*は気にするな!w
TVアニメは2年前だが、コミック付属のOADとOVAで7話近く追加の話が続いていた
ちなみに「*」に読み方や深い意味は無い、あくまでも1期との区別だ
特別な意味などを勝手に察してはいけない(笑)
見だして早々、度肝を抜かれる。
「コレは生徒会役員共なのか?アニメ間違えた?」と一瞬勘違いする
謎の飛行機内の機長、スチュワーデス、客のセクハラ会話からスタートする(笑)
どこいった生徒会役員共と思わず突っ込みたくなるシーンから唐突に犬で始まる。
もはや突込みどころが多すぎて突込みが間に合わない。
1期の序盤はテンポやツッコミが弱く、更にこの作品特有のシモネタのお陰で
人を選びやすい作品だった。
2期ではもちろん人選びやすい下ネタではあるものの
流石に1期とOVAとOADをあわせて全21話もやっていると制作側が明らかに慣れており、
演出、テンポ、アニメーションと全てがこの作品のために洗練されている。
もはや熟練の技のように1話から怒涛の下ネタとツッコミ所、
更に声優さんたちのハイテンションかつ的確なボケ演技と鋭いツッコミが入ることで
この作品の「面白さ」を全開に味わうことが出来るようになっている。
更に1話はきちんとキャラクター紹介が入るところは好感が持てた。
簡易的なものではあるがそれぞれのキャラクターにふさわしいネタと共に
「OVA」でしか出なかったキャラクターの紹介もさらりと入れる。
1期を見ずに2期から見てもおそらく大きな問題はない
この作品ではお馴染みの低身長設定のスズが画面に映らない際の
「スズヘッド」「この辺にスズ」の演出も無駄に豪華になっており、
毎話のようにスズヘッドの演出が違い見ているだけで面白い(笑)
スズヘッド、スズパンプキン、スズつむじなど
バラティ豊かなスズヘッドの数々は毎話の楽しみだ
その他の作画や演出のレベルも1期に比べて明らかに上がっている。
大胆なカメラアングルや質の上がったキャラクターの作画、
質だけではなく細かいキャラクターの動きも自然にきちんと描き、
本来動きの少ない4コマという漫画の欠点を上手いこと隠している。
更にアニメならではの演出、「下ネタ」までのカウントダウン予告や(笑)
「1期のアニメのシーン」をワイプで同時に流すなど
アニメならでは・・・というよりこの作品ならではの独特な演出を入れることで
この作品ならではの面白みと笑いが生まれている。
(ただこの独特な演出はほぼ1話しかなかったのは残念だ)
しかしながら規制がやはりキツイ。
本作品の下ネタは過激かつストレートな表現が多いため1期でも「ピー音」でセリフがかき消され
シモネタがストレートに見ている側に伝わりづらいことも多かった。
2期でもセリフの規制はあるのだが、1期以上にセリフの規制がきついように感じる
かき消された部分を察っしないといけないためストレートに笑いづらい部分があるのは欠点だ
しかし、セリフの規制が少し増えた分、シーンとしての表現があからさまになっている。
アリアのおとしもの、アリアの胸の揺れ具合などアリア関連の描写はセクシーさを増しており、
大人の「グッズ」の数々など画面いっぱいに描写される(笑)
更に「規制されないセリフ」による下ネタも増えたことで
1期のストレート過ぎる下ネタセリフばかりのギャグアニメとは少し違った魅力が出てきたといえる
ピー音などでかき消されないストレートすぎないシモネタやキャラの設定によるネタを織り込むことで、
キャラクターの魅力の描写にもつながり、結果としてキャラクターにも愛着がわく。
愛着が深まったところで、そんなキャラクターが下ネタをバンバン言うギャップの面白さも
更に深まったといえるだろう(笑)
そしてモザイクや表現規制を敢えて活かした大胆過ぎるシーンの数々(笑)
もはやモザイクがかかっててよかった、表現が規制されていてよかったと感じるほど
シーンいっぱいに降り注ぐ「アレ」だったり、「部分的な意味のないモザイク」だったりと
規制されているからこその笑いに繋がる部分も増えており、
音が反響する体育館でキャラに過激なセリフを言わせピー音を反響させるなど
制作スタッフが表現規制で遊んでいる部分も多い。
更にオリジナル要素。
私はこの作品の原作者のファンであり、この作品も読んでいるのだが
原作のネタに更にオリジナルネタを追加しネタを膨らましている。
4コマ漫画原作の1つ1つのネタの短さをオリジナル要素をいれることで
更にギャグを追求するようなネタになっており、1ネタ1ネタがしっかりできている
1期、OAD、OVAとあわせて2クール以上やっているだけあり
原作のネタとキャラクターをしっかり生かし、アニメならではの面白みを生んでいるといえるだろう
アニメオリジナル要素というと嫌悪感を抱く人も多いと思うが、
原作を読んでいる私でもオリジナルのネタで爆笑しているので問題ないだろう(笑)
特に「ちんすこう」のあのネタに関してはツッコミ、オチも含めツボに入ってしまったw
ただ完全オリジナルの「スルメとタカトシ」シリーズは若干グダグダになってしまった感じがある。
そして洗練されたツッコミ。
1期の序盤はツッコミの弱さもこの作品の欠点だった。
しかしながら2期になってツッコミがかなり強烈になっており、様々なパターンで突っ込む。
ハイテンションなツッコミ、ノリツッコミなどの基本的なツッコミはもちろん
あえて「スルー」するツッコミ、「適当」なツッコミなど
バリエーション豊かな突っ込みがあることでギャグがワンパターンにならない。
下ネタであることは変わりないが(笑)
これはキャラクターの関係性が進歩したことが大きいだろう
生徒会役員共同士の関係も少しだけ進んだことでツッコミの津田タカトシに遠慮がなくなり
ギャグにキレが生まれていた。
更にキャラクターの関係性が進んだことで「ラブコメ」展開も増え
下ネタだけではない「生徒会役員共」を味わうことの出来る2期になっているといえるだろう もちろん8割は下ネタだが(笑)
全体的に見て1期よりもアニメーションとして面白くなった作品だ。
作画のレベルが上がったことと演出が強化されたことで1ネタ1ネタの中での
笑いのレベルが上がっており、背景などの小ネタもさりげなく楽しめるようになっている。
ただ、その反面で「ピー音」によるセリフの規制で伝わりづらくなっている部分があり、
ネタがストレートかつ過激になってる分、1期よりも規制セリフが増えてしまったのは欠点だ
ただ表現的には「モザイク」をギャグに使うことで逆に笑いにつなげており、
ピー音でかき消されないギリギリのネタも織り込むことで、
規制されるセリフ意外の部分でも笑えるようになっている。
更にキャラクター同士の関係性も1期より少しだけ進歩したことで
主人公の「津田タカトシ」に対する恋心の描写がキャラクターの魅力にもつながっている
シノは普段は下ネタばかりだが時折年齢相応の可愛らしい恥じらいも見せ
スズは顔を赤らめたり、タカトシのセリフに対し恥じらったりと
1期以上にキャラクターが可愛らしく見える描写が増えた。
更に新キャラクターの「ウオミー」が追加されたことでラブコ事情が加速し
下ネタ以外のラブコメ的な笑いが増えたのは好感が持てる。
恋愛事情に絡まないキャラはそういった可愛さの代わりに
「ネタが過激」になっているのも特徴的だろう。
もはやエスカレートしすぎてセリフがピー音ばかりになっているアリアや、
規制されたピー音連発が強い笑いにもなっていた横島先生など
1期よりもすべてのキャラクターの魅力が深まっているといえるだろう。
そこに主人公である津田タカトシのキャラクターがちょうどいい。
恋愛関係に関しては基本的にスルー(笑)というED仕様だが、
ギャグの面でのツッコミは1期よりもパワーアップしているといえるだろう。
彼のツッコミがあるからこそこの作品がギャグ作品として締まっている。
ただやはり決定的に「好き嫌い」の別れる作品だ。
エスカレートしたネタの数々は1期以上に嫌悪感を懐きやすい人にとっては受け入れがたい
いい意味でも悪い意味でも「下品」なネタであることは変わらず、
ラブコメネタやそれ以外のネタはあるものの基本は下ネタなので
そういった意味での「好き嫌い」が別れてしまう。
好みに合えばがっつりと気に入ることの出来る作品だが、好みに合わなければつまらない。
1期以上にネタが過激になったことで更に好き嫌いがはっきりと別れる作品だ
個人的にはスズとウオミーが本当に可愛かった。
スズは怯える姿やパンプキン姿など可愛らしい描写が非常に多く、
鋭く突っ込んだかと思えば可愛らしい反応をしたりする愛着のわくキャラクターだ
演じられている矢作紗友里さんの演技も素晴らしかった。
そしてウオミー。
斎藤千和さんが演ずる彼女の「積極的」なのか「消極的」なのか
よくわからないキャラクターは個人的の物凄いツボだった。
「てへっ!」「きちゃった!」などの可愛らしいセリフを斎藤千和さんが演じられることで
よりキャラクターの魅力が深まり可愛らしくなっていた。
ただ、やはりこの作品の本編はブルーレイだろう。
規制が全て外されたセリフの数々を100%味わうためにはブルーレイしかない。
もちろん規制されていたほうが笑えるネタもあるかもしれないが、
そういった意味でTV版とBD版での違いを楽しめる一粒で2度美味しい作品だ。
人には進めにくい作品であり好みは分かれる作品だが
キャラクターの可愛さ、貫き通した下ネタの数々、少し独特な演出の数々は
他の作品では味わえない面白さのある作品だ。
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