シャアが裸で踊り、アムロは三角木馬にまたがり、ドムの下着が見れるアニメ(笑)
アニメ自体は「『機動戦士ガンダムさん』のストーリーを元に作ったアニメ」と
位置付けられており、原作に比べてキャラデザが少し可愛くなっているようだ
1話あたり3分ほどの短編アニメとして制作されている
見出して早々やられる(笑)
まさにその言葉以外出てこないほど「え?!」と思う素晴らしいシーンだ
なにせシャアが裸で踊りながら「モビルスーツを赤く塗れ」と歌っているのだ。
「ガンダム」の中の「シャア」という人物象をわずか10秒で破壊し、
プリンプリンなおケツを見せてくれる。
この作品が「ガンダムのキャラを使ったギャグアニメだよ!」とストレートに教えてくれる。
更に作画のレベルの高さ。
短編アニメの場合、作画に予算が欠けられずチープになってしまうパターンも多いが
この作品の作画は普通に「30分アニメ」レベルの作画であり、動きも激しい。
激しい動きで「シャアの裸踊り」が描写され、
エロ妄想して気持ちの悪い動きをする「アムロ」を見せてくれる(笑)
アニメーションにおける動きの面白さをわずか3分ほどの尺でしっかりと味わうことができる
細かい動きをきちんと「激しく」することでここまでギャグアニメとしての面白さ上がるのか!と
素直に感動してしまうほどギャグアニメらしい激しく大胆な動きと
ありえない動きやシーン描写の数々が「ギャグアニメ」として強い笑いになっている。
極端な話だが「音」や「声」がなくてもシーンを見ているだけで笑えるシーンも多い。
更に声優さん達の素晴らしい演技。
短編アニメの場合、予算の都合上「新人声優ばかり」というパターンが多いが
この作品は本当に予算がどこから出ているのか知りたくなるほど豪華だ
小西克幸、代永翼、名塚佳織、興津和幸、置鮎龍太郎などきっちりとベテラン声優を起用することで
「キャラクター」の「ハイテンションなボケ」と「鋭いツッコミ」が明確になり、
よりギャグが強い笑いになっている。
叫ぶような演技が多いからこそ演技力のあるベテラン声優を起用した事は素直に評価したい
内容に関しては「ガンダムのキャラ」を使った「ギャグ」アニメだ。
本家の「シーン」をいじるようなネタも多く、
ブライト艦長がアムロを殴った事で「S」に目覚めていたり、
ニュータイプ能力は主に「エロ」方面で使われていたり、
ハロの中には「人」がはいっている設定だったりと、いじり過ぎている事で笑いにつなげており、
いじり過ぎているからこそガンダムファンでも、いや、ガンダムファンだからこそ
「そういう設定にしてきたか!」「そういう解釈?!」と思わず笑ってしまうシーンになっている
ガンダムのことを知らないと笑いづらいネタがあるものの、
キャラクターが本家のキャラクター象から崩壊しまくっているからこそ、、
「機動戦士ガンダム」という作品を知っていればキャラクターの崩壊さ加減によって
より強い笑いに変わり、全話楽しまさせてくれる内容に仕上がっている
更にストーリー尺の使い方のうまさ。
わずか3分ほどの枠だからこそ「ハイテンション」かつ「荒唐無稽」なボケが
ストレートに見ている側に笑いとなって伝わる。
恐らくこれが15分や30分アニメだと疲れてしまうだろう(苦笑)
原作の4コマの起承転結をそのままアニメの中でメリハリをつけて取り入れることで
1話1話の話の「インパクト」がより強くなっており、1話1話でしっかりと笑える
全話見終わった後に「もっと見たい」と感じるほど素晴らしい作品だ
全体的に見て欠点がここまで見つからないギャグアニメは珍しい
3分というストーリーの尺をきっちりとした「起承転結」で描くことで
テンポよくハイテンションなボケと鋭いツッコミがひかり、
「機動戦士ガンダム」のキャラクター象を崩壊させることで
ぶっ飛んだ予想の出来ないギャグシーンを展開し、
高いレベルの作画でキャラクターの動きや表情の変化を激しく描写することで
見ている側に強い笑いを残す作品だ
欠点は「機動戦士ガンダム」という作品を知らないと強い笑いにならないことだろう
もちろん知らなくてもぶっ飛び過ぎてて笑ってしまうシーンも有るだろう
だが、「知っているからこそ」笑えるギャグが多く、
「機動戦士ガンダム」の中のキャラクターの印象があるからこそのギャップ笑いも多い。
更にいうと「シモネタ」も結構多い(苦笑)
ギャグとはいえセクシーなシーン描写やアムロの下品なシモネタもあるので
そういった部分では好みが別れてしまう下ネタギャグもあるだろう。
ギャグのレベル自体が「コロコロコミック」を彷彿とさせるようなギャグであり、
面白いのだが勢いに任せてやりきっている感じもある。
「ギャグ」自体の好みは個人によってあるだろうが、
1つの「ギャグアニメ」としてのクォリティは非常に高く、
ギャグの好みと「機動戦士ガンダムの知識」以外では欠点らしい欠点が見当たららない。
しっかりと愛情を持って作られている作品だ
原作ストックは結構あるようなので1クールで終わってしまったことがもったいない。
原作を読んだ人からすれば「このエピソードをなぜアニメ化しない!」と思った話もあるらしく
2期を強く期待したい作品だ。
個人的にはもっと「ハロ男」の話を見たかった、あのキャラクターのインパクトは素晴らしいw
未だに「BD・DVD」の発売情報がないのが気になる所なのだが
スマホアプリで「未放送」エピソードという名目で
「戻れないアムロさん」というのを配信しているので
それが終わり次第まとめて発売かもしれない。
買おうと思っている作品なだけに発売日が気になるところだ。
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