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電脳戦隊ヴギィ’ズ★エンジェル

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評価/★☆☆☆☆(18点)


電脳戦隊ヴギィ’ズ☆エンジェル 第1話「天使の出撃」 [DVD]

制作/J.C.STAFF
監督/大張正己
声優/久川綾,三石琴乃,井上喜久子ほか


あらすじ
新西暦202年、地球は宇宙より来襲した、人類にそっくりな未知の知的生命体スペースエミグラント(S・E)に侵略され(第1次侵略戦争)、S・Eの手に落ちた。地上を奪われた人類は、奪回のチャンスをうかがうため、海底に要塞兼居住都市 アクアベースを建設し移住した。




彼女たちは改造人間である


本作品は1997年に発売されたOVA作品。
ラジオドラマやドラマCD、漫画などメディアミックスされており
もっと大きな展開になる予定だった作品難織田が、
掲載雑誌が休刊したりと恵まれなかった作品だ
なお、監督は大張正己さん。

基本的なストーリーはSFアクション。
突如来襲した人類と売り2つの異星人、彼らは地球に侵略戦争をしかけた
彼らに負けた地球人は海底へと逃げたが、
百年たっても状況は変わらず「人類滅亡まで3年」という危機敵状況に陥っていた
そんな中、サイボーグ部隊であるエンジェルスが結成した・・・
というところからストーリーは始まる。

見だして感じるのは声優の豪華さだろう。
久川綾、三石琴乃、井上喜久子、丹下桜、檜山修之、子安武人、冬馬由美などなど
当時から有名だった声優さんたちが演じられている。
今ではありえないほどの豪華さだ

ストーリー的にはSF戦隊ものというとわかりやすいかもしれない。
ただ序盤からエンジェルスが自身で戦うのでなく、
自分たちが操縦する戦艦で敵の兵器を壊すという展開で
彼女たちの凄さが伝わらず、改造された少女「サイボーグ」部隊という要素が生きていない

更に2話では「改造されてしまった少女の悲哀」みたいなものも描かれるのだが、
まだ彼女たち自身が戦ってもいないのにそんな話を出されても
彼女たちの悲しさの描写があまりにも唐突だ
キャラへの感情移入を深める描写が一切ないのにシリアスな展開になる(苦笑)

更に彼女たちは「マインドコントロール」を受けており
記憶が無いのに戦うという描写もあるのだが、
ずぅぅーーーと彼女たちは戦艦に乗りながらら戦っているため、
彼女たちが「サイボーグである理由」がない。

ようやく彼女たち自身が戦艦から降りて戦うというシーンになっても
彼女たちの持ってる「武器」が凄いのはわかるのだが、彼女たちの強さが見えない上に
負ける(笑)、キャラクター描写があまりにも下手すぎる。
全3話という尺では仕方ないのはわかるが、最低限のキャラクター描写がなければ
ストーリーに入り込む事はできない。

しかし、3話にしてようやくキャラ描写が入りそれぞれの過去も回想で描写され
彼女たちが「戦う理由」を思い出し、サイボーグとして戦う。
戦闘描写も流石「大張正己」監督とい言わんばかりの繊細かつ大胆な描写で
3話後半からようやく本作品が面白くなってくる。

これが全26話のうちの3話なら問題ない。
4話以降が楽しみだと感じることのできるストーリー構成なのだが、
全3話というストーリー構成で3話後半でようやく面白くなるというのは
かなり厳しいといえるだろう。

全体的に見て全3話というのが致命的だった。
これがTVアニメでがっつりと描かれれば面白い作品になったかもしれないが、
全3話ではなにもかも中途半端になってしまっており、
せっかくの大張正己」監督の演出や作画、豪華な声優陣の熱演が無駄になってしまっていた

当初は続編が出る予定だったのかもしれないが、
2013年現在、この作品を最後に電脳戦隊ヴギィ’ズ★エンジェルは
ovaはおろか、漫画の方も続編は出ていない。
もっと流行れば女性版009みたいな感じになった作品かもしれない。
色々と可能性を感じるだけにもったいない作品でした

「」は面白い?つまらない?

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