天才科学者と謳われたDr.ウィローの助手であるDr.コーチンはドラゴンボールを集め、永久氷壁の中からDr.ウィローを50年ぶりにこの世に蘇らせた。頭脳のみの存在であるDr.ウィローは、地上で最も強い人間の肉体を求めていた
超サイヤ人じゃない悟空の戦い
本作品はドラゴンボールZとしては2作品目の作品
尺も1時間に伸びてアニメ映画としてよりしっかりした作りになっている
基本的なストーリーはアクション。
ドラゴンボールのちから出永久凍土から目覚めた「Drウィロー」
彼は自分の天才的な頭脳を最強のカラダにうつすことを考える
そこで彼は「武天老師」に目をつけたが・・・
というところからストーリーが始まる。
序盤から見どころがある。
ピッコロが現れたかと思えばやれるという展開から
亀仙人やブルマが連れ去られ、それを悟空が助けに行くという展開だが
非常にテンポが良くストーリーが進み序盤から引き込まれる。
更にその後から続く戦闘シーンも見どころがある。
映画では初登場の界王拳、界王拳3倍、そして4倍と
迫力のある戦闘シーンが展開され、敵キャラもきっちりと作られているので
見応えのある戦闘シーンに仕上がっている。
ただ最後の敵が「ロボット」チックなデザインになっており
この頃のドラゴンボールZの世界観では強いと言い難い感じのデザインで
悟空が苦戦しまくるという展開もデザインのせいでいまいち迫力不足で
「元気玉」を使ってまで倒す敵に見えないというのがこの作品の最大の欠点だろう
初期のドラゴンボールならばこのデザインでも良かったかもしれないが、
ピッコロと戦いベジータ戦の前くらいの時系列を考えると
今更「ロボット」的なデザインの敵を出されてもやや迫力にかける
しかしながら、ピッコロとゴハンの師弟関係がきっちりと描かれていたり
亀仙人と弟子二人というのを実感させるシーンが有ったりと
ストーリーとしてはそこまで悪くない。
ピッコロが敵に洗脳されて悟空と戦うという展開も熱さがあった。
全体的に見て前作よりも面白くはなっており戦闘シーンや
起承転結のスッキリしたストーリーなどは悪くないものの
最後の敵のデザインが「ロボット」ということだけが残念だ。
それを差し引いてしまえば、界王拳やカメハメ派、元気玉と
テンポよく繰り出される技の数々と高いレベルのアクションシーンは見応え充分だ。
ドラゴンボールZが好きならばそれなりに楽しめる作品に仕上がっている
余談だがこの作品あたりからクリリンの不遇が始まった(笑)
なんで俺だけという彼のセリフはこの映画あたりから出始めただろう
彼の不遇はこれからも続く・・・w
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