アイドルのオーディションに参加するため、会場へと向かう少女がその途中、次々とトラブルに巻き込まれてしまう。
これぞアイドルマスターの原点!?すいません、大嘘つきました。
原作はPC用のゲームをとして発売されたもの。
本作品は1995年に制作されたOVA
基本的なストーリーは青春系?
アイドルを夢見るヒロイン、未夢。
現在、7人の「エクセレントアイドル」と呼ばれるアイドルがおり、
その頂点には地球大統領になった「ユリー」というトップアイドルが居た
ヒロインはそんなユリーに憧れ、エクセレントアイドルオーディション会場へと行くが
というところからストーリーは始まる。
見だして感じるのは、この年代特有のキャラクターデザインだろう。
目が異常に大きく、ありえない色の髪と昔の美少女ゲーム原作といえば
こういうキャラデザだろうというキャラデザをしており、
今見るとやはり若干違和感を感じる。
各アイドルのキャラ付けや設定もかなり極端になっており、
まともなキャラクター設定のキャラは少ない(苦笑)
なお、OVAらしく下着が見えるシーンも多いがおまけ程度だ
序盤からストーリーもめちゃくちゃだ。
ヒロインが急いでオーディション会場へ行く中、
7人のエクセレントアイドルに偶然会いつつ、何とか間に合う。
というのが1話のストーリー展開なのだが、
アイドルたちのキャラ付けが極端すぎて、かなり強引な展開だ(笑)
特に「アイドル忍者」が出てきたときはその肩書に思わず笑ってしまう。
何なんだ、アイドル忍者w
そして1話は何故か、アイドルたちが謎の宇宙人的な存在に誘拐されて終わる(苦笑)
その後も滅茶苦茶だ。
誘拐されたから、それが本筋の理由になるのかと思えば、
ただの「アイドルだらけの○○大会」的なストーリーになったり、
宇宙怪獣が出たと思ったら、巨大ロボットが出て、美少女変身ヒーロー物になる。
何を言ってるわからねぇと思うが・・・以下略(苦笑)
この作品のストーリーを誰かに話せ。と言われると非常に難しい。
全4話ではあるのだが、本当に1話1話毛色の違う滅茶苦茶なストーリーを展開し、
いろいろな要素を詰め込みつつドタバタストーリーを展開している。
この作品で「何がやりたいのか」最後まで掴むことができない。
滅茶苦茶すぎるw
とてもじゃないが「アイドル物」と言うには内容にアイドルらしさは無い。
全体的に見て決して面白いと言える作品ではないのだが、
このハチャメチャでごった煮になっている状態は
B級アニメ好きにはたまらない魅力を秘めている。
見ている側がつっこみながらストーリーを楽しむ作品だ。
決してまともなストーリー展開を期待してはいけない。
最終話の話などあまりにもぶっ飛びすぎていて、ずっと笑いっぱなしだ。
このストーリーを考えた人の頭のなかはどうなっているのだろうか?と
思わずホンキで思ってしまうほど全話バラバラのストーリー展開で、
最終話で更にぶっ飛んだ(笑)
名前やキャラデザから萌え美少女アニメでアイドルストーリーを想像してしまうが、
中身はそんな期待を大きく裏切るハチャメチャSFアニメになっている。
非常に評価が難しい作品だ。
見る人は選ぶだろうが、見てしまえば全4話あっという間に見てしまい
終わった後に「この作品は何だったんだ?」と笑いながら頭を抱えることになるだろう。
レンタルDVDショップやバンダイチャンネルなどで配信もしており
声優さんも地味に豪華なので、もし興味が湧いたなら見て損はない作品かもしれない。
余談だがアマゾンのDVDの価格がほぼ定価なままなのが驚いたw
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