大正野球娘。
★★★☆☆
大正14年──
良家の子女が通う東邦星華高等女学院に通う鈴川小梅に、
親友の小笠原晶子が、「一緒に野球をしていただきたいの!」と声を掛けた。
突然のお願いに、思わず頷いてしまう小梅。
しかし、なぜ野球なのか?ルールも、使う道具も分からないのに。
可憐な乙女たちの奮闘物語が始まる。
NHKの朝ドラマ風アニメ
女の子が野球をやるという、時代背景も大正という設定はかなり珍しい
大正時代を扱ったアニメなんて初なんじゃ???
ただ、肝心なことは大正時代をテーマにする必要性が
あまり強く感じなかった。
服装や雰囲気は確かに大正なんだけど・・・ん~・・・。
女性が野球をやると言うことは、
今の時代でも結構珍しいことですし、現代設定でも
無理は無かったのではないのかなと感じます。
肝心の試合のほうは、序盤は当然負けっぱなしで
練習して強くなり、力ではなくテクニックで試合をこなして行く様は
確かに女の子らしいという意味では正解だったと思います。
しかし、微妙なんです。
なんというか、迫力みたいなものが伝わってこなくて
試合を観ていても「結果」だけが頭に入ってくるだけで、
もっと白熱したものが見たかったという印象です。
練習もたんたんと進んで行くので、かなりあっさりしてます。
途中、辻打ち&辻投げという「辻斬」を模したものがありましたが、
あれはないだろう・・・・。(苦笑)
夜道をあるいてる他校の野球部員に玉投げさせるor打たせるって・・・w
たぶん、大正時代の設定がこの辻打ち&辻投げにつながったんだと思いますが
完璧にすべっている。余計なシーンです。
大正時代と言う設定を生かそうとして失敗してる(苦笑)
全体的に物語の説得力が無い。
大正14年という時代背景をもっと緻密に描いて欲しかった
この時代ってわたしの記憶ですが、結構緊迫した世の中のはず。
そんな中で必死に何かを求めて野球をする!
そんな設定だったらもっとひきつけられてたと思います。
ただ大正時代の着物?の格好は確かに可愛らしいです、
でも、野球をしてるときは体操服(ブルマじゃない)のような格好で、
あの着物のままやって欲しかったなと。(笑)
着物の袖を肩までたくし上げて、裾を折り曲げて脚をはだけさせ
必死に走る!とか言う感じのも見たかったなと思ってしまいました。
タイトルの大正野球娘の
「大正」の部分に興味をいだいて見てしまった人は少しがっかりして、
「野球娘」の部分に興味をいだいた人は好感の
モテるアニメになってるように思えます。
1クールでうまくまとまっているので、
あっさり見ることができるのでそこは評価できる点でした。
たぶん、あんまり嫌悪感を感じさせない
誰にでも受け入れやすいアニメに仕上がっていると思います。
個人的に1話目の↓の歌がかわいかった・・・w
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