夏をむかえ「2B PENCILS」と名付けたバンド活動を謳歌しているちひろ達は軽音楽部をたちあげ、自らの部室を確保すべく試験勉強に精を出すことに。 そんな中、一日教師に任命された桂馬とちひろ達が奮闘する前に現れたのはアイドルかのんちゃん!しかもどこか桂馬が気になる様子で、ちひろ達も気が気じゃなくて……。
かみおん!
単香盆の付録DVDだったが、後にOVAとして発売された
見だして早々度肝を抜かれる(苦笑)
のちにDVD化もされた作品ではあるものの、OPが新規製作されている
こういったOADの場合はTV版のOPの流用が多いものが多い中で
劇中のアイドルでもある「かのん」の新曲とともにまるでプロモーション映像のようなOPが流れる
作画のレベルも全体的にTVと同じような質を保っており、
それは同時にキャラクターの可愛さにも繋がっている
ストーリー的にはちひろ達のバンド活動のために軽音部を作ることになり
そのために「テストで100点を取る」事になる。
彼女たちに100点を取らせるために主人公がヒロインたちに勉強を教えることに
というところからストーリーが始まる。
このストーリー的には大したことがない感じはあるのだが、
主人公が「攻略したヒロイン達」に勉強を教えるというところがポイントだろう
一人ひとりは記憶を失っているはずなのに、どこか主人公に対する態度はおかしい。
赤面したり、顔をじっと見つめたり、他のヒロインとの会話が気になったり、
記憶を失っているはずなのに記憶を失っていないような反応はTV版ではあまり感じなかった内容だ
ただこれがテレビ本編でないのが残念で仕方ない。
2期の終了間近にこの話が入っていれば、2期のグダグダ感やマンネリ感を
いい感じに払拭できるエピソードだ、このエピソードは全12話の中の9話あたりであれば
もっとエピソードとしての意味合いや登場人物の心理描写の面白みが強まった
千尋編の後くらいにこの話が挟まれなかったことが残念でならない
この話の価値は本来100あるのにOADというタンタにしてしまったことで60くらいになってしまった
そんな印象を覚える作品だった
全体的に見てOADで1話30分ということもあり、特に何の脈絡もなく話が終わってしまう。
これが45分ほどあればストーリー的にももっと何かができただろうが、
あくまでも原作の中の1話をただアニメ化しただけに過ぎず、
ファン向けの作品でしか無いという感じだ。
コミックのおまけと考えれば納得できるが、単体のOVA作品と考えると若干物足りない感じはある。
ただOPやEDが完璧に新規映像で、「かのん」「ちひろ」「あゆみ」などのファンならば
ニヤニヤっと出来るシーンが有ることも考えればファンならば面白く感じられる作品だろう
逆に言えばファンでない方は別に見なくてもいい作品だ。
個人的にはかのんのPV風OPが好きだったりする
妙にセクシーな感じがする狙ったシーンが多くて狙いすぎて笑えてくるOPだ
このOPだけはOVAとしての価値があると超個人的には思っている(笑)
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