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ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない

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評価/★★★☆☆(58点)


DRAGON BALL THE MOVIES #10 ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない [DVD]

制作/東映アニメーション
監督/山内重保
声優/野沢雅子,田中真弓,草尾毅ほか


あらすじ
孫悟天とトランクス、そしてミスター・サタンの娘で孫悟飯のクラスメイトであるビーデルはドラゴンボール探しをしていた。それぞれ子供ながらのかわいらしい願い事や単に神龍を見たいというだけといういたって遊び心にあふれた冒険であったが、その途中、謎の異常気象と、巨大な恐竜に苦しむナタデ村に辿り着き、その解決策として生け贄問題に悩む人々と出会う。村の問題は簡単に解決したものの、その時の悟天の泣き声に感応し、氷壁の中に眠っていたブロリーが覚醒してしまう。




ブロリー、再び。


本作品はドラゴンボールZとしては10作品目の劇場作品。
青年の悟飯と梧天やトランクス、ビーデルなどが初登場する。

基本的なストーリーはアクション。
ドラゴンボールを集めていた梧天達、とある村が怪物のせいで滅びかけていたことを知り
梧天たちは怪物たちに赴く。
無事に怪物を倒した3人だったが、梧天の鳴き声で「ブロリー」が目を覚ます・・・
というところからストーリーが始まる。

前半から中盤にかけて明るい印象の強い作品だ。
梧天やトランクスといった二人の子供の性格がやんちゃなこともあり、
怪物退治もギャグっぽくあっさりしており、
またブロリーが出てからも呑気に「おしっこ」をしていたり、
おちょっくったりとギャグ的要素が多い。

しかし、本作品の特徴でもある「2度目のブロリー復活」だが、
前に比べると圧倒的な強さを感じにくく、
確かにマグマに落とされても死なないという強さの誇示はあったが、
前作でのブロリーのほうが強かったのではと感じるほど
強さの描写がいまいちだ。

またブロリーも「梧天の鳴き声」を聞いて目覚めたというだけで
地球を破壊しようとしたりはしておらず、物語の緊迫感がいまいち薄い。
前回のブロリーの絶望感の印象が強かっただけに
2回目の登場はそれを超えないといけないはずなのだが、
それを下回ってしまったのは残念だ。

しかしながら、戦闘シーンはよく動いており演出も効いている。
最後のトドメの時に「悟空」がやってきて親子三代でかめはめ波という展開も悪くはなく
そこのシーンだけ見ると非常に印象深いのだが、
物語全体としての印象はひどく薄い。

全体的に見て親子三代かめはめ波や前半のギャグ乗りはいいのだが、
ブロリーが出てきてからの緊張感や話の盛り上がりがいまいちだ
ブロリー自体も確かに強いのは分かるのだが、
その強さの描写が迫力にかけ印象に残りにくい。
登場キャラもかなり少なく、新キャラお披露目という感じの印象もあった

また戦闘の描写に関しても子ども向けとしてはやや残酷なシーンが多く、
トランクスや梧天に対し痛そうな技をかけるのは子ども向けとしては
若干、目を瞑りたくなるような描写だろう。

今作で気づいたのだが、野沢雅子さんの演じ分けが凄い。
孫悟空、孫悟飯、孫悟天で「かめはめ波」の掛け声が違うということは
聞いていて素直に驚いてしまった。
微妙な声の違いなだけに叫ぶ演技である「かめはめ波」は非常に難しいと思うが
きっちりと親子三代のかめはめ波を演じられた。
野沢雅子さんの凄さを改めて感じられる作品だ

「」は面白い?つまらない?

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