評価 ★★☆☆☆(25点) 全8話
あらすじ これは40億人のイブから迫られる、たった1人のアダムくんの物語。引用- Wikipedia
湧き上がれ！テストステロン！いきり立て、息子！
本作品は僧侶枠のアニメ作品。
原作はCOMICゴイチで連載している漫画作品であり、
１話５分ほどで全８話の作品。
世界でただ一人
この世界では何年か前に謎のウィルスが大流行している。
結果的にこの世界の「男性」はEDになってしまっている（笑）
そんな世界で唯一、主人公だけがEDになっておらず、
主人公はその「事実」を隠して生活している。
そんな彼が転校したのは９割が女性の学校だ。
この世界は男性が「ED」になったことで男性の人権が
ないがしろになっており、さりげなく「男性の事件を守ろう！」なんて
ポスターが貼られてたりもする。
男尊女卑な世界だ。全ては99.9%の男性がEDになってしまったせいだ。
そのせいで「飢えた女性たち」も大量に存在している。
果たして、主人公は９割が女性の学校で勃たずに日常生活をおくれるのか。
バレたら実験動物にされてしまうかもしれない。
貞操も、命も危険な世界だ。
僧侶枠らしい馬鹿げた設定ではあり、１話から
オンエア版はかなり規制が激しく謎のマスコットキャラで
いろいろな部分が隠されまくってしまっている。
土下座
そんな世界だからこそ主人公の存在は貴重だ。
ウィルスのせいなのかもしれないが、主人公がEDではないと
知るやいなや、女教師ですら「土下座」して
主人公のアレを求めてくる（笑）
女尊男卑な世界のはずなのに、男尊女卑みたいな状況も生まれる。
いわゆる「ハーレムアニメ」ではあるのだが、
女尊男卑な世界において「男性」としての機能が衰えていない
主人公の存在は劇薬だ。
男性の男性機能が衰えてるからこそ、
女生徒は平気で男子生徒の前で着替えるわ、おちょくってきたりもする。
だが、それは男性機能が働いていないからこその舐めた態度だ。
自分が襲われないことは分かっている、だからこそ、舐めている。
そんな舐めた態度にたいして主人公は「男」を見せてくる（笑）
あえて下半身を露出し、そそりたつそれを見せつける。
「なぁ、見ての通り、勃起できんだ俺！」
私は今まで1000作品以上のアニメをみてきてるが、
こんなセリフを言う主人公は初めてだ（笑）
キャラの多さ
毎話毎話、学校のいろいろな女生徒と絡みながら、
自らのいきり立ったものを見せつけていく。とんでもないアニメだ。
しかしながら、キャラの多さのせいで
１話５分全８話という僧侶枠の短さでは、
それぞれのヒロインを掘り下げきれていない印象だ。
主人公がEDではないとしり、弱みを握ったように迫る女の子が
出てきたかと思えば、性欲に支配された女教師がでてきて、
むっつりスケベな女の子が出てきて、更にはお嬢様な女の子もでてくる。
いろいろな属性のヒロインが出てくるのは良いのだが、
１話５分ゆえにろくに掘り下げもないまま、
次から次へと違う女の子に手を出しているように見えてしまう。
その通りではあるのだが（笑）
オンエア版もYouTubeでみるとかなり規制が強く、
ほとんど何も見えないシーンが続いてしまうことも多い。
内容が内容なだけに仕方ない部分もあり、
「僧侶枠」というComicFestaの有料サイトにつなげるための
作品づくりだからこその規制なのはわかるが、
今作の規制はかなり厳しいものがある。
終盤は男性のシンボルを見せつけたヒロインたちとともに、
修学旅行の下見に出かける。
手を出したヒロイン達に迫られつつ、みんなで仲良く
温泉旅行を楽しんで終わりだ。
総評：女尊男卑な世界を貫け主人公！
全体的にストーリー的にかなりあっさりとしたものがあり、
男性の99.9%がEDになってしまった世界で、
唯一EDではない主人公という設定自体は面白いのだが、
その設定を活かしきれず、掘り下げきれずに終わってしまっている。
各ヒロインに関してもそれぞれの事情や抱えている欲望ゆえに
EDではない主人公に迫ってくるだけで、
それ以上でもそれ以下でもなく、あまり魅力的とは言えない。
世界観の設定自体が安易なハーレムをつくるためにしかなっておらず、
そんな安易なハーレム状況で安易なセクシーシーンを連発しているだけだ。
ある意味でこれも僧侶枠らしいといえるのだが、
あまりパンチのある作品でもなく、僧侶枠らしいツッコミどころや、
お手軽ラブコメ的な要素も薄くなってしまっている作品だった
個人的な感想：薄味
非常に薄味な僧侶枠だ。
最近、面白い作品が続いただけに、ちょっと残念ではある
世界観もきちんと掘り下げようとしている努力は垣間見える。
例えば「男性の人権を守ろう！」みたいなポスターが飾られてたり、
セクシーな本の類がレアになってしまっていたりと、
そういう世界観を掘り下げる要素もちらほらあり、面白い部分なのだが
活かしきれていないもったいない作品だ。
ちなみに今作ではとあるキャラが「僧侶と交わる色欲の夜に..」の
原作を買い占めているシーンが有る（笑）
僧侶枠ファンに向けたファンサービスだ。
似たような作品で「終末のハーレム」という作品があるが、
終末のハーレムと比べるとかなりパンチが弱くなってしまっている。
次回は「当て馬キャラのくせして、スパダリ王子に寵愛されています。」
というBL作品になるようだ。
僧侶枠、特に最近の僧侶枠のBL作品は面白い作品が多い。
次回作も画面の前で全裸待機で待ち構えたいところだ。
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