霧夜先生からの命令で試験を受けるために里帰りした飛鳥は、祖父の半蔵からの修業を終えて数か月ぶりに戻ってきた「国立半蔵学院」で、太巻きを手土産にクラス委員の斑鳩、先輩の葛城、後輩の柳生と雲雀との再会を喜ぶ。
中途半端はB級おっぱい忍者バトルもの
9万本以上の大ヒットゲームであり、続編もPSVITAなどで出ている
基本的なストーリーはアクション。
国立半蔵学院は表向きは普通の学校、しかし、その裏では「忍学科」と呼ばれる
忍者養成クラスがあった。主人公である「飛鳥」は忍学科に所属する2年生
同級生たちと町の不良を倒す訓練を命令されたが、
その裏では悪忍養成機関「秘立蛇女子学園」が暗躍していた
というところからストーリー始まる。
あらすじを見るとかなり真面目な忍者モノストーリーのように見える。
だが、登場するキャラクターは9割以上が豊満な胸をお持ちの少女たち(笑)
忍者になるにはFカップ以上でなければならないという条件があるかのように
全てのキャラクターの胸はかなり大きく、更に揺れまくる。(1名を除いて)
開始5分で少女が飛び回りながら忍術を駆使しつつ
服が破けて胸が揺れまくり下着が見えまくる。
この作品はこういう作品ですよと冒頭の5分でわかるので、
見るか見ないかの判断がすぐにつけられるだろう。
セクシーシーンもかなり多く、あざといくらいにそういう要素が含まれているため、
そういったたぐいのアニメが嫌いな方には受け入れがたいだろうが、
逆にそういった要素が好きな方ならば楽しめる。
シーンとしてかなり「ギリギリ」なシーンもあるのだが、
反面それがギャグになっていることもある。
ストーリー的には序盤は「秘立蛇女子学園」が暗躍しつつ、
主人公と仲間たちの修行風景や授業などが描かれる。
その中で登場キャラの過去も描かれるのだが、
これが、ほとんどナレーションで過去回想が入るだけで
キャラ同士の会話に生かされているとはいえない。
更に戦闘シーンは止め絵が多く、キャラのアップと派手な演出がごまかしている。
1話冒頭の戦闘シーンはセンスを感じるほどよく動いていたのだが、
敵の忍法の数々はただの銃火器召喚だったり、忍法?って感じの技ばかりだ
派手な演出で見た目の迫力は出ているが、戦闘シーンの面白みには繋がっていない。
ストーリーも敵が強いのは分かるのだが、
主人公サイドを追い詰める→敵が止めを刺さず撤退というパターンが
何回か繰り返されてしまい展開として「飽き」てしまう。
序盤から中盤まで戦闘シーンのパターンが似たような感じになっているのは残念だ
中盤以降も割りと分かりやすいストーリー展開で王道だ。
前述したとおり、各キャラの過去描写がナレーションと回想で済まされてしまうため
キャラの深みがいまいち出づらく、更に敵をあわせて10人以上のキャラを
捌ききれているとはいえない。
特に終盤以降の敵キャラの心情の変化の速さは若干付いて行きづらく、
手こずった敵側の美少女忍者との戦闘シーンもあっさりと決着がついてしまう。
分かりやすく黒幕がいるのでストーリーは1クールで締めてはいるのだが
あまりにも王道な小物感あふれる敵だ(苦笑)
最終話のゴタゴタごちゃごちゃ感は慌ただしい感じが強く、
色々と消化不良な部分が多い。
明らかに尺が足りていない部分が多く、描写が決定的に浅い。
2クールならもっとキャラ描写の深みが増したり、
王道のストーリー展開ももっと熱くなれたと感じる部分は多いが、
その部分を活かしきれずあっさりと描写してしまった印象だ。
全体的に見てメリハリの効いてない作品だった。
本筋のストーリーが中々進まず敵が撤退するパターンのストーリーで
各話の区切りが甘くモヤモヤした感じが残ってしまい、
唐突に入れる過去回想ストーリーはテンポを崩しており、
それがキャラ描写の深みに繋がっているとはいえない。
だらーっと本筋のストーリーが進んでしまい締りがない。
王道なストーリー展開なだけにメリハリを聞かせて小気味よく
ストーリーが展開していかなければ、終盤の王道の展開まで熱さを持続できず
変にキャラ萌えストーリーにしなかったことは評価したい所ではあるのだが、
忍者バトルアクション者としては尺が足りなかったという印象が付きまとう。
セクシー要素に関しても服が破れる、胸が揺れるくらいだが、
その要素は今までのアニメでさんざん使い尽くされたものであり
この作品よりももっとこだわって描かれているものがある。
似たような作品に比べて、色々と足りない部分が多かった。
もう一歩突き進んだ戦闘シーン、もう一歩突き進んだ萌えエロシーンがあれば
作品の評価は大きく違っただろう。
後一歩、二歩、踏み込みが足りない感じだ
この作品は「燃え切れない」&「萌え切れない」という感じだ
個人的には1話冒頭が凄い良かったので期待感が強かったが
見れば見るほど、その期待感を裏切られることになった作品だった
売り上げ的には2期は厳しいが、原作であるゲームの売上がアニメで促進されれば
2期の可能性もあるかもしれない。
2期があるなら、もっと突き抜けて欲しい。
突き抜ければ化ける可能性のある作品だ。
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