あらすじ 出会いは最低だったのにいつの間にか雛の胸は高鳴っていく。雛は中学の先輩・恋雪に惹かれ同じ高校に進学を決意して猛勉強。引用 – Wikipedia
胸焼けの後のびっくりするほどの薄味
原作はニコニコ動画に投稿されているボーカロイド楽曲、
HoneyWorkというユニットが行っており、様々な媒体でメディアミックスされている。
監督は柳沢テツヤ、制作はQualia Animation。
告白実行委員会としては作品目の作品となる。
なお、テレビアニメ化も決定しているようだ。
見出して感じるのはベタベタさ加減だろう。
ころんだ主人公がヒロインの下着を見てしまうという出会い、
もはやラノベ原作アニメでなんど見たことかと思うほどの
ラッキースケベ的出会い描写のベタベタさだ。
今作は前作で振られたキャラと、前作でヒロインが告白した相手の妹、
そして前作のヒロインの弟がメインとなるストーリーが描かれている。
ある程度、前作か原作やメディアミックス系を見ていないと、
大量のキャラがどんどん出てくるため把握するのが大変だ、
前作以上に初見さんお断りな感じが強い。
更に前作でもキャラが多かったのに今作では更にキャラが追加されている。
尺的には前作と同じ60分なのに前作でもさばききれていないキャラに
更にキャラクター数を追加してしまっているため、
メインストーリーにはあまり関わりのないキャラが描かれるシーンもあり、
1シーン1シーンは短いがトータルとしてみると結構な尺がとられている。
そして割りとチョロいヒロイン。
前作でも一言二言しか喋っていないのに告白されたらOKしたヒロインが居たが、
今作のメインヒロインもほぼ一目惚れみたいな感じだ。
ただ今回は前作とは違い完璧な「片思い」な三角関係であり、
ストーリーの予測はしづらくストーリー的ーには前作よりも見れる。
しかし、その反面でストーリーのテンポが悪く、
告白もせずにもじもじみたいなシーンが非常に多い。
好きになった理由もよくわからず、告白もせず、片思いのままという
状況の変化が60分の中であまりない。
前作はヒロインの性格や行動に問題はあったものの、
ベタベタな少女漫画的シュチエーションやイケメンキャラの
イケメンなシチュエーションを楽しむということも出来た人も居たと思うが、
今作ではそういった女性目線なら楽しめる部分というのが薄く、
いわゆるイベントや盛り上がり所というのがあまりない。
結局、ヒロインは本命キャラに告白せずに終わると言う展開は、
あまりスッキリとしたものではなく、
物語の最初と最後でほとんどメインキャラの関係性に変化がない。
前作はベタではあるもののストーリーに起承転結が合ったが、
今作はその起承転結が薄く1つの作品を見終わった感じが薄い。
全体的に見て前作よりも駄作だ。
一目惚れの片思いの状況が長々と描かれる中で盛り上がる所と
呼べるべき部分が非常に薄く淡々とストーリーが進み、
結局淡々とストーリーが終わってしまう。
前作はイケメンキャラのイケメンシチュエーションを楽しむという部分があったが、
今作はそういったシチュエーションもほぼなく、
60分という尺の中で描かれる内容があまりにも薄く、
前作以上に原作ファン以外お断りな作品になってしまっていた。
テレビアニメ化もするようなのだが、
テレビアニメでどういったふうに描くのか逆に気になってしまう作品だ。
この何の捻りもないベタベタなストーリーを
1クール(まさかの2クール?)でどういうふうに描くのか・・・(苦笑)
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