本記事では「2016年」のアニメ映画作品をランキング形式で
10作品紹介いたします。
2016年に上映された作品は60作品ありました。
そのうち、当サイトでレビューしたのは現在、20作品となります。
未視聴作品をレビューした後に、
私の中でのランキングに変更があった際は当ページも更新いたします。
それではおすすめ作品を1位から10位まで紹介していきますっ!
(画像をクリックするとレビュー記事へと飛びます)
10位 ポケモン・ザ・ムービーXY&Z ボルケニオンと機巧のマギアナ
毎年毎年色々と迷走してる感じのあるポケモン映画だが、
今作は子供が見る分にはシンプルに楽しめるポケモン映画となっており、
大人が見ると物足りない部分はあるものの、
ポケモン映画としてしっかりと楽しめるように仕上がっている。
戦闘シーンは劇場スクリーンを活かした迫力あふれるものになっており、
「ポケモンバトル」と言うものをきっちりと描いているのは好感が持てた
9位 レッドタートル
スタジオジブリ制作だがフランスとベルギーとの合作作品という異色。
そのせいかジブリ映画を期待してみると肩透かしになってしまうが、
セリフが一切ない映画となっており、繊細な音の描写と
癖のあるキャラクターによる不思議なストーリーは見る人が見れば
魅力を感じる作品だ。
ただ癖が強すぎるので人を選ぶ上にちょっと長い。
60分に位に纏められてればもう少し違ったかもしれないが、
こういう作品は日本ではなかなか難しいのかもしれない。
8位 GANTZ:O
GANZTの大阪編のみをフルCGで劇場アニメとして制作された作品。
1時間半にまとめるために原作をうまく改変して
起承転結スッキリとしたストーリーにしており、
そこに圧巻のフルCGによる戦闘シーンの描写が迫力を生んでいた。
日本のCG技術の進歩を感じれるという意味で、
ぜひ見てほしい作品だ
7位 クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃
感動系が多いと勘違いされやすいクレヨンしんちゃん映画だが、
この作品はシンプルなクレヨンしんちゃん映画といえる。
シンプルに大人も子供も楽しめる内容になっており、
「クレヨンしんちゃん」という作品をすっきりと楽しめる作品だ。
感動モノや爆笑を期待すると肩透かしを食らうかもしれないが、
しっかりと面白いといえるクレヨンしんちゃん映画だ
6位 ドラえもん 新・のび太の日本誕生
ドラえもん映画のリメイク作品。
旧ドラから新ドラに切り替わってリメイク。
リメイクされたドラえもん映画は当たりハズレが非常に多いのだが、
本作は余計な味付けをセず丁寧にリメイクされており、
子供の頃に見たことがある人でももう1度楽しめるようになっている。
逆に大人になったからこそ子供のときに気づかなかったセリフの良さに
気づき、ドラえもんという作品の奥深さを実感できます。
5位 遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS
遊戯王の正式続編にして2度目の映画作品。
遊戯王ファンだからこそ、15年前のデュエリストだった人だからこそ、
この「遊戯王愛」溢れる内容は笑いながらにして感動できるレベルだ。
細かいルールを省いた初期のデュエル風景だからこそ、
素直に燃え、素直に楽しめる作品だ。
ファンサービス全開の内容だからこそ遊戯王を知らなければ楽しめないが、
ファンだけにターゲット絞った内容はファンならば見るべきだ。
4位 君の名は。
空前絶後の大ヒットとなった新海誠監督の作品。
これまでの新海誠監督の雰囲気を期待するとやや肩透かしを食うが、
病的にまでこだわった背景描写と、
新海誠監督らしいフェチズムを感じまくるセクシー要素、
そしてハッピーエンドな青春ストーリーは素直に面白い。
アニメオタクが見るとやや気になる部分はあるけれども、
普通の人が見れば素直に面白いと感じれる作品。
新海誠監督があえて一般受けを意識して作った事が分かり、
それと同時に隠せない変態性を感じて個人的には面白かった(笑)
3位 劇場版マジェスティックプリンス 覚醒の遺伝子
マジェスティックプリンスの続編映画作品、
マジェスティックプリンスらしいノリとキャラクター描写は
シリアスなはずなのにギャグになる素晴らしい内容であり、
最初から最後までマジェスティックプリンスらしさ全開の作品だ
特筆すべきは戦闘シーン。
CGで描かれたロボットアニメの戦闘シーンとしては至高の領域であり、
思わず笑ってしまうほどの大胆な動きと描写の数々は
思い返すだけで気持ち悪い笑みを浮かべてしまうほどの完成度の高さだ。
ロボットアニメを好きならば、マジェプリを好きならばぜひ見てほしい。
2位 この世界の片隅に
戦争中の日本に生きる普通の少女の日常を描いた作品。
特別な何かではない主人公だからこその日々とその変化、
過酷になっていく戦争と残酷な現実が徐々に迫ってくる様と、
それでも普通に生きようとする彼女に強い感情移入をしてしまう。
「のん」こと能年玲奈さんの声の演技は圧巻であり、
冒頭のほんの僅かなシーンで作品の世界観に引き込まれる演技は
素晴らしいとしか言いようがありませんでした。
1位 聲の形
障害者の女の子とその女の子を虐めていた少年の話。
障害者という扱いの難しい要素を「逃げず」にリアルに描写し、
ごまかさずに生々しい小学生の「いじめ」を描くことで、
序盤から心を鷲掴みにされたような感覚になる。
非常に濃いストーリーであるが生々しいキャラ描写が
「負い目」のある成長したキャラクターたちの人間関係を
よりリアルにしており、キャラクター同士の会話のセリフが
見ている人にぐさり突き刺さるな作品だった。
私はラスト30分間くらい泣きっぱなしでした(笑)
2016年アニメ映画総評
2016年、それはアニメ映画の年と言っても過言ではないほど「豊作」でした。
子供向けから大人向けまでまんべんなく名作と言える作品が多く、
大ヒットした作品も数多く生まれました。
特に「君の名は」は一種の社会現象のようになり、
2017年は君の名はのヒットにつられて数多くのアニメ映画が上映されています。
宮﨑駿監督の引退や、なかなか大ヒットするTVアニメが生まれくなり、
アニメ映画業界の元気がなくなったところでの、
2016年作品の快挙ぶりは1アニメファンとして嬉しい限りです。
逆に名作に隠れて駄目な作品もありました、その代表がポッピンQ。
今世紀最大の駄作アニメ映画と言わんばかりのターゲット層がよくわからない
ストーリーとキャラクター描写、雰囲気に合わない挿入歌、
続編を匂わせまくりな要素を描いたラストなど最悪としか言いようがありませんでした。
東映アニメーション60周年記念という肩書だけの作品でした。
個人的には遊戯王世代だっただけに劇場に赴いてまで見てしまった
「遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」を一位にしたかったのですが、
流石に(笑)
逆に劇場に行かなくてよかったと思ったのは「聲の形」です。
大の大人が冒頭からちょっと涙腺やばくて中間くらいでもう限界きてて、
終盤の30分間位はボロ泣きでした(苦笑)
一人で映画に見に来てる大人がボロ泣きしてる姿を
公共の場で晒さずに済んだのは結果的にはBDでみて正解でした。
作品自体は本当に素晴らしいので見てない方はぜひ!
2017年になってからすでに半年経過してますが、
50作品以上のアニメ映画作品が公開されています。
アニメ映画業界活性化してるのを実感してますが、
私が全然劇場に行けてないので総評記事はまた来年の今頃になりそうです(苦笑)
今後も、拙いレビューではございますが読んでいただければ幸いです。
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