史上初、OPからモザイクがあるアニメ(笑)
テレビアニメ版は修正音が多いアニメとしても話題になった
DVD・BD版では修正音はなくなっている。
OPからモザイクがかかるアニメなどこの作品くらいだろう(苦笑)
基本的なストーリーは日常コメディ。
在校生の9割が女子、今年度から共学化した高校に入学した津田タカトシ。
普通の男子高校生な彼は登校早々、
生徒会長に目をつけられ半ば強引に生徒会メンバーにされてしまう。
キリッとした美少女な生徒会長、スタイル抜群の副会長、可愛らしい書記、
一見すると幸せそうな彼だが生徒会長と副会長の頭のなかは「ピンク色」だった
というところからストーリーが始まる。
ストーリーは生徒会を中心としているので、いわゆる学園モノだ。
キャラクターたちの生徒会活動や学生生活を描きつつ、
4コマ漫画らしいネタを次々と展開していく。
そのネタが他のギャグアニメと違うのがこの作品の最大の魅力であり欠点だ。
ほとんどのネタが「下ネタ」で構成されており、しかも生半可な下ネタではない(苦笑)
テレビアニメ版では修正しないと苦情がくるであろうセリフの数々を
さらっと女性キャラクターたちが言い放ち、主人公が思わず突っ込む。
生理ネタ、大人の・・・、セ○クス、体位ネタなどなど
男子中学生が覚えたての性知識を友達と冗談で言い合うようにネタとしてどんどん使いまくっている。
ネタの8割は下ネタなので人を選ぶ作品といえるだろう。
更に前半部分は非常にテンポが悪い。
話の流れに一瞬の間が入るような流れがあり、第4話くらいまでは主人公のツッコミも弱く
ネタ自体は面白いのにで素直に笑えないストーリー構成になってしまっている
しかし4話を超えたあたりから、テンポも上がりツッコミのキレも上がる。
この最初のスタートダッシュでつまづいた感は非常に惜しくもあり、
テンポが悪い分、下ネタに嫌悪感を感じやすい方は微妙な印象がついてしまうだろう。
全体的に原作が四コマなので、
短い話を一話の中に3話分ほど詰め込んでおり、テンポよく展開していく。
ある種、四コマをそのままアニメ化したような感覚のストーリー構成になっており
話と話の間にスタッフ目線でのコメントのような「はんこ」が出てきて話をぶつ切りにして
次の話にテンポよく進んでいくストーリー構成は面白い。
ただ、セリフや絵面でモザイク、ピー音、カットなどが多用されており
かき消されたセリフや画面のせいで、笑いづらい箇所がいくつかあり
「DVDでは無修正」仕様なのはわかるが、笑えるべき箇所で笑えるセリフや絵面が
カットされているのは非常に残念だった。
修正しているからこその「面白み」もあるといえばあるが、
やはり修正されていないほうがストレートにネタの面白さが伝わる。
しかし、確かに修正の必要性のある下ネタばかりだ。
生理用品、おもちゃ、セ○クスなどなど・・・まあ・・・はい(苦笑)
人によってはドン引きしてしまうほどの下ネタは賛否両論だろう。
キャラクターに愛着がわき「あぁ、頭がピンク色なんだな」と理解すれば笑えるようになる。
更に後半に行くに従って「話の膨らませかた」がうまくなる。
序盤は原作のネタを使いつつアニメ用のシーンを追加しているだけだったが、
中盤以降は原作のネタを制作スタッフが「遊び心満載」で過剰に膨らませる。
主人公の書いた小説を皆が読んで感動するというネタを、
読んだ人によって物語が違うという演出に変え、
「ジョージ」という謎のアニメオリジナル外人キャラを生み出す(笑)
時折遊びすぎと感じるほど過度な膨らませ方もするが、
その遊びすぎ感を主人公である津田タカトシがハイテンションで突っ込むため
ネタが締まり、笑い繋がっている。
テンプレート的でありがちながらキャラクターは可愛く、
優秀な生徒会長、お金持ちの書記、背の小さい会計などなど
キャラクターに愛着がわけばキャラクターの可愛さも相まって非常に楽しめるアニメだ
下ネタをどんどんいい放つキャラクターばかりなのに「エロさ」はほとんどないのも
この作品の魅力かもしれない(笑)
セリフ自体は修正音で隠されるほど危ないセリフばかりなのだが、絵的にはあまりセクシーではない。
あくまで「ギャグアニメ」であり、セクシーな描写もギャグにつながるのは好印象だ。
ただ、言わずもがな基本的には「女子が下ネタを言い、男子がツッコむアニメ」なので
ストーリー性はあまりなく、ギャグの好みが合わなければ微妙な印象がつきまとう。
声優さんも日笠陽子、佐藤聡美、矢作紗友里、新井里美などなど実力派の声優さん達が演じられており
普段は可愛らしいセリフを言っている声優さんたちだからこそ
「下ネタ」がより強烈になる(苦笑)
とくに日笠陽子さんと佐藤聡美さんのセリフは過激すぎるのでファンならばある意味、必見だろう。
全体的に見て好き嫌いがはっきり別れる作品だ。
過激かつストレート過ぎる下ネタの数々はギャグになっているものの、
表現が直接的であるため、人によっては嫌悪感を懐きやすいかもしれない。
更に中盤までは主人公の突っ込みやテンポが悪く、笑えるネタが笑いにくい
しかしながら中盤以降は突っ込みにも磨きがかかり、制作スタッフの遊び心ある演出で
4コマ原作のネタを上手く膨らまかし、きっちりと楽しめるギャグアニメになっていた
慣れてしまえば、可愛いキャラクターと有名な声優さん達による
下ネタとツッコミを楽めるアニメになっている。
放送当時は更にココに「表現規制」のせいでせっかくのネタがごまかされるという問題があったが
今から見る人は規制なしのバージョンで見ることになるのでその問題もない。
だが逆にボカしたほうが笑えるポイントもあるため、なんともいえないが・・・w
(とくにOPはモザイクありのほうが個人的には好きだw)
人によって好みの分かれる作品だが5話くらいまで見て判断していただきたい。
2期、OVAと続いてるので気に入れば長く見れる作品の1つになるだろう
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