すっかり正月ムードも消え、いつもどおりの日常に戻りつつある昨今。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
どうも笠希々です。
2015年冬アニメ
動画の方では毎クール定期的にやってるいるのですが、
記事にするのを忘れており、久しぶりになってしまったのですが、
今回は10年前のアニメを振り返るアニメコラムとなっております。
2015年冬、振り返ってみると素晴らしいラインナップになっており、
あのアニメもこのアニメも10年前なのか…と
懐かしさを感じると同時に、もう10年も経ってしまったのかと
驚くようなアニメばかりです。
今の30代にとっては懐かしいアニメでも、
20代の人は知らないかもしれない、
10代の人は子供すぎてみていないかもしれない。
そんな10年という月日、どんなアニメをやっていたのか
振り返っていきましょう
艦隊これくしょん -艦これ-
艦これも大ブームもおこしたソシャゲであり、
多くの人がプレイしていました。
私もサービス開始当初はプレイしていた記憶がありますが、
すっかりやらなくなった人も多いのではないでしょうか。
そんな艦これのアニメ化ということで本作品は期待されていましたが、
ソシャゲ原作アニメあるある、大量のキャラに振り回され、
ソシャゲという媒体の都合上、ストーリーを1クールで
どう描くかというのに制作側も頭を悩ましたことを
感じさせる作品でした。
ただ、今になってみれば1期よりも2期のほうが
色々な問題を抱える作品になるとは当時は想像もできませんでしたね。
アイドルマスターシンデレラガールズ
アイドルマスターシリーズの第二弾のアニメ化作品であり、
ファンの間では賛否両論を生んでいる作品です。
問題なのは2クール目からの曇らせ展開、
いわゆるシリアス展開でのキャラ描写に関してですが、
個人的には好きな作品です。
1話の時点ではアイドルですらなかった少女たちが
ガラスの靴をはき、かぼちゃの馬車でアイドルという名の
シンデレラになっていく過程が1クールで丁寧に描かれています。
そこからの2クール目、シンデレラの魔法がとけ、
アイドルだったはずの彼女たちをサポートしていた事務所が
アイドルプロジェクトを解散したことで、
ガラスの靴も、かぼちゃの馬車もなくなってしまいます。
そんな彼女たちが自らの力でアイドルに、シンデレラに
なっていく2クール目はシリアスな部分はあるものの、
一人ひとりのキャラクターに魅入られてしまう作品でもありました。
新妹魔王の契約者
2015年になると紳士アニメの全盛期はとうにすぎてしまい、
もはや残り火のように残っているだけという印象があります。
そんな残り火の1つである新妹魔王の契約者は、
今はなきプロダクションアイムズ制作のセクシーアニメでした。
プロダクションアイムズもまだ元気な頃ではあったのですが、
作画のクォリティは悪く、1期の段階では雑なセクシーシーンを
ただひたすら見せられているという印象が強い作品でしたが、
2期以降はクォリティも上がり、見れる作品に仕上がっています。
今思えば紳士アニメのDNAをつぐ貴重な作品だったかもしれません。
アブソリュートデュオ
この時代はまだラノベ原作アニメが元気だった頃で、
ISのブームなどの影響もあり、似たような作品が
大量に生まれている時代でした。
何かしらの特殊能力があり、何かしらの敵が存在し、
そんな敵と戦うものを育てるための学園が存在して、
バトルを描きながら大量にヒロインが出る。
そういったテンプレートが存在し、
この作品も類に漏れずな作品でした。
正直、10年以上経ってるとこの手のテンプレ
ラノベアニメはほとんど記憶に残っておらず、
自分のレビューを見返してもいまいち記憶が蘇らない作品でした。
ISUCA
この時代の角川系アニメはなぜか全10話という
中途半端な話数で1クールで制作されることが多く、
ISUCAもその1つでした。
この作品、作画のクォリティも悪かったのですが、
なにより原作改変が色々とひどく、
「アイリッシュシチュー」という謎の食べ物を
ヒロインが好物という設定にされており、謎すぎました。
原作は別にグロくないのにグロいシーンが合ったり、
大量に死人がでてたりと、ここまで原作改変されるのは
いくら10年前といえど珍しい作品でした。
純潔のマリア
2015年冬アニメにもオリジナルアニメはいくつか存在し、
ローリング☆ガールズやユリ熊嵐、
美男高校地球防衛部LOVEなど、今はあまり話題にならないものの
地味ながらに名作も存在しました。
この純潔のマリアは百年戦争中のフランスに本当に魔女が居たら
そんな設定の作品であり、自らが関わった人間のために
魔女である主人公が戦争に介入する物語でした。
この時代のアニメらしい下ネタ的な台詞などもありつつも、
人間としての幸せを取れば魔女の力を失い、
魔女として人前で堂々と魔女の力を使えば天界に帰される、
そんな状況で主人公がどう戦争を止めるのかという物語が
1クールで描かれていました。
地味ながらも名作だと思っている作品の1つです。
デス・パレード
もともとはショートアニメとして制作され、
1クールのTVアニメになったオリジナル作品でした。
二人の客が命をかけたゲームを行う、
そんなゲームの中で生まれるドラマと声優さんの演技の
バトルとも言わんばかりの掛け合いが素晴らしい作品でした。
あくまでゲームは魂を見定めるもので結果が全てではない、
だからこそ、ゲームが終わった後のキャラクターたちの行く末も
感じさせつつ、1話ずつドラマが生まれている一方で、
1クールのアニメにしたことでやや冗長な部分もありました。
ただ、地味ながらも面白い作品の1つであり、
強く印象に残っている作品です。
暗殺教室
去年は逃げ上手の若君が話題になりましたが、
10年前にも逃げ上手の若君を手掛けた松井先生の
漫画が原作のアニメである暗殺教室が盛り上がっていました。
2期で完結し、実写映画なども作られるほど人気の作品であり、
殺せんせーという謎の黄色い宇宙人のような先生と、
そんな先生を殺す生徒たちという、
学園ドラマでありながら学園ドラマとは真逆の設定を盛り込み、
王道の面白さに仕上げている作品です。
10年後も松井先生の作品がアニメ化されているとは
この当時は想像もできませんでしたね
幸腹グラフィティ
この時代は孤独のグルメの影響でグルメ漫画が増えていた時代であり、
そのせいもあってグルメアニメが多かった時代でした。
この作品もそんなグルメアニメの1つであり、
シャフト制作ゆえのエロスの表現が妙に印象に残っています。
可愛い女の子が日々の食事を楽しむ。
ただそれだけなのですが、唇、よだれ、表情、喉仏、
美味しさと恍惚さが入り乱れる描写は
エロスさえ感じさせてくれました。
食とエロの組み合わせは好みが分かれるところですが、
個人的には好きな作品の1つです。
聖剣使いの禁呪詠唱
当時、深夜アニメを見ていたオタクたちの中で
話題沸騰のアニメがありました。
それが聖剣使いの禁呪詠唱です。
ちなみに禁呪詠唱と書いてワールドブレイクとよみます(笑)
この時代のラノベ原作アニメらしく特殊能力を持つものが
通う学園が合って敵が居てハーレムでという感じの
作品なのですが、そのテンプレ感をぶち壊す要素が
あまりにも多すぎる作品でした。
「思い出したっ!」
そんな主人公の台詞で思い出す人も多いのではないでしょうか?
前世を持つものが能力に目覚めるという設定で、
主人公は2つの前世をもち、そんな前世ごとに嫁がおり、
現世にも転生してヒロインとなっています。
そんな主人公たちが魔法を使う際に「呪文」を詠唱するのですが、
そんな呪文を詠唱するだけではなく、空中に指で書くという行為をします。
「綴るっ!」という掛け声とともに
長文が綴られるのはギャグにしか見えず、
作画の悪さも相まってシュールな面白さがある作品でした。
最終話のなぜかぎざぎざになっている主人公の姿は
10年の月日が経っても忘れられず、
いつか2期がないかと心待ちにしている作品です。
2015年冬アニメは隠れた名作が多い
このクールはものすごく話題になったアニメは少なかった印象です。
豊作や不作などという言葉を使うなら不作であるものの、
隠れた名作も多く、聖剣使いの禁呪詠唱のマニア向けな作品もあります(笑)
今見返すと当時の時代感を感じる作品は多いと思いますが、
気になる作品があれば是非チェックしていただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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