評価/★★☆☆☆(24点)
制作/東映アニメーション
監督/西尾大介
声優/野沢雅子,古川登志夫,鶴ひろみほか
あらすじ
時は第23回天下一武道会から数年後。武道会で悟空に敗れたピッコロが、悟空と再戦して今度こそ倒すために荒野で修行をしている途中で、謎の人物たちの襲撃を受ける。一方、パオズ山で暮らす悟空一家にも異変が起こった。悟空が不在の間に、チチと牛魔王が何者かに襲われた上、悟飯が誘拐され、さらに四星球も盗まれてしまった。
時は第23回天下一武道会から数年後。武道会で悟空に敗れたピッコロが、悟空と再戦して今度こそ倒すために荒野で修行をしている途中で、謎の人物たちの襲撃を受ける。一方、パオズ山で暮らす悟空一家にも異変が起こった。悟空が不在の間に、チチと牛魔王が何者かに襲われた上、悟飯が誘拐され、さらに四星球も盗まれてしまった。
悟飯の謎のパワーは・・・何なのかw
本作品は1989年に公開されたアニメ映画。
ドラゴンボールZとしては初の映画になっている
本来は前作と同じで原作やアニメのストーリーの流れを
劇場版で再構成するという形だったようだが
Zに変わったことで映画オリジナルの内容に仕上がっている。
ただ序盤からストーリーのテンポが悪い。
ゴハンが攫われてさぁ大変という状況が序盤から作られるのだが、
その後は明らかに尺稼ぎな「ゴハン」のシーンが続いてしまい
そのシーンが面白いとは言い難い。
敵も「ドラゴンボールの力で不死になった元神候補の息子」という
設定だけ見ると非常に強そうなキャラクターなのだが、
悟空との戦闘を開始してわずか5、6分でやられてしまうというあっけなさ。
ドラゴンボールの力で死なないだけで敵としての強さがあまり感じられない。
苦戦することはするのだが・・・
ただ最後に「悟空ではなくゴハン」にやれるというパターンは
今後の長く続いたドラゴンボール映画の結末から考えるとレアなケースと言えるが
それでもあっけなさは変わらない。
ただ仕方ないとも言えるストーリーの尺が40分とかなり短く
壮大なストーリーにはしにくい上に戦闘シーンも短くなってしまう。
全体的に見てファン向けと考えればぎりぎり及第点といえるだろう。
悟空の息子であるゴハンの活躍、ピッコロと悟空のライバル関係、
神が戦うなど要所要所は抑えているのだが、
40分という尺の短さが戦闘シーンのあっけなさや、
「元気玉」や「スーパーサイヤ人」がないだけに戦闘の盛り上がりが薄かった。
余談ではあるがドラゴンボールの力で「不老不死」を得たのは
この映画の敵であるガーリックjrだけらしい。
なんでも願いが叶うドラゴンボールで1番考えそうなことだが
彼だけが「不老不死」を得たというのは意外だった。
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