妖怪が見える少年・夏目貴志は、ある日祖母の遺品の中から「友人帳」を見つける。「友人帳」とは、彼の祖母・レイコが妖怪をいじめ負かした結果、奪った名を集めた契約書だった。
以来、名を取り戻そうとする妖怪達から狙われるようになってしまった夏目は、とあるきっかけで自称用心棒となった妖怪、ニャンコ先生(斑)と共に、妖怪達に名を返す日々を送り始める。
黒にゃんこ先生はもっと出て欲しかったw
原作は少女漫画な本作品。
本作品はアニメの夏目友人帳としては2期目の作品。
前作から半年ほどで放映された
基本的なストーリーは一期の続き、
妖怪が見える少年「夏目」と妖怪たちの日々を描く
一期を見ていなくとも問題ないとはいえないので、一期を見てから見る事をオススメする
しかし、非常に困った。
2期になったからといって「2期でここがだめになった」「2期でここが良くなった」
という箇所があまりない(苦笑)
季節こそ前作は夏、本作は冬という感じで季節感は出ているのだが
それ以外の変化というものがなく、非常に安定した面白さを持続している
一期の評価で「優等生」と本作品を例えたが、相変わらず優等生だ。
だが、流石に2期になってから優等生過ぎてマンネリ感もある、
ストーリー自体はたしかに面白く、キャラクターたちも魅力的なのだが
安定しすぎている感じもある。
細かいことを言うならば、一期と比べると「戦闘シーン」が増えている。
主人公が妖怪を封印する場面も多く、彼に敵対する妖怪も増えた
そういった意味では一期と比べると「盛り上がりどころ」が増えたとも言えるが、
逆に言えば、この作品独特の空気感が若干薄れる
また一期は基本的に1話完結だったが、今期からは前後編にわかれる場合も多い
見やすさという意味で言うならば、一期よりもすっきりした感じではない。
しかしながら、2期からは人間側のキャラクターがより繊細に描かれ
新規キャラも多く、そのキャラとのかかわり合いや、
それによって「夏目」自信も成長していくさまは面白い。
更に、今期では重要な「人と妖」の関係性について夏目は悩む。
彼は彼なりに成長し、人とも妖とも仲良く有りたいと望む
だが、妖は妖であり、人を襲う妖もいて、妖を襲う妖も居る。
そんな妖を退治する人間も居る。
その間で「夏目」は自分なりに答えを導き出す。
全体的に相変わらず優等生だが完成度の高い作品だ
若干のマンネリ感はあるものの、戦闘要素を増やしたことでマンネリ感を
感じさせないように工夫しているのは好感が持てたが、
同時に一期の壁を感じてしまった。
個人的には黒にゃんこ先生が出た1話が面白かった(笑)
ニャンコ先生のあの愛らしさは何なのだろうか・・・w
3期ではこの作品がどういった方向に行くのか、
一期の壁の前にある二期の壁を壊し、3期が1番おもしろい!と言える作品になってるのか
今から見るのが楽しみです(笑)
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