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ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦

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評価/★★★★☆(61点)


DRAGON BALL THE MOVIES #08 ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦 [DVD]

制作/東映アニメーション
監督/山内重保
声優/野沢雅子,古川登志夫,田中真弓ほか


あらすじ
悟飯の予備校受験のため、悟空は慣れないスーツを着せられチチから厳しく「教育パパ像」を吹き込まれていた。
悟空がそんな目にあっているとは知らず花見を楽しんでいた悟飯達のもとに宇宙船が降り立ち、中から一人のサイヤ人が現れる。彼はパラガスと名乗り、ベジータを新惑星ベジータの王として迎えに来たと言う。




ブロリー現る。


本作品はドラゴンボールZとしては8作品目の劇場作品。
後の劇場版にも登場する「ブロリー」が今作から登場する。

基本的なストーリーはアクション。
花見をしていたいつものメンバー、そんな中ベジータのもとに
サイヤ人である「バラガス」が訪れ、彼に伝説の超サイヤ人のことをほのめかす。
そんな中、悟空は北の界王様から超サイヤ人が南の銀河を破壊したと連絡を受け・・・
というところからストーリーが始まる。

序盤からギャグ的な要素が多い。
悟空がスーツを着ていたり、クリリンがカラオケで熱唱していたり、
亀仙人が酔っ払いまくりでふざけてたりと
序盤のゆるい雰囲気は中盤以降のシリアスな展開の前にはふさわしい内容になっていた。

そしてこの作品最大の特徴でもある「ブロリー」。
超サイヤ人である彼の存在感、強さは圧倒的で彼との戦闘シーンは
悟空達との実力差を魅せつける内容になっており、
更にその実力にふさわしい「純粋なサイヤ人らしいサイヤ人」という性格。
父親も平気で殺す彼の行動や言動は悪役ながらカリスマ性を秘めている。

ただ、若干その強さを「誇示」しすぎたあまり、悟空やベジータの扱いが低い。
特にベジータの扱いは若干ひどく、超サイヤ人であるブロリーを目の前にして
ガクガク震えながら怯えるというのは若干やり過ぎで
「ブロリー」の絶対的な強さを表現するための犠牲になっていた。

更に言えば結末。
あれだけ苦戦したブロリーに対し元気玉ではなく、
みんなの力を集めるというよりベタな方法で倒してしまった事だ。
元気玉であれば強引に納得させるだけの技感じがあるが、
みんなの力を集めるという方法だと
設定としてのブロリーの強さに若干疑問を感じてしまう。

全体的に見てこの作品か前作あたりからドラゴンボールZのベタな展開ができてきた。
ストーリーの流れや敵キャラも十分魅力的なのだが、
その敵キャラを倒す方法が勢い任せになってしまっており、
バトル展開のネタ切れを感じさせる内容になってしまっている。

ただ、それを除けば伝説の超サイヤ人としての「ブロリー」の存在感は圧倒的で
彼が人気が出て後の作品にも登場するのは納得できる。
本作品はたしかに面白いのだが、「クウラ」や「メタルクウラ」に比べると
戦闘のケリのつけたにやや納得行かない展開になってしまっていた。

なお、海外向けではブロリー三本仕立てセットでブルーレイが出ているようだ(笑)

「」は面白い?つまらない?

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