路頭に迷っていたハヤテを、ナギは執事として雇うことを決め、 ヤクザに1億5000万の借金を現金一括で立て替え払いしてしまう。 こうして、ナギを守るため、そしてナギに借金を返すため、 借金執事・綾崎ハヤテの日々は始まった
原作通りに逃げ込んだ
制作会社は1期とも2期とも違う
まず見だして感じるのは作画の違和感。
というよりもお前誰だ?と言わんばかりの一期とも二期とも違うキャラデザは
まるで下手な同人作家が書いた同人誌のようなレベル(苦笑)
特に主人公であるハヤテの違和感はすごく、
劇場という大きなスクリーンで見たら更に違和感を感じざる負えないだろう。
この部分に関しては原作通りという意味合いでは原作通りなのだが・・・w
更に話も繋がらない、というかなに考えてるのだろうか。
原作を読んでいる人しか知らない「カユラ」という人物が
序盤、いきなり現れて会話しており
アニメ化されていない部分の夏コミの話など、かなり原作ファン向けな作品だ。
原作やアニメを見ている前提のアニメ化作品は多いが
アニメだけ見て劇場版を見たら、キャラデザとあいまって違和感が更に増す。
敢えて例えるならドラゴンボールでピッコロと悟空が天下一武道会で戦っているのを
アニメで見終わった後、劇場版アニメ見たら既にベジータが仲間になっていて
仲良く悟空と話しているような感覚だ。
お前誰だ?という感覚が既存キャラも新規キャラにも生まれてしまった。
あまりにも原作ファン向けな内容はキャラクターデザインを相まって
低評価につながった。
制作スタッフが一生懸命派手さをだそうとしているのはいろいろな部分でわかる、
序盤の遊園地の作画や無駄にキャラに影をつける演出など
いろいろな部分で画面を派手にインパクトのあるものに仕上げようとしているが
無駄なシーンも多いので余計に感じてしまう部分も多い。
スクリーンという大きな画面をハヤテのごとく!という作品は使い切れていない
もともと劇場向きの作品ではないため厳しいのはわかるが・・・
ストーリーに関してもOVAレベルだ。
登場人物たちの夏の出来事という感じで
わざわざ劇場版にしてまでやるような内容ではない。
更に言えば60分という尺を使い余しているらしく、テンポもかなり悪い
ただ内容的には起承転結がしっかししていて面白い。
今までのハヤテのごとく!ではあまり描かれなかったタイプの話で
一期、二期と見た後だと新鮮味があるホラーテイストな話と
お嬢様と執事の絆という本作品の根本にあるストーリー展開は魅力的だった
夏に公開されたと考えると季節的にも的確な内容だ。
60分という尺を考えればストーリーはよくまとまっていた方に感じる
全体的に見てOVAならば文句なしの出来栄えだった
しかしながら、劇場版ということを考えると
ストーリーの内容が原作ファン向けになりすぎている部分や
アニメから劇場を見たことによるキャラデザやストーリーの違和感など
点数を下てしまう部分が多すぎる。
あくまでも原作ファン向けの劇場作品といった枠から抜け切れてはいなかった
個人的には一期、二期を見た後に本作品を見たため
違和感が凄まじかったが、後半になるにつれて慣れストーリーを楽しめたが
やはり終盤で「ハヤテの顔おかしくね?」と感じてしまって
いい感じのストーリーの余韻が消し飛んでしまった(苦笑)
新アニメ制作決定との情報もあり、三期かOVAかはわからないが
制作会社はどこになるのだろうか・・・w
またキャラクターデザインは変わるのだろうか・・・
いろいろな意味で期待したい作品です。
この作品をどう思いましたか?あなたのご感想をお聞かせください