嶺ノゾミであった。ノゾミに弱みを握られたキミオは、彼女から互いの私生活を見せ合う「自分見せ合いっこ」をするという秘密の関係を迫られてしまう。
引用 – Wikipedia
懐かしの昭和SEがツボ
サンデー内のアニサンという企画でOAとして発売され、
のちにアニサン枠で全3話構成で放映された。
監督は 神保昌登、制作はZEXCS。
見だして感じるのはキャラデザだろう。
のっぺり感とふるさを感じるキャラデザは
いかにもサンデー連載っぽさが溢れでており、内容もちょっと古い。
主人公の弱みを握ったヒロインが交換条件として
「見せ合いっこ」を要求してきて、
毎日がセクシーな感じの連続的な話だ。
ネタとしては少年誌というか青年誌っぽいのだが、
描かれるセクシーシーンは「ToLOveる」的なラッキースケベばかりだ。
胸が揺れると「ばいんばいん!」という音が流れるため、
エロさというよりは笑ってしまう感じの描写であり、
下着を見せつけて「わぁーお」なんて効果音は本当に久しぶりに聞いた。
セクシー描写はそこまで悪くはないと思うのだが、
音で笑かしてくる。
笑わせたいのかエロさを感じさせたいのか判断に困る。
せっかく気合の入った「見せ合いっこシーン」でも、
古臭いSEと謎BGMのせいでもう笑わずにはいられない。
なぜこの「音」にしたのか、制作側にまじめに聞きたくなるほど
センスのない音の数々はギャグアニメを見ているような気分だ。
音を消して絵だけ見れば十分セクシーアニメなのだが、
音が流れるだけでギャグアニメになる。
ある意味で面白い作品ではあるのだが・・・
セクシー描写も基本的に裸などのワンパターンであり、
もう少しひねりが欲しかったところだ。
ストーリー的にはメインヒロインの話をやりつつ、
サブヒロインを1話交代で出しながら、
サブヒロインの悩みやキャラクター描写とストーリーが展開する感じで、
全3話という尺ではメインヒロインの描写が若干物足りない。
色々と中途半端な作品だ。
全体的に見て期待はずれな作品だ。
所詮は少年誌のセクシーマンガが原作なので仕方ない部分もあるのだろうが、
単純なセクシー描写と、その描写に見合わないBGMのせいで、
メインであるはずのセクシー要素が一辺倒かつギャグのようになっており、
心にある「見せ合いっ子」があまり生かされないストーリーも
気になるところだ。
お手軽な感じのセクシーアニメをお探しながら見て損はないかもしれないが、
過度な期待をするとがっかりする作品だ。
ただ、あのセンスのないBGMは妙に癖になってしまった(笑)
1クールアニメだったら、あのBGMはもっと話題になっていたかもしれないだけに、
惜しさは感じる作品だった。
小学館 (2015-06-18)
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