2011年、国民的人気を誇るアイドルグループ「Sweet Diva」の頂点たるセンターボーカルを決める「国民投票」の栄冠は、今回も萩原さくらの頭上に輝いた。またも2番手となった宮澤エレナは、仲の良いさくらの栄誉を祝いつつも、ライバルとして複雑な気持ちを抱いていた。そんなときマネージャーから、女子プロレス団体「ベルセルク」への取材の仕事が舞い込んだ。さくらが手を挙げるのを見たエレナは、これ以上の差をつけられまいと、自らも参加を申し出た。
画面を消して音だけ聞いたほうが楽しめるアニメ。
アニメスタッフはセクシーアニメでお馴染みの一騎当千のスタッフが関わっている
開始早々、ドン引きする(苦笑)
そんなアニメがいくつあるだろうか。
おそらくこのアニメ見始める時にボリュームを少し大きめにしてる方は後悔するはずだ。
なにせ冒頭から喘ぎ声だw
声だけでも引いてしまうのにその声にあわせて「股間」「胸」などのアップのアングル、
更に痛みで苦しんでいる表情が画面いっぱいに映し出される。
このアニメは、アニメ界でも珍しい女子プロレスアニメだ。
基本的なストーリーはスポーツものというよりセクシーアニメに分類されるだろう
トップアイドル「SweetDiva」でセンターに輝いたさくらは、エレナと共に
プロレス団体「ベルセルク」への取材の仕事に赴いた。
しかし、そこでアイドルをバカにされたことにより「さくら」は女子プロレスラーに勝負を挑んだ
というところからストーリーが始まる
そんなストーリーではあるのだが、冒頭からドン引きする内容を見せつけられ
その直後には「全く動かない」ライブシーンをみせられる(苦笑)
最近のアニメでライブシーンは珍しくないが、どれも最低限こだわりがあったり最低限動いている
しかし、このアニメのライブシーンはヒロインが「トップアイドル」であることを
主張する大事なシーンであるはずのなのだが、動かないw
更にはその直後「あからさまな規制」で隠したシャワーシーン(苦笑)
1話、しかも冒頭の5分という大事過ぎる部分で見る人を
ここまでドン引きさせられる作品はなかなかない。
1話の段階から「キャラの作画」が怪しいアニメも久しぶりだろう
製作陣のこだわりや、この作品にかける気合や意気込みを1話からまったく感じない。
ストーリーも強引だ。
この作品におけるアイドルは「AKB48」的ないっぱいいるアイドルグループでセンターを決めている。
そんなセンターに選ばれたヒロイン「さくら」がプロレスをやる(苦笑)
これが何か止むにやまれる事情があったりするならまだ分かるがアイドルをバカにされただけだ。
現実に置き換えるならAKB48の大島優子などがいきなりプロレス参戦!というようなものだ
そんなプロレスの取材の仕事でやって来たアイドルに対し、
プロのプロレスラーの皆さんが普通に技をかけるうえに腹パンのおまけつき(苦笑)
マネージャーが止めるなどということは一切ない。
確かにプロレスラーの気に触るようなマネをアイドルがしたり、
アイドルがプロレスラーの感に触るようなことを言っていたりする。
だが、あまりにも安直な展開は冒頭でドン引きしているだけに、余計にこの作品に入り込めない。
アイドル+プロレス+エロがやりたかっただけ。
その状況を早く描きたいからそこまでの過程は適当というような印象を受けてしまう
アイドルの設定も堂々と「AKB48」と同じシステムを拝借している点もなんだかなと思ってしまう点だ
本当に序盤から話が滅茶苦茶だ。
1話でアイドルである「さくら」は当然負けるが、負けることが悔しくてリベンジする
あれだけ圧倒的にやられて、髪まで切られて、アイドルやめてプロレスラーになる宣言だ(苦笑)
AKB48的なアイドルで更にセンターという立ち位置が契約とかこの先の仕事を一切無視して
プロレスラーになる宣言は乾いた笑いしか出ない。
強引な展開に更に強引さを重ねて見ている側を呆れさせてくれる。
それ以降も呆れる展開を続けてくれる。
2話ではヒロインがプロレスラーとして練習をし始め、先輩レスラーに次々と技を仕掛けられる
しかし、技を仕掛けられても諦めないヒロインを見て先輩レスラーがひとこと
「この娘、本物だ。女子プロレスの歴史を変えるかもしれない」
と言い放つ(苦笑)
おそらく多くの視聴者が「どこが?」と想ったに違いない、ただ根性があるだけだ。
どんだけ女子プロレスの歴史は打たれ弱いやつしか居なかったのだろうか。
セクシー部分にしても、同じような見せ方しかしてないので一切面白みがない。
作画のレベルも低い上に同じアングル、同じセリフで同じようなシーンばかりだ
技が同じだから仕方ないとも言えるのだが何回も何回も「逆エビ固め」などのいわゆる関節技ばかりで飽きる、
股間アップにしやすい技なのかもしれないが
正直序盤の段階でセクシー描写に飽きる
声優頼みなだけのエロ要素は本当に苛立ちしか感じない。
これで作画がもう少しマシならセクシーアニメとして見れたものになったが、
EDでさえ一切動かないダンスシーンや、本編もシーンによっては手抜き、
中途半端な描写で工夫も何もない声優だよりのセクシーシーンの数々は
「エロい」という気持ちが湧き上がる前に、「苛立ち」を感じる。
中身が無いエロは見ていて不愉快なだけだ
肝心のプロレス部分でも痛さが全然伝わってこない。
声優の演技だよりなため作画的な「痛さ」の描写が一切なされておらず、
ヒロインが100回投げられるという練習の後なのに背中が真っ白なまま、服も汚れなどはほとんどない
汗などの表現も甘く、こだわっているのは「胸の揺れ」「股間のアップ」のみ。
せっかく声優が頑張っていても、その頑張りに絵や動きが全然答えていない。
画面を消して音声だけで聞いたほうが想像力で補える分楽しめるだろう
絵的な面白さをこの作品で一切感じない
更にセリフ。同じセリフばかりだ。
いたいたいたいたいたいたいたいたいたいたいたいたいたい(苦笑)
4話までほぼこのセリフ、同じセリフ、同じ技、同じ見せ方ばかりで本当に退屈だ
4話の8割が「痛い」何じゃないかと思うほど痛いばかり。
4話だけでけなくその他の話数でも基本は痛いだ(苦笑)
せっかく頑張って声優さんが演技していても、同じセリフばかりでは飽きる。
はっきりいって工夫が足りない。
ストーリー展開も6話までヒロインは1勝もしない。
プロレスに関しては素人でアイドルだったヒロインが
そう簡単には勝てないという描写は丁寧といえば丁寧なのだが、
そこまでの退屈なストーリー展開、似通ったセクシー描写、同じセリフばかりでは
ヒロインの成長に面白みを感じない上に、成長しても6話まで勝たないので実感しにくい。
確かに徐々に成長はしている描写はあるのだが、流石に6話は遅すぎる。
その6話まで本当に退屈だ。
どうでもいい「アイドル側」のストーリーも同時に展開しているため無駄にストーリーが伸びてしまっている。
ヒロインが初勝利をおさめるまでアイドル側のストーリー描写を減らし、
4話くらいでようやく初勝利で、そこからアイドル側のストーリーを描けば随分と印象が違っただろう。
根本的にストーリー構成が悪く、強引に話を引き延ばしている印象だ
そんな6話もようやくいろいろな技を出すのだが、結局見せ方とセリフは同じ。
股間アップ、痛い、苦しんでいる表情のアップ、
せっかくいろいろな技を出しても「エロ描写」も同時に描いてしまっているため、
集中してプロレスシーンを楽しむことが出来ない。
熱血スポーツ部分のプロレス、セクシー描写としてのエロ部分が見事に絡み合っていない
せっかくヒロインが必殺技を決める部分も「寒い演出」のせいで冷めてしまう
更に6話でようやく因縁の相手に勝ってアイドルに戻るのかと思えば
プロレス続けます宣言。
トップアイドルだったヒロインがトップアイドルの座を捨ててまでプロレスにハマってしまう(苦笑)
これが売れてないアイドルとかならまだ分かるが、トップアイドルという設定故になんだかなと感じてしまう。
しかもアイドルをやめて9ヶ月もたっていて今更戻れると思っている点も微妙な所だ
これが事務所から中々戻ってこないヒロインに呆れ「解雇宣言」のようなものが出ているならまだ分かるが、
9ヶ月プロレスをやっていてもアイドルには戻れるらしい、
こういうストーリーの詰めの甘さがキャラクターに感情移入させない原因だ
強引なストーリー展開、詰めの甘い設定がキャラクターの台詞や行動を軽くしてしまっている
1話のアイドルからプロレスの無理矢理な転身、
更に7話での「大事な試合」を控えた選手がその前の微妙な試合で怪我してヒロインが代わりになるなどの
強引な展開のせいで本当にストーリー展開の甘さが目立ちまくる
それ故に見終わった後に「痛い」しか印象にないアニメになってしまっていた
全体的に見て駄作だ。
根本的な問題として「作画」の質が悪いせいでプロレスシーンの迫力がなく、
技の強さや凄さ、痛さが伝わってこない。
プロレスアニメなのに作画の質や枚数をごまかすための演出ばかりで
肝心のプロレスシーンに面白みを感じない。
更にもう1つの「セクシー描写」も胸と股間のアップばかりで似たような見せ方しかしておらず
3話くらいでセクシー描写のネタはつきている。
唯一評価できるのは「声優」ぐらいだが、
同じセリフを同じシュチエーションで喋らされてるだけで物語中盤くらいで飽きてしまう。
色々な声優さんが「苦しむ」シーンがあればもう少しメリハリが付いたかもしれないが、
ほとんどヒロインである「さくら」の戦いが描かれるため
ヒロインの苦しい声と痛いというセリフばかりだ。
ストーリーにしても1話の段階から強引過ぎる上に、テンポが悪く同じような展開ばかりだ
6話の時点でようやくすっきりとする面白さを感じることができるが、時すでに遅く
その後のストーリー展開も強引で設定や詰めの甘さが目立ち、面白さを感じない
キャラクターも魅力を感じない。
ヒロインの試合ばかりで、ライバルや憧れる先輩、同じアイドルグループだったキャラなどの描写が浅く
更には全12話なのに「9話」で新キャラを二人も出すストーリー構成など意味不明だ
ただでさえキャラ数が多いのに余計にキャラ描写が分散し、余計にキャラの魅力が伝わらない
いきなり出てきたキャラとの試合など燃えるわけがない。
見せ方が違えばもっと面白く感じられたと感じる部分はある。特にストーリー構成はそれを強く感じる。
6話までのグダグダな展開、7話からの更に強引な展開、11話のあのアイドルの唐突さなど
ストーリー構成を練り直し、もっと説得力のある展開があれば見れる部分はあっただろう
話の順番や見せ方、1話で進むストーリーの進行度合いなど
ストーリー構成が駄目すぎた作品だった。
原作が最終話と同じ所までしか発売されていないことを考えると本来は全12話やる尺ではなかったのだろう。
それを必死にふくらませていたのは分かるが、膨らませ方を間違ってしまった作品だ
プロレス描写に関しては最終話の描写だけは頑張っていた気がするが、
あくまでそれまでの試合と比べればの話だ。
同じ技、同じ構図で見せ方に一切工夫がなくそこにエロさや面白さを感じない。
最後の最後でも「ライブシーン」は結局硬い動きばかりだったのも残念な所だ
売り上げ的にも爆死だ。
いわゆるイベントチケットの抽選券も付いているのに「1000枚」しか売れていない。
原作も休止状態になっているようなので2期は絶望的だろう。
最後に、竹達彩奈さんお疲れ様でした(苦笑)
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