本記事では「2017年夏」アニメの作品をランキング形式で
10作品紹介いたします。
2018年冬アニメの放送作品数は52作品ありました。
そのうち当サイトでレビューしたのは現在、26作品になります。
未視聴作品をレビューした後に、
私の中でのランキングに変更があった際は当ページも更新いたします。
2クール作品は2017秋から放送し2018冬に終了した場合、
2018冬の作品として扱います。
それではおすすめ作品を1位から10位まで紹介していきますっ!
(画像をクリックするとレビュー記事へと飛びます)
1位 恋は雨上がりのように
ファミレスで働く女子高生と、ファミレスの店長。
二人の恋愛模様はなんとも言えない青春ラブストーリーになっている。
年の差の有りすぎるがゆえに店長は女子高生の恋愛を受け止めず、
きちんと「大人」として対応する。
大人として対応する彼に必死にアピールするヒロインの姿が可愛らしく、
1クールで綺麗に物語を締めています。
起承転結のスッキリとした話であり安易に二人がくっつかない点や、
最終話の「余韻」も含めていい作品を
見終わったと感じさせてくれる作品でした。
2位 ゆるキャン
ひとりキャンプが好きな女の子が偶然、同じ学校の女の子と出会い、
彼女と触れていくうちに「みんな」とキャンプする楽しさも知る。
「キャンプ」というものを題材にした作品であり、
アニメでは地味になりがちな要素ではあるものの、
それを感じさせないキャラクター描写と背景描写が素晴らしく、
ゆるやかな雰囲気と可愛らしいキャラクターたちのキャンプ模様を
ほっこりと楽しめる作品です。
ストーリーが無いなんていう人も居ますが、
この作品にはきっちりとストーリーが有り、
女の子たちが仲良くなり変化していく過程をしっかりと楽しめます。
3位 宇宙よりも遠い場所
4人の女の子が南極を目指す物語。
南極という舞台を中心に一人ひとりの青春劇があり、
邸内なキャラクター描写がひとりひとりのキャラの印象を深め、
それぞれの物語にウルっとさせられてしまう。
全13話という尺を非常にうまく使っており、
起承転結を意識したストーリー構成と「南極」という
舞台だからこその面白さをきっちり活かしつつ、
4人の少女の青春をきっちりと見せてくれました。
メインキャラだけなくサブキャラや脇役までいきいきとしており、
一人ひとりのキャラクターがしっかりと印象に残る作品でした。
オチまで見て「面白かった」と素直にいえる作品です。
4位 からかい上手の高木さん
こんな女子にからかわれたい人生だった!と叫びたくなる作品(笑)
同じクラスの隣の女子がきになる主人公と、
そんな主人公をからかうヒロイン。
二人が相思相愛であることはわかりつつも、
付き合っていないからこその距離感と「からかい」は
ニヤニヤしっぱなしであり、
愛すべき主人公と可愛いヒロインのイチャイチャがたまらない。
良くも悪くもからかいあってるだけではあるが、
1話が気に入れば最後ま気持ち悪い笑顔を浮かべて楽しめます(笑)
5位 ポプテピピック
公式も認めるクソアニメ(笑)
荒唐無稽すぎるうえにシュールすぎる内容の数々は、
どう受け止めて良いのかわからない。
だが、そんなぶっ飛んだ内容を「声優を変える」という手法を使うことで、
全く同じ内容のAパートとBパートなのに、
声優が違うだけで印象の変わるシーンの多さが、
この作品の面白さになっている。
それゆえに声優便りになっている部分が多く当たり外れもでかいが、
このアニメでしかできない破天荒な手法は、
色々な意味でアニメの歴史に名を残したかもしれない。
6位 ヴァイオレット・エヴァーガーデン
京都アニメーション制作のアニメ作品。
京アニだからこその圧倒的な作画にはひれ伏すしか無い。
戦争孤児だった少女が戦争が終わり「代筆」の仕事につく。
「少佐」に命令されるままに生きてきた彼女が、
人々の手紙を代筆する中で徐々に感情を理解し、
人間らしく成長していくさまは面白く、
1輪完結のエピソードでは思わず涙腺をくすぐられてしまう。
ただ終盤の蛇足具合と唐突なストーリー展開、
話の当たり外れなど問題点も多く、やや好みが分かれる所。
7位 スロウスタート
浪人してしまった主人公のスロウスタートな日常萌えアニメ。
きらら系らしい可愛いキャラクターデザインと、
逆にきらららしくない妙にエロさを感じさせるフェチズムあふれるシーンは
萌えアニメ好きにはたまらなさすぎるだろう。
主人公は周囲に浪人してしまったことをかくしており、
それを引け目に感じる時はあるものの、
バレても誰も責めないんじゃないのか?と感じさせる優しい世界観は、
見ていてほっこりと楽しめる。
「先生」とメインキャラの1人との百合百合なシーンは
作品からちょっと浮いていると感じるほどなのだが、
百合が好きな方にはよだれが止まらなくなる事間違いなしだ(笑)
萌えアニメが好きならばぜひ、見てほしい作品だ。
8位 りゅうおうのおしごと!
16際の若さで竜王になった主人公、だがスランプに陥っていた。
そんな彼のもとに「小学生の女の子」が弟子入り志願してくる。
という所から始まる将棋アニメの皮をかぶったロリロリアニメ(笑)
この厳しいご時世に「9歳」の女の子をヒロインというのは、
かなり挑戦的であり、それどころか6歳の女の子も出てくる。
そんな女の子が涙を流し将棋に挑むさまは熱血スポーツのような
気合のこもった描写になっており、
ロリロリなヒロインではあるものの将棋アニメとしてもしっかりしている。
ただ、終盤のシリアス展開の描写がやや過剰すぎた部分や、
全体的なヒロインの低年齢ぶりなど好みの分かれる部分も多く、
面白いのだが色々な意味で人には勧めにくい(苦笑)
9位 ラーメン大好き小泉さん
まるでお人形のような少女が実は「ラーメン」が大好きな女の子だった
というグルメアニメ。
実際のラーメンを紹介しつつも主人公である「小泉さん」の
ラーメン愛が強く伝わってくるほどのラーメン好きぶりは清々しく、
それなのに押し付けがましさを感じない紹介の仕方はうまく、
見れば間違いなくラーメンを食べたくなってしまう。
なお海外の方が見るといわゆる「ヌードルハラスメント」を
常時受けてるような気分になるらしいのだが、
日本人としては「あの音」込みでラーメンの美味しさであることを
感じさせてくれるアニメだ。
10位 キリングバイツ
嗚呼、愛すべきC級アニメ(笑)
財閥による賭け試合が日夜行われており、試合に参加するのは
「獣の能力を持った人間」だ。
彼らは金のために血みどろのバトルを日夜繰り返している。
一言で言えば頭の悪いテラフォーマーズだ。
チーターだから足が速い、ゴリラだから腕力がすごいと
もうシンプル過ぎて馬鹿にでも分かる能力の数々と
能力の動物どおりの外見に変化する姿は笑うしか無い。
知的な眼鏡のキャラクターの腕だけがゴリラに変化するシーンなど
爆笑モノであり、真面目に見ると損をする作品だが、
駄作アニメ好きには本当にたまらない作品だ。
ゲーム化の予定があったが中止になったという部分も含めて、
私は大好きである(笑)
2018年冬アニメ総評
2018年冬アニメはいわゆる豊作だったと言えるのではないでしょうか?
「恋は雨上がりのように」や「宇宙よりも遠い場所」など
1クールという尺をきっちりとうまく使っており、
最後まで見て素直に面白かったと言える作品が多かった印象です。
2期に続くという感じではなく、きっちりと1クールで
「完結」させてくれる作品は少ないだけに強く印象に残りました。
その反面でアニメ業界の危うさも感じてしまう時期でした。
メルヘンメドヘン、Fate /EXTRA、BEATLESSの3作品は
きちんと1クールで最終話まで放送できていません。
制作スケジュールが間に合わず2作品は総集編を入れており、
後日に残りの話を放送するという形になってしまいました。
特にこの中でもメルヘンメドヘンはひどく、
作画はガタガタで見れたものではなく、総集編を挟んでまで延期した話も
作画が悪いという致命的な出来栄えになっており、
間に合わなかった11話と12話の放送も12月という、
一体どんな制作スケジュールだったんだ?と思うほどの延期ぶりです。
アニメの製作数は年々増えています。
年間200作品以上が当たり前になってきており、
制作会社も増えてはいますが、色々と限界が来ているようです。
2018年冬アニメを語る上で外せないのはポプテピピックでしょうか(笑)
SNSや匿名掲示板上では「来週はいったい誰が声優をヤるんだ?」と
様々な憶測を呼び、予想を超える大物が来たときの悦びと、
中途半端な声優がきたときの落差も含めて作品の魅力にしてしまっています。
どっちかといえば生モノなアニメだったと思います。
「どんな声優が出るのか?」というのを知らないからこそ面白い場合も多く、
来週、どんな声優が出るのかという期待感を今見ても味わえません。
そういった意味では2018年冬に毎週楽しんでこそのアニメであり、
10年後や20年後に見ても面白さが伝わりにくいでしょう。
ある意味で禁じ手であり、
2期を作らないと制作側が宣言するのも納得です
クソアニメクソアニメとみんなから呼称されるアニメですが、
私はこの挑戦的な手法を用いた制作を素直に称賛したいところです(笑)
まだ見ていない作品としては中国アニメ系の2期モノと
「刻々」などがあるのですが、
中国アニメの2期は気分が乗ったら一気に見ます。
刻々に関してはアニメ化されると思ってもおらず原作を読んでしまっており、
ちょっと時期をおいてから見たいと思います。
来季も、拙いレビューではございますが読んでいただければ幸いです。
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