ダテンシティを脅かすゴースト達に、天から舞い降りた2人の落ちこぼれ天使パンティとストッキングの姉妹が立ち向かう。
大人のためのキッズアニメ(意味深)
海外のアニメでよくあるカートゥンのキャラクターデザインが特徴的で
パワーパフガールズなどをイメージすると分かりやすいかもしれない。
監督は今石洋之。
第1話からこの作品はおかしい。
ヒロインは出会ったばかりのオトコとやっちまうし、排泄シーンまで流し
クソまみれで、全キャラ吐きまくり状態だ。
この解説で「え?どんなストーリー!?」と思ってしまうことだろう(笑)
一言で説明するなら食事しながら本作品を見ることは絶対やめた方がいい
基本的に主人公の二人は天使で、地上に現れるゴーストを倒すことを目的としているが
敵は人間の下品な部分や汚いものをモチーフにしている、
鼻くそ、トイレetc..
ここでは書けないような様々な下品かつエロ的なモチーフの敵も現れ
それと戦う主人公達の武器はパンティーとストッキング、
まさにタイトル通りだ(笑)
簡単にいえば下品をまさに絵に書いたような作品だ。
下品さや放送コードなどを気にせずに、徹底した下劣さ突き進み
ぶっ壊れた世界感の中でイカれたストーリーを展開する。
もし、萌えorリアルなキャラクターデザインだったら確実に見てられない絵を
カートゥンというキャラクターデザインのおかげで、
その下品さを薄めており、下劣な面白さががきちんとギャグ要素に変換されてる。
主人公の二人も戦闘前の変身シーンではリアルかつ可愛い絵柄に一瞬なるが、
性格的には破綻している。
日本人が曲解したアメリカ人女性のビッチなノリを絵に描いたような2人であり、
特にパンティの方は、ビッチという言葉がまさにふさわしいほどやりまくっており
毎話毎話「セックス」しまくりだ(苦笑)
断っておくがカートゥンデザインでのエロシーンのためエロさは一切ない。
そしてストッキングのほうは口が悪い(苦笑)
一話15分の内容を2話ずつ放送しているのもある意味、この作品にあっている。
1話30分「精子」の話をされたら流石にしつこい
1話30分「鼻くそ」の話をされたら嫌悪感全開だろう。
この1話15分という構成がなんとも絶妙で、
濃すぎる下品な内容の数々は、15分という区切りがなければしつこすぎてしまう、
盛り上げて盛り上げて、スッ。と終わらせるストーリーは、
江戸っ子のような潔ささえ感じるほどだ
ただ後半になると下品でもなんでもない話を淡々をやる回などもあり、
それはそれで面白くはあるのだが、淡々としてるがゆえに
前半のノリノリな下品ギャグがないと物足りなさを感じてしまう。
更に最終話の「あの展開」は、2期匂わせると同時に放り投げた感が半端無く
ストーリー的には気になって仕方ない。
2期があれば、今期以上に突き抜けやっちまう内容を期待したい作品なのだが、
放送から4年ほど立ってるが2期の情報はないのが残念なところだ
全体的に普通ならやらない下品さを極めたような作品だ
出て来るゴーストを下ネタや汚ネタをおりまぜつつ、
ビッチ可愛いヒロインたちがドタバタハイテンションでストーリーを展開しており、
一話が気に入れば最終話まで見れるが、
逆を言えば一話が気に入らなければ続きを見ても同じような感想しか抱かないだろう。
過度な下ネタやPTAが見たら「子どもに悪影響!」と騒ぐようなセリフの数々、
絵柄的には朝でも放送できるような感じだが、
内容は決して朝放送できない内容だw
また時折パロディ要素があり、トランスフォーマーなど知っている人には
楽しめる内容だが、知らない人には楽しめないパロディ要素が
含まれているのは若干評価を下げるポイントになってしまった
この作品はある意味大人が見る「キッズアニメ」だ
子供アニメでやるような「「おならぶー」「うんち!」のような
子供向けのギャグを大人向けに仕上げたような作品だ
その下品さを「面白い」と感じるか「下品っ!」と感じるか
人によって好みが分かれる作品だろう
カートゥンの世界でごまかさない作画は流石はガイナックスといえるだろう。
細かいアクションは激しく、カートゥンならではの面白味のある動きが多用し
見返せば細かい点でも小ネタを盛り込んでいる
戦闘シーンはカートゥンの世界をこわずに、激しい戦闘を見せるシーンは
流石、ガイナックス。と賞賛できる出来栄えだ。
最後のあの展開さえなければ、もっと高い評価ができたのだが
2期がない段階であの展開で終ってしまっているのは残念だ
ただ、ある意味、あの最終回あってこその「パンティ&ストッキング」ともいえる
好き嫌いが別れる作品ではあるが、1話だけでも試しに見て欲しい
あなたの「下衆心」がくすぐられれば、この作品は間違いなく名作だ
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