デンデが地球の神となり、その後も新ナメック星ではいつもとかわらず平和な日々が続いていた。しかし、ある時巨大な要塞が新ナメック星を覆った。
新ナメック星からの危機を知らされたデンデは孫悟空たちに救援を要請。悟空たちは大型の宇宙船で新ナメック星へと向かうが、そこに現れたのは、かつて悟空が倒したはずのフリーザの兄・クウラだった。
これぞドラゴンボールZ映画、最高傑作。
本作品はドラゴンボールZとしては6作品目の劇場作品。
時系列としてはフリーザ編の後になっており、映画に初めてベジータが登場する
ドラゴンボールZとしては初めての前作のボスキャラが復活という展開だ
序盤から戦闘シーンの連続だ。
「ナメック星がピンチだから助けに行く」&「敵は前に倒したクウラ」という
分かりやすいストーリーでバトル要素が中心になっている
余計な要素は排除した純粋なバトルストーリーといえば分かりやすいだろう。
更にその戦闘シーンも凄い。
悟空が瞬間移動を使えるようになっており、敵の「クウラ」もできる
瞬間移動VS瞬間移動の戦いのシーンは演出も素晴らしく
高いレベルの作画とセンスの有る戦闘シーンが画面から目を離せないほどの
高速戦闘を描写しており、これぞドラゴンボールZの戦闘シーンだと言われているようだ
そして展開。
超サイヤ人二人でようやく「メタルクウラ」一体を倒したのに
その後に大量のメタルクウラが押し寄せるという絶望感、
こんな相手にどうやって勝つんだというストーリーの見せ方が素晴らしく
ストレートな戦闘ストーリーだけでここまで魅せる内容になっているのは凄い。
しかしながら、その肝心の「どうやって勝つんだ」という展開が厳しい。
確かに理屈としてはわかるのだが、
あれだけ苦戦したメタルクウラに対してあっけなく勝ってしまい
最後の「クウラ」自身との戦いは悪くはなかったが、
やはり中盤の「メタルクウラ」との戦いよりは盛り上がらなく
中盤で物語の面白さの最高点に到達してあとは右肩下がりになってしまった印象だ
全体的に見てストレートに楽しめるドラゴンボールZだ。
序盤から中盤までの迫力ある戦闘シーンは息を呑むほど素晴らしく、
劇場版ならではの強敵はインパクトも強さも圧倒的だった
ただ戦いの決着の付けたやオチがいまいちだったのが残念だが
それを指しおけばドラゴンボールZとしては完成度の高いアニメ映画になっている。
余談だが本作品がテレビ放映された時「24.1%」の高視聴率を叩きだしている。
当時のドラゴンボール人気を伺える視聴率と、
その人気にしっかりと答えている作品だった
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最初見た時、「あ、ターミネイターだ」と思ってしまいましたね。
子供の頃にリアルタイムで観ましたけど、クウラの脳が宇宙空間を
漂って、意思を持った機械(宇宙に捨てられた鉄くずの集合体)に
融合して、ナメック星を襲うのは怖かったのを覚えていますね。
最後にわざわざ巨大化して、悟空があっさり倒したのは
納得が行かないのは分かります。いわゆる、メタルクウラは
セルと同じく、戦闘データを量子演算して次々と改良された
メタルクウラを生み出す事で圧倒しておりました。
ところが、逆に言えば「どうすんねん」と言わんばかり
強くなってしまった。悟空がパワーをZ戦士から集めて
元気玉で親玉であるクウラを倒すか、それとも超サイヤ人3の
近いバージョンで相手を倒すべきか。つまり、DBが抱えていた
「インフレのジレンマ」に苦しめられてしまう。
強い敵に対して、苦労しながら乗り越えていくのは
観ている人には楽しいのですが、作り手にしてみれば
これほど面倒臭いものはない。