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薬師寺涼子の怪奇事件簿

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薬師寺涼子の怪奇事件簿感想

評価/★★★☆☆(59点)


薬師寺涼子の怪奇事件簿感想

制作/動画工房
監督/岩崎太郎
声優/生天目仁美,木内秀信,桑島法子ほか
全13話


あらすじ

東大卒の警視庁キャリア官僚、加えて絶世の美女だが性格は最悪の薬師寺涼子が、
部下を引っ張りまわして怪奇事件を解決していくというストーリー。部下である
苦労人の泉田準一郎による一人称視点で語られる。




B級全開

原作は銀河英雄伝説でお馴染みの田中芳樹による小説。
放送されたのは2008年、しかし原作は1998から連載のものと
若干作品の雰囲気が古い感じが否めませんでした。
基本的なストーリーはサスペンス。
絶世の美女だが性格は最悪なまさに女王様のような薬師寺涼子を主人公とし、
その部下である泉田準一郎と二人で怪奇な事件を解決していくというストーリーだ
この泉田準一郎は物語の語りであるのだが、
ある意味、ライトノベルの自分語りの原型に近いのかもしれない
面白いセリフ回しで独特な雰囲気をつくりだしており、作品の味の1つだ
また薬師寺涼子の強烈な女王様キャラはどぎつい(笑)
ご令嬢で性格が悪いのだが、ツンデレのようなキャラ設定は新鮮で
この二人の微妙な掛け合いと大人の恋愛のようなシーンは面白い
くっつきそうでくっつきない絶妙な距離感は、萌えアニメでは味わいにくい。
ただ肝心のサスペンスストーリーがぶっ飛んでるw
事件簿というタイトルから想像すると犯人はおまえだっ!的な内容を想像しそうだが
この作品は全て怪奇事件で、その怪奇事件はかなりぶっ飛んでいる
例えば、一瞬でミイラ化する事件が起きたかと思えば不老不死の薬作るためだったり、
内蔵を取られる事件が起きたかと思えば人工生命体だったり、
地下鉄には巨大な大山椒魚がいたり・・・w
事件の始まりは面白い、だがそれを解決していくストーリーが
推理と言うよりは、薬師寺涼子が全て理解した上で犯人を追うような形が多く
サスペンスなのかホラーなのかファンタジーなのか・・・w
あまりにもストーリー展開がぶっ飛ぶ過ぎていて笑ってしまうか突っ込んでしまう。
推理、トリック、謎解き、犯人当て・・・そういうストーリーを本作品では楽しめない
巨大な蛇とか未知の生物とか、いきなりぽんっ!と出されます。
例えば寿司屋に行って海老を頼んだら、エビフライが酢飯の上に載っていた。
そんな意表をつく、違和感を強く感じてしまう作品だ
ただ、この突拍子も無い展開はB級のアメリカ映画の様な妙なおもしろさがあり、
突っ込みつつ楽しむ作品としては優秀だ
特に終盤の展開などは話が大きくなりすぎて、
凄いことになっている割には動機が微妙だったり、やることが大げさだったりと
B級らしさ全開の内容だ、薬師寺涼子を殺すために戦車持ち出しますからね(笑)
全体的に見て、B旧作品としては非常に優秀なツッコミどころ満載な作品だ。
キャラクターは悪くないのでストーリーがしっかりしていれば、
もっと面白い作品に鳴るかもしれないのに、あえてとんでもないストーリーを展開し
いろいろな突っ込みどころと笑いどころとB級さを醸し出している。
大体からして、wikipeadiaにも
「作者自身が「ストレス発散のために書いた」と公言している通り、
荒唐無稽な展開と設定が特徴である。」
こんなことが書いてある作品だ、真面目に見てはいけない(笑)
これがまじめに書いてある作品なら大いに問題なのだが、
荒唐無稽かつストレス発散んで作られた世界ならば、悪くはない
B級と割り切って作られた作品は、肩の力を抜いて楽しむことができるが
妙にグロい部分や重い部分があるのは、若干残念な所ではある
ただ、荒唐無稽なストーリーではあるが作画や声優など
アニメーション部分では手を抜かずに作ってあり、
若干夜のシーンが多めでアクションシーンが見えづらい部分が惜しくではあるものの、
ストーリー以外は堅実に作っているのは好感が持てた。

「」は面白い?つまらない?

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