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ダーティペアFLASH

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☆☆☆☆☆(7点)


Dirty Pair Flash DVD Collection (ダーティペアFLASH DVD-BOX 北米版)

制作/サンライズ
監督/須永司
声優/松本梨香,國府田マリ子,小関一ほか


あらすじ
高千穂遙原作の人気小説のアニメ化。落ちこぼれの新人トラブルコンサルタント、ユリとケイはラブリーエンゼルのコード名を持つ美少女ペア。まったく息のあわない2人が巨大犯罪組織ルーシファの幹部ワルデスの目論みに立ち向かう!




なんだこれ。


本作品はダーティペアのOVA作品。
しかしながら、テレビアニメ版と登場人物は異なり
「ダーティペア」と「ユリとケイ」というコードネームを受け継いた二人という
設定になっている

基本的なストーリーはSFアクション。
宇宙のトラブルを解決するWWWA、そんなWWWAにコンピューターによって
ラブリーエンゼルとして新たなコンビであるユリとケイは、
落ちこぼれの二人だったというところかストーリーは始まる。

見だして感じるのは違和感だろう。
ユリとケイという名前が同じにする必要性を感じないほど、
キャラクターは似ているが違うキャラになっており、
ユリは「わがまま」にケイはより「男らしく」なっており、
前作の二人に比べてキャラクターの魅力は欠ける。

そして変身シーン。
これは私の予想でしかないが本作品が制作される2年前から
セーラームーンが始まっており、それを意識したであろう二人の変身シーンがある。
胸が大きくなって過激な格好になるという変身シーンなのだが、
最初からその格好をしておけば?と感じるほど必要性を感じなかった
事実、最初意外にほとんど変身シーンは描かれない。

更にストーリー。
1話完結でなくなり連続したストーリーと設定があり、
陰謀に絡んだ事件が起こり、それを解決していくという感じになっている。
これで面白いならばいいが、新鮮味の欠片もない普通のストーリーで面白みにかける。
SF設定も活かしきれていない。

キャラ描写がもっとしっかりしていれば、このストーリーも面白く感じたかもしれないが
肝心の主人公二人の性格が未熟で、1人はWWWAVをやめて無法者になるわ
1人はデート重視キャラになっているわで、
それで実力が伴っているならいいのだが、実力が伴っていないため
見ていて「苛立ち」を感じるキャラがメインに立ってしまっている。

更に2巻以降は学園モノになったり、バレーしたりと
1話完結のはなしにはなっているもののストーリー的にまるで
「キャラ萌えアニメ」のような出来栄えで、
1巻に比べても更に面白さにかけていた

全体的に見て前作のいいところをすべて殺して作っている。
見ていて爽快なストーリーではなく、全16話が非常に長く感じてしまい
SF設定を生かしたストーリーは少なく、メインの二人の魅力は欠ける。

ストーリーとして描きたいことは分かる。
前作の「ユリとケイ」は性格に問題はあったが仕事はこなしていた
今作の「ユリとケイ」は性格に問題もり仕事もできない
パートナーシップがきちんと気づかれておらず、そのパートナーシップを
ストーリーを通じて徐々に徐々に描い行きたいのは分かる。
だが、そのパートナーシップが築かれるまで時間がかかっており
それを待つほどキャラクターに魅力がない

わざわざ「ダーティペア」の名前を使うことがなかった。
前作を見ている人は前作の「ダーティペア」を期待してしまい
その結果、大きく期待を裏切る結果になってしまった。

前作のレビューで「リメイク期待」と書いたが、
関連作品でこの出来栄えでは初代のリメイクがされたら
酷い出来栄えになりそうだ・・・(苦笑)

「」は面白い?つまらない?

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