あらすじ 異ノ國・日本。遥か昔に魔物“神喰い”を封印した3つの大結界のひとつが何者かによって破られた。再びの世界の危機に、静御前・義経・茨木童子・かぐや・あまてらすが立ち上がる引用 – Wikipedia
来週には見たという結果以外全て忘れていそうな作品
アニメは1話5分の短編アニメとして制作された。
監督は山本天志,制作はぴえろプラス
見だして感じるのはメタ表現の多さだろう。
登場人物たちがモンスターを目の前にして
「経験値」や「落下ダメージ」などといったり、
ゲームと同様に男性キャラは音声なしでセリフが文字で表現されたりと、
オンラインゲームが原作ではあるものの「ギャグ」テイストになっている
ただ、それが面白いか?と言われると微妙なところだ。
原作のゲームをプレイしていれば面白いと感じるメタ表現が多く、
ハイテンションかつノリノリでキャラクターがそれをセリフとしていうのだが、
1話5分であるがゆえに「勢い任せ」にギャグをざっくばらんに
言い放っている感じが強い。
一人ひとりのキャラクターの作画はしっかりしており、
起承転結がすっきりしたわかりやすいストーリーではあるが、
話によって当たり外れも大きく、
1話と2話で同じ「落ち」になってしまっており、
「お約束のオチ」を作りたかったのはわかるのだが、早々にネタ切れを感じてしまう。
勢い任せのメタ表現ギャグもつまらないわけではない。
だが、もっと「カオス」な感じで落ちもクソもないぐらいの
めちゃくちゃなギャグになりそうでなりきれていない歯がゆさを感じる。
どこかで真面目さを捨てきれず、それがギャグの1つ1つの
パンチの弱さにつながっているように感じる。
カオスではなくただ「散らかっている」感の強いギャグアニメだ。
キャラクター数も非常に多く、見終わった直後だが
3人くらいしか私は名前を覚えていない(苦笑)
キャラクターデザインはしっかりしているのだが、
演じている声優さんが新人が多く演技力が厳しく、
そのせいでキャラクターの印象が残りづらく、セリフも素直に頭に入ってこない。
全体的に見て見終わったあとに何も残らない作品だ。
極端につまらない内容ではないのだがギャグアニメにしては
無表情で見ているシーンが非常に多く、
勢い任せのギャグが笑いに昇華しきれずに透かして終わってしまう場合が多い。
キャラクターデザインや作画自体は悪くはないが、
キャラクター数の多さのせいで結局、
一週間後には何もかも忘れてしまいそうな作品だ。
宣伝目的のアニメの宣伝効果が分かる前に
原作のゲームの関連ゲームがアニメ放送前にサービス終了したりしたが、
果たしてこの作品でどれくらい原作ゲームのプレイ人口が増えたのだろうか・・・
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