11月なのにまだまだ真っ昼間は暑く、
なかなか冬物のコートなどを着る機会に恵まれない今日このごろ。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
今月からアニメコラムではなく、月1で
先月に見たアニメを軽く振り返りつつ雑談という名の
近況報告をブログ及びYouTubeでも行っていこうかなという
思いつきの記事になります(笑)
完全に思いつきでVol1とついてますが、
Vol1で終わる可能性があります。
来月の今頃、Vol2がでているか…
10月
10月に見たアニメは13作品でした。
2日に1回くらいのペースを保ってはいるのですが、
せめて15作品位のペースにしたいなと思っています。
とはいっても、私のTwitterを御覧頂いているみなさんなら
御存知の通り、私は月初めでやる気が一回0になります。
これもう、ここ数年ずっとこんな感じで、
月末が本業が忙しいというのもあるのですが、
月末の忙しさを乗り越えると、すっっとやる気ゲージが一気になくなります。
そうなるとアニメのレビュー記事や動画制作が止まっちゃうんですよね。
こればっかりはどうしようもありません。
13位:夢見る男子は現実主義者
10月に見たアニメの中で1番ひどかったのがこの作品でした…
そもそも原作やコミカライズで描かれていた心理描写が
ごそっとなくなっていたらしく、
そのせいでキャラクターが理解不可能なものになっていました。
作画もひどかったですね。
制作のスタジオ五組といえばAチャンネルから始まり、
きんいろモザイク、結城友奈は勇者であるなど
安定した作画の制作会社のはずなのですが、
この作品に限って言えばちょっとひどい出来栄えでした。
予算の問題か、スケジュールの問題か。
1視聴者には知るよしもないところではありますが、
動画の方の「原作は面白い」というコメントをちらほら
頂いていただけに、きちんと作られていれば
もう少し面白くなったのかもしれません。
余談ですが、スタジオ五組といえば今期「星屑テレパス」を
制作、放送しているのですが、
放送前の予想通りFOD独占ゆえに盛り上がってないですね。
やっぱりFOD独占は盛り上がらなくなる説は
正しかったようです。
12位:実は俺、最強でした?
なろう系アニメブームはいつまで続くのか…
そう考えてしまうほど頭を抱える作品でした。
1話の始まりは悪くなかったんじゃないかなと思います。
チートな能力をもって転生するものの、
そんなチート能力に気づかない実の両親には捨てられて
拾われるという始まりは悪くなかった。
ただ、そのあとは「いつものなろう」でした。
俺つえーの数々、イキりの数々、
どこかで見たことのある展開が繰り広げられました。
ストーリーの方向性としても定まらずに終わっており、
作画も特に悪くも良くもない。
可愛ヒロインはいるものの、キャラクターを使い余してる感じも強く、
いつもなろうで終わっている作品でした。
11位:悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。
コレもよくわからない作品でした。
いわゆる悪役令嬢者の作品であり、アニメでも増えてきました。
ゲームの世界の悪役令嬢に転生した主人公が
悪役令嬢としてのバッドエンドに成らないように紛争する。
そう見えるんですが、アニメとしての見せ方が悪かった作品でした。
これは原作でもだいぶ終盤に明かされる事実のようですが、
1話の時点で主人公は自身の未来を予知しており、
悪役令嬢になってしまう未来が見えている、
それはどうやら変えられないようで少しでも未来を良くするために奮闘しています。
このあたりの描写がないため、主人公の行動やセリフに
強い違和感が生まれるシーンがあまりにも多く、
見てる側としてはすでに過去改変してて、
主人公が悪役令嬢になってしまうことを不安がっているのが
よくわからなくなってるんですよね。
作画も決していい方ではなく、ストーリーとしても
中途半端に終っており、
なんだかなーとなってしまう作品でした。
10位:君が愛したひとりの僕へ
2本同時公開でどちらを先に見るかで結末が変わるという
触れ込みの2022年のアニメ映画でした。
実験的な作品であり挑戦的なアイデアでの制作は
評価したいところなのですが、
それがうまく噛み合ってるかというと、また話は違いますね。
特にこちらはSF要素が非常に多く、
パラレルワールドな作品で色々とややこしいことが起きています。
そんなややこしいことを解決するために
10年どころか何十年も月日が経っているのに、
そんなややこしいできごとの中心にいるヒロインが魅力的に感じませんでした。
作画のクォリティも昨今のアニメ映画としては
見劣りする部分があり、アクションシーンなどもないため
映画映えしない淡々とした会話劇が続いてしまい、
やりたいことはわかるんですが、
どうにも面白さがにじみ出てこなかった作品です。
それだけならまだしも、主人公がいわゆる芸能人声優で
そんな彼の演技も鼻についてしまう作品でした。
9位: 英雄教室
もうすでに子の作品の内容の8割位はわすているため
自分のレビューを見ながら記憶の糸を手繰り寄せながら
この文章を書いています(苦笑)
主人公は魔王と戦い、勇者の力を失い、
普通の生活をするために英雄を育てるための学校に入ります。
すでに魔王や魔族といった敵が居ない状態なのに、
英雄を育てるための学校が存在しているのも意味不明です。
あとはひたすらヒロインの問題を解決していきます。
色々なヒロインの色々な事情を主人公が解決していき、
そんな彼女達との日常を描きたいのはわかるのですが、
結局のところキャラを増やしながら同じようなことをしてるだけで、
退屈な作品でした。
好きなヒロインがいれば楽しめるかもしれない。
いわゆるキャラ萌えアニメでしかない作品でした。
8位: 僕が愛したすべての君へ
10位でも紹介した作品の別バージョン。
こちらのほうがSF要素が少なく、
話として非常にわかりやすくなってます。
淡々とした会話劇が続くというのは変わらないのですが、
みやすさや理解のしやすさという意味でも
こちらのほうが圧倒しており、
演出やキャラクターの魅せ方など監督と制作会社の違いを
大きく感じる部分もありました。
どちらを先に見るかというのが、
この2作品を見る上での問題なのですが、
作品としての欠点は多いものの
「君が愛したひとりの僕へ」を先に見たほうが
話としては理解しやすいものになっていました。
7位:BanG Dream! 2nd Season
バンドリの2期な本作品。
1期は主人公のぶっ飛んだセリフや行動、
そして3話のキラキラ星にやられた作品でしたが、
2期ではそんな奇行が抑え気味になっています。
ただ、原作のソシャゲが始まったせいか
キャラクターが大量追加されており、
そんなキャラクターたちの各バンドの
ミュージックビデオを見てるような気分になる作品でした。
ソシャゲ原作アニメにありがちな、
キャラクターの多さに振り回されたアニメ、
そんな印象が残ります。
ただ、1期よりも曲の印象は強く残っており、
作画がフルCGになったことでライブシーンも見ごたえのあるものになっていました。
3期のレビューは近日中に。
6位:聖者無双
この作品、原作は小説家になろうで連載していた作品なのですが、
そんななろう系らしさをあまり感じない作品でした。
異世界に転生するものの主人公にチート能力は在りません。
それゆえにこの世界で生き抜くために序盤から中盤は
ずーっと修行しています。
あまりにも泥臭いストーリー展開はやや派手さにはかけますが、
そんな泥臭い積み重ねが癖になってきます。
ただキャラクターデザインの癖の強さや、
作画もあまり良くないというところが残念な部分です。
ストーリー構成自体も1クールで区切りはついているものの、
2クールアニメみたいなまったりとしたストーリー構成になっており、
そのあたりはやや残念なところでした。
5位:ポールプリンセス
謎のWebアニメことボールプリンセス。
ポールダンスを題材にした日本初のアニメです(苦笑)
フルCGで描かれており、そのCGのクォリティや
モデリングの質自体はあまり高くは在りません。
ストーリー自体もいわゆる部活系アニメのような流れになっており、
そのあたりの新鮮さはあまり感じません。
しかし短い尺でありながら基本を抑えたストーリーと、
少人数のメインキャラを掘り下げながら、
ときおり見せるぶっ飛んだ展開が妙に癖になり、
最後のポールダンスシーンという名のライブシーンの
クォリティは見ごたえが生まれていました。
11月23日に映画も公開されるようですが、
劇場アニメになってどんな物語をみせてくれるのか
気になるところです。
4位:AIの遺電子
振り返ってみると10月はSFな作品ばかり見てた気がします。
この作品も印象深い作品でした。
AIが進歩し、人間と見た目も変わらず老化していくアンドロイドがいる世界。
もしも、そんな世界が訪れたどうなるのか。
ある種の社会実験的な内容であり、
そういった高度に発展したアンドロイドがいるからこそ
巻き起る出来事の数々をアンドロイド専門の医者である
主人公とともに見ていく物語でした。
印象深い話も非常に多い作品です。
作品としては淡々としているのですが、
もし、こんな未来が訪れたらどうなるのかというifのもとに
描かれる話はリアルであり、現代と変わらない問題もありながら、
未来が舞台だからこそ巻き起る話が1話1話突き刺さります。
ただメインのストーリーとしては中途半端に終っており、
作画もあまり良くない部分は残念では在りました。
今のアニメというよりは10年か下手したら20年くらい前の
雰囲気を醸し出している作品であり、
そういう懐かしさも相まって楽しめた作品でした。
3位:デキる猫は今日も憂鬱
2023年夏アニメのダークホースならぬダークキャットな作品でした。
捨て猫を拾ったらなぜか人よりも大きく成長してしまった諭吉、
そんな諭吉と主人公の生活を1話1話丁寧に描いている作品でした。
GoHandsらしい癖のある作画はあるのですが、
1話冒頭以外はそれは抑え気味で、
全体的に優しい世界観で描かれる日常がたまらない作品でした。
できる猫というタイトル通り諭吉は料理から家事まで
なんでもやってくれて、一家に一匹ほしいと思うほどの
完璧な猫で、そんな猫とともに暮らす主人公は
逆にダメ人間ではあるものの、諭吉の命の恩人です。
そんな一人と一匹の関係に、ときにほっこりしながら、
ときにニヤニヤしながら、ときにクスクスしながら楽しめる。
素晴らしい作品でした。
2位:トレジャープラネット
20年前の名作であるトレジャー・プラネット、
今回妻に誘われて始めてみたのですが、
驚くほどの名作でした。
基盤にあるのは宝島という有名な小説ですが、
そんな小説を数々の童話をアニメーション映画にしてきた
ディズニーらしく宇宙を舞台にし、メインキャラのほとんどを
擬人化した動物キャラクターにすることでコミカルかつ
愛着にもてる存在に仕上げていました。
20年前とは思えないような映像技術の数々、
CGを大胆に使うことでSF感を強め、
壮大な宇宙という名の海を巡るお宝探しの旅は
子供心を刺激されるような感覚になりました。
主人公とシルバー、この二人の擬似的な親子関係と
成長の物語がきれいに描かれており、
染み渡る名作でした。
1位:PLUTO
10月で1番衣装に残ってるのは本作品でした。
浦沢直樹さんが手掛けた漫画を原作とし、
そんな漫画自体が手塚治虫さんが手掛けた鉄腕アトムの
エピソードを大胆に改変してリビルドした作品です。
アニメーションでもそんな世界観の素晴らしさを感じることができます。
人を殺すことなどできないはずのロボット、
そんなロボットが大勢存在する未来でロボットが人を殺したかもしれない。
数多くの有名なロボットも壊されていき、
自然と犯人が気になるミステリー仕立てになっています。
浦沢直樹さんらしい序盤の伏線の敷き方とストーリー展開、
そんな浦沢直樹さんの世界観をアニメーションでも
余すことなく表現しており、そこに声優たちの名演も光ります
高度に発展した人工知能を持つロボット、
そんなロボットが更に成長したら人間になるのではないか。
可能性と、未来、現実社会の問題も扱った
素晴らしい作品でした。
10月
10月に見た作品は印象に残る名作と、
逆に印象に残らない作品の両極端な作品でした。
見るアニメは本当に気分で決めているので、
あえてそうなるように選んだわけではないのですが、
妙にSFが多い月でも在りましたね。
今レビューしてるのは2023年夏アニメですが、
2023年秋アニメは話題作ばかりなので、
ちょっと気になってるところです。
あと二ヶ月ほどで秋アニメも終わり、年末を迎え…と
忙しい時期になる前に見てない作品も見たいところですね。
11月もよろしくお願いいたします。
この作品をどう思いましたか?あなたのご感想をお聞かせください