1月もあっという間に終りを迎えました。
2月は今年はうるう年ではありますが29日までと更に短く、
またあっという間に過ぎ去りそうな感じですね。
この近況報告という名の月間個人的アニメランキングも
4回目になりました。
いい感じに続きそうな流れが生まれつつあります。
1月
1月は外仕事が多かったせいか、
少し投稿ペースが落ちてしまったのが残念なところですが、
2月はその分、ペースをあげたいところです。
さて、1月に見たのは11作品でした。
先月、1月に窓ぎわのトットちゃんを見に行ければ…と
思ってたのですが、タイミングが悪く、
結局、見に行くことが出来ませんでした。
BD待ちですね。
2月のアニメ映画は鬼滅の刃と大室家などがありますね。
なぜか前後編で60分以下の作品で2本上映する謎スタイルの
大室家、しかも、ゆるゆり3期から9年の時間を経ての
スピンオフ作品の映画化というのは気になるところではあるのですが…
流石に映画館で見る気はおきないため、
大室家はスルーする予定です。
さて、そんなわけで1月に見た個人的アニメランキングです。
11位 ポーション頼みで生き延びます!
今月の最下位はこの作品以外にありえませんでした。
小説家になろう作品にありがちな異世界転生作品で、
主人公はチート能力としてポーションと
ポーション容器作成能力を神様的な存在から貰い受けます。
序盤から主人公のお金に対する汚さ、
性格の悪さに辟易する展開が多く、
特に何か悪いことをしていない貴族の調度品を盗んで
当面の生活費にするなど序盤から厳しい作品でした。
1番、嫌悪感を感じたのは子供を戦争に巻き込んだ部分です。
中盤になると戦争に介入することになるのですが、
そんな戦争に主人公が助けた子供を連れていき、
子どもたちは主人公への感謝の気持ちから
「自爆テロ」まがいなことまでしでかす始末。
原作者のFUNAさんの作品は過去にも2作品あり、
2作品とも私には合わなかった作品でしたが、
この作品はそんなFUNAさんの作品の中でも
見ていて見るのをやめようと一瞬思ったくらいの作品でした。
キャラデザも「きらら系」アニメのような感じで
簡素な感じで作画も省略されている部分が多く、
その割には妙にグロいシーンもあったりと、
そのギャップが悪い方向に働いている作品でした。
10位 川越ボーイズ・シング
川越を舞台にした合唱部を題材にしたオリジナルアニメ作品でしたが、
色々と謎というか脚本がひどすぎた作品でした。
1話からなぜか合唱曲ではなくJ-POPな曲を
激しいダンスとともにお届けされ「合唱部とは…?」と
困惑しながら始まるこの作品。
合唱曲らしい曲を歌うときもあるのですが、
なぜか歌詞が芸人さんが手掛けたふざけた歌詞だったり、
合唱部を扱っていながら曲が合唱曲っぽくないという
謎すぎるアニメでした。
ストーリー的には王道な部活系アニメではあるのですが、
学校に強盗がきたり、メインキャラの親が迷惑系YouTuberで
炎上して引っ越してそのまま合唱部を退部したりと、
もう意味不明な展開ばかりの作品でした。
作画のレベルもかなり悪く、
特に終盤はがたがたな作画になってしまい、
最終話は延期されたうえ、BDは発売中止になるという
制作側のゴタゴタが作品にも反映されたような作品でした。
ポーション頼みで生き延びますとの差は僅差ではありますが、
嫌悪感は感じなかったという意味で
こちらの作品が10位となりました。
9位 絆のアリルセカンドシーズン
もはや誰が見ていたのかすらわからない
絆のアリルのセカンドシーズン。
ファーストシーズンではVTuber全盛期でVTuber養成所がある世界で、
過疎Vtuberだった主人公が仲間とともに
大会の予選を勝ち進んだ話が描かれていました。
ファーストシーズンではキズナアイは失踪したままでしたが、
セカンドシーズンでも失踪したままでした(苦笑)
なぜ失踪したのか、それが気になるからこそ
セカンドシーズンも見たわけですが、それが明かされることもなく。
学園側は絆を大事にして育てたいAIな校長と
エイダというこの世界ではキズナアイレベルで有名なキャラが
個の力を育てようとする考えが対立しており、
このエイダがゴリゴリの妨害行為をしてきたりします。
エイダの行動理由もよくわからないまま、
キズナアイもよくわからないまま、
主人公たちはなんやかんやあって元の鞘に戻って
妨害行為を絆の力ではねのけて終わりました。
セカンドシーズンからの追加キャラもほとんど記憶に残らず、
結局、色々と何だったんだ…?となってしまう作品でした。
8位 ヒプノシスマイク-Division Rap Battle- Rhyme Anima +
ヒプノシスマイクの2期として放送された作品でしたが、
1期と2期の間にあったはずのセカンドディビジョンラップバトルが
なぜかアニメでは描かれず、時系列が飛んでしまったことで
序盤はついていきづらい雰囲気が生まれていました。
1期では毎回ラップバトルで爆発することで
ギャグアニメとしての面白さもしっかりとあったのですが、
2期ではそんな爆発も序盤から中盤まで一気に鳴りを潜め、
増えたキャラの掘り下げや紹介に振り回されている感じがありました。
しかしながら終盤はヒプノシスマイクらしい面白さが詰まっており、
荒唐無稽なラップバトルの面白さや、
キャラの魅力を感じるストーリーやラップが極まっていき、
終盤から面白くなる作品でした。
序盤から中盤までややストーリーも間延びしており、
そのあたりが残念な部分ではありましたが、
それさえ乗り越えれば楽しめる作品という印象です。
7位 アイドルマスター ミリオンライブ!
アイドルマスターシリーズのミリオンライブのアニメ化作品であり、
アイマスシリーズとしては初のフルCGアニメ、
しかも日曜朝に放送するという色々と異例な作品でした。
序盤は夢がなかった少女が765ASのライブを見て
アイドルという夢を見て、オーディションに挑むという
ストーリーが丁寧に綴られており、
王道なストーリーにぐっと心を掴まれるものがありました。
ただ序盤をすぎると39人を超えるアイドルがドバドバ出てきて、
そんなキャラのセリフや登場シーンがちょこちょこと挟まれることで
作品全体が薄味になってしまっている作品でした。
いわゆるソシャゲ原作アニメらしいといえばらしいのですが、
メインの3人の掘り下げも甘く、キャラの印象もあまりつきませんでした。
長年待ち続けたファンを納得させるために39人全員登場させる、
そういった制作側の心意気は感じる一方で、
1クールでは流石に無理があったと感じる作品でした
6位 MONSTERS 一百三情飛龍侍極
ワンピースの尾田栄一郎さんの短編マンガのアニメ化作品。
Webアニメとして1話だけ制作、配信された作品でした。
30分に満たない作品ではありますが、
起承転結すっきりとしたストーリーで綴られており、
戦闘シーンは短いながらもキレのあるクォリティで描かれています。
兵の心をもつ主人公を見せつつ、ヒロインを登場させ、
悪いことを企んでいる敵を登場させと、
非常にわかりやすいストーリー展開になっており、
原作が短編だからこそのシンプルな面白さが際立っている作品でした。
NetflixやAmazonプライムでしか見れない作品ではありますが、
昔だったらOVAで発売されるような作品が
こういう感じにサブスクサイトでWebアニメとして配信される
流れが生まれつつあるのは喜ばしいところではありますね。
5位 ポケモンコンセルジュ
こちらもNetflixで配信された全4話の短編Webアニメでした。
この作品は「ストップモーションアニメ」で制作されており、
最近はPUIPUIモルカーなどで再注目された技術でした。
そんなストップモーションアニメで動くポケモンが
本当に可愛らしく、ポケモンごとに違う質感が
思わず触りたくなる魅力を醸し出しており、
メインで描かれるポケモンがコダックというのも
面白いところでした。
たった4話しかないからこそ、深みのようなものはありませんが、
都会の生活に疲れた主人公がポケモンリゾートで働く中での変化、
ポケモンリゾートに訪れるポケモンの悩みを解決しつつ、
変わっていくポケモンたちの姿に癒やされる作品でした。
4位 Unite Up!
CloverWorks制作のオリジナルアニメ作品。
ストーリーとしてはものすごく王道な作品でした。
夢というものがなかった主人公が友人に背中を押されアイドルになる。
そんな彼を中心としながら先輩アイドルたちを描きつつ、
主人公たちの成長がしっかりと感じられる作品でした。
そういった意味ではミリオンライブと似てはいるのですが、
あくまでもこの作品は主人公と同じユニットの二人を中心にえがきつつ、
彼らの成長を描いている作品で、先輩はあくまでサブキャラに置きつつも、
しっかりと全キャラの印象がつく作品になっていました。
気になるところは声優さんの演技力が厳しいところ。
一人、特に目立っている声優さんがおり、
彼の演技はかなり気になって仕方ない感じなのですが、
中盤をすぎると不思議と癖になり、慣れてくる部分もありました。
まだ見てない!という人は序盤を少し我慢(笑)してもらえば、
楽しめる作品になっています。
2期も決まっており、2期にも期待したいところです。
3位 アイドルマスター シンデレラガールズ U149
アイドルマスターシンデレラガールズの漫画が原作な作品な本作品。
タイトル通りU149、身長が149cmのアイドルを扱った作品でした。
149cm以下、つまりは全員小学生という
見方によっては危険な香りすら漂う作品ではあるのですが…
本当に素晴らしい作品でした。
1話から中盤まで9人のアイドルたちを掘り下げつつ、
子供らしい彼女たちの愛くるしさと同時に
子供だからこその悩みをえがきつつ、
それを1エピソードでしっかりと描ききり、印象を深めていました。
まだ12歳以下の少女たち、
そんな彼女だからこそ自分らしさや親との問題、
他者との関係性を色々と抱えています。
そんな悩みをプロデューサーが寄り添うことで向き合いつつ、
解決していき、大人への一歩を踏み出すストーリーでした
子供と大人、そんな対立もありつつ、
その間にきちんとプロデューサーがいて、
彼女たちを舞台に立たせるために苦労するさまも素晴らしく、
最後のライブは夢と希望に溢れた子供だからこその
純粋なライブを見せてくれました。
2位 江戸前エルフ
約1年前の作品を遅れてレビューしました。
この作品、原点回帰な日常アニメの雰囲気を
余すことなく感じる作品でした。
400年以上前に異世界より召喚されたエルフは
御神体として地域に根づいている一方で、
彼女の実態は駄目な引きこもりエルフ、
そんなエルフのお世話係な主人公とエルフの
日常アニメになっていました。
日常の中の非日常であるエルフという要素を
スパイスにしつつ、根本にあるのは日常アニメらしい
キャラクターの可愛らしさと癒やされる空気感であり、
しっかりとしたクォリティで描かれる作画がそんな
日常アニメの良さを際立たせていました。
不老不死なエルフと100年も生きない人間、
そんな種族を超えた関係性もどこか切なさを感じさせつつも、
彼女たちの「いま」を描いている。
1クールでなく4クールくらいずっと見続けたくなる、
そんな癒やしな作品でした。
1位 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM
ガンダムSEED DESTINYから約20年、
多くの人がもうSEEDの映画は作られることはない。
そう思っていた中での20年ぶりの続編映画となりました。
ガンダムSEEDに対して、特にDESTINYのほうには
私個人としては色々と思うところがありました。
DESTINYの終盤は色々とめちゃくちゃで、
そんなメチャクチャな状況を、この世界をどうするのか。
そんな不安を一気に解消してくれるのが本作品でした。
20年ぶりの続編映画でキラという主人公は迷っています。
デスティニープランは本当は正しかったのではないか、
終わりのない戦いの中、憎しみの連鎖が止まらない中、
彼の心は疲弊しています。
そんな中での唯一の希望であるラクス、
そんなラクスに裏切られ、キラという主人公は迷う。
迷う中で、そんな迷いを正してくれるのは親友の「アスラン」でした。
裏切りの代名詞のアスランですが、
今作では裏切りません(笑)
明確な答えを出さなかったキラヤマト、裏切りまくったアスラン、
かわいそうなシン・アスカ、それがDESTINYという作品でしたが、
この作品ではキラヤマトは答えを出し、アスランは裏切らず、
シン・アスカは大活躍でした(笑)
序盤はSEEDっぽいドロドロの三角関係をえがきつつ、
アスランが搭乗してからはお祭りのような作品になっており、
各キャラに乗ってほしい機体に乗りながらの
戦闘シーンは大爆笑してしまうようなシーンの連続であり、
特にジャスティスが出てきたときは予想外過ぎて
思わず映画館で声を出しそうなほどでした。
20年という月日を経てSEEDという作品がたどり着いた答えには
感慨深いものもあり、救いと希望に満ち溢れた作品でした。
アイドルアニメづくし
1月は一部を除いてアイドル系のアニメを見ていた月でした。
同じジャンルのアニメを見ると「比較」しやすいため、
偶に同ジャンルのアニメを一気に見ることもあるのですが、
今月はアイドルアニメづくしでお届けいたしました。
アイドルアニメもアイマス、ラブライブで一気にブームになったものの、
そんなブームから10年も立つと変化球なものが目立つようになり、
川越ボーイズシングなども合唱部とはいっているものの、
実質アイドルアニメのような側面もありました。
正統派のアイドルアニメであるアイマスも
U149は素晴らしかった一方でミリオンライブは
ソシャゲ原作アニメの欠点も目立ってしまっており、
アイドルアニメの難しさを改めて感じる部分でもありました。
そんなアイドルアニメ漬けの中でのSEEDは
もう本当に楽しかった。
もう1回くらい劇場で見たいとおもいつつ、
家で突っ込みながら見たいという気持ちもあります(笑)
2月は外仕事もほとんどないため、
投稿ペースを上げていければなと思っていますので、
2月もよろしくお願いいたします。
この作品をどう思いましたか?あなたのご感想をお聞かせください