深刻な性の悩みをかかえる犬のマットは、街一番と評判の美人探偵局を訪れることにしたのだが・・・。
なにこれ!?なにこれ!?ナニコレ・・・何だこの作品(笑)
監督は今石洋之、制作はトリガー
皆さんは覚えているだろうか「パンティ&ストッキングwithガーターベルト」を(笑)
2010年にガイナックスオリジナルアニメとして放映され、
あまりにも下品な内容と衝撃なラストで良くも悪くも話題になった作品だ
この作品は、そんな「パンティ&ストッキングwithガーターベルト」テイスト全開だ。
まるでアメリカの子供向けアニメのような
「カートゥン」調のキャラクターデザインと、
アメリカナイズされたキャラクター達の無駄なハイテンションさと下品さ(笑)
女子キャラクターはなぜか下半身が裸であり、
うっかり「やって」しまうハプニングのおまけつき。
地上波放送ではないため放送コード?なにそれ?と言わんばかりの
めちゃくちゃな遠慮なしの下ネタと「グロ」シーンを
これでもか!と詰め込んでいる(笑)
恐らく今石洋之監督が「パンティ&ストッキングwithガーターベルト」で
放送コードの都合上できなかったネタを詰め込んでいるような作品だ。
もう、本サイトでは言葉として絶対にかけない内容だw
文章で書けないような下ネタとグロシーンを平然と
ハイテンポなストーリー展開で「さらり」と描いている
「え?今下ネタやった?グロやった?やってないよ?」と
バレバレの嘘をつく子供のごとく、カートゥン調のキャラクターデザインと
ハイテンポなストーリー展開で魅せてくれる
非常に絶妙な描写加減だ。
これがリアルなキャラクターデザインだったら絶対に見ていられない、
これがテンポが遅ければ笑いにはなっていない。
特にテンポに関してはコレ以上早くとも遅くともダメだろう。
遅すぎず早すぎず、絶妙なテンポでクレイジーなストーリーを見せてくれる。
そして配色センス。
白、黒、赤、黄色でこの作品は彩られており、
その4色の世界観による描写が独特の雰囲気だけでなく、
これだけ下ネタやグロネタをやっているのにも関わらずどこか「かっこいい」のだ。
この彩色は「短編」アニメだからできる色合いだ
はっきりいって目にやさしくない、展開もシーンの描写も動きも非常に早く
めまぐるしく絵が変わる中で派手な色合いが目に刺さってくる。
だが、この作品は「8分」ほどだ
8分という短い癪だからこそ、この刺激的な「色」を楽しさとして
頭の中に一種の快楽として感じることができ、
クレイジーな作品の刺激をより高めてくれていた。
全体的に見て流石「今石洋之」監督と言える作品だろう
地上波では出来ないどストレート過ぎる下ネタをWebアニメという媒体で実現し、
8分という短編だからこその刺激的な配色で全編を彩り、
ハイテンポでクレイジーなストーリーをクールに魅せてくれる
今石洋之監督のセンスを「これでもか!」と感じることのできる作品だ
8分という尺であるがゆえに、同じようなネタやシーンが繰り返してしまうのは
少し残念なところではあるが、
この8分という尺の中でこの作品の「お約束」が生まれており、
ソレを視聴者に実感させている。
たった8分でこの作品お馴染みと感じるシーンが有る。
作画、演出、演技、色、動き。
全てを「刺激的」にすることで視聴者にこの作品が初めて見たのに、
最後まで見ていないのに、前からこの作品を見たことがあるような
ずっとこの作品を見ているような、そんな錯覚すらも感じさせる作品だ
確実にR18な内容ではあるものの、大人ならば是非この作品を見て欲しい
楽しめるかどうかは「パンティ&ストッキングwithガーターベルト」と同様に
好みが分かれる作品であるがゆえに、好き嫌いがはっきりと別れるが
ツボに入れば何度も楽しめる作品だろう。
ガイナックスを今石監督が離れてしまったので
「パンティ&ストッキングwithガーターベルト」の
2期の可能性は少ないと思っていたのだが、
この作品を見る限り今石監督は
「パンティ&ストッキングwithガーターベルト」2期を狙っているのかもしれない(笑)
ぜひ、あのビッチな天使たちの活躍をもう1度「地上波」で味わいたい。
今石監督のファンとしては強く期待したいところだ
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