3つの超大国群が己の威信と繁栄のためにゼロサムゲームを続ける西暦2307年。
そんな中、「武力による戦争の根絶」を掲げる私設武装組織
ソレスタルビーイングが、ガンダムによる武力介入を開始する。
これぞ総集編!
テレビシリーズでは全50話=約17時間約ガンダム00を
1時間40分×3の約5時間の3作品にまとめ上げている。
3分の1に圧縮という感じだ
一巻の編集の仕方は素晴らしい。
キャラクターの描写は総集編なので甘いのは仕方ないが、
SEEDの総集編とは違い、もし00という作品を見たことがなくとも
序盤のストーリー展開は頭に入りやすく、総集編の入りといしてはうまい。
一度見たことがある方なら、TVシリーズにて6話で出てくる
アリー・アル・サーシェスが始まって17分で出てくると書けば、
どれくらい話がサクサクと進んでいくかわかりやすいだろう
総集編ということでカットされてる部分もかなりある、
しかしながら、カットされた部分を「刹那のナレーション」で補い
総集編だがストーリーの流れはかなりわかりやすく、つなげ方がうまい
そのおかげかストーリーがサクサクと進み、TVシリーズで感じた
若干のダレもなくなり、このガンダム00という作品の面白みが
単純に理解しやすくなっている。
2巻からは若干テンポが落ちる。
全3巻の内、一巻でTVシリーズ50話の内25話を消化したせいか、
残りの2巻では尺に余裕が出たのだろう。
2巻では13話を90分にまとめており、序盤よりも見やすくなっている
2巻は刹那によるナレーションがヘリ、そのぶん本編シーンを多用し
カットするべきところはカットし上手くつなぎ
ガンダム00という作品を見やすくしている。
逆に言えばTVシリーズが好きで何度も見ている人にとっては
「なぜ、あのシーンがカットされているんだっ!」という
意見が出てしまうかもしれないが、ガンダム00を見てだいぶ時間が立ち
キャラやストーリーは覚えているが、細かい部分は忘れたという人
もしくはガンダム00という作品を見たことがないという人にとっては
あまり気にならないだろう
しかしながら、2巻は新規カットがわかりづらい。
1巻はガンダム00見てからだいぶ立っていた私でも
「あ、これ新規カットだ」とわかりやすかったのだが、
2巻はほぼわからなかった。
この点に関しては、本作品のファンのかたにとっても残念なところだろう
3巻は残念な部分が多い。
総集編も最終巻で物語をまとめる必要性なのはわかるが
「え?!そこカット?」と思う点も多く、
重要なシーンをナレーションで片付けてしまう点もあり、
物語のつながりが弱くなり、かなりの違和感を感じる。
それまで1,2巻とも確かにカットはあったものの
物語はなるべくつながるように編集されていたのに対し
3巻だけは重要な部分もカットしてしまって、
いきなりシーンが切り替わり物語がつながらない。
全体的に見て総集編としてはよくできている。
ガンダム00を難解も見返したような人にとっては不満も多いだろうが
ガンダム00を見たことがない、一回見たけどあまり覚えていない
そういう人にとってはこの「総集編」は手軽かつ
ガンダム00作品本来の魅力をわかりやすく伝えている
個人的な意見になってしまうが、私はこの総集編のほうが好きだ
TVシリーズは50話という長尺でダレも感じてしまい
そのぶん、一部キャラクターの行動や言動に嫌悪感を感じやすかったが
総集編ではTVシリーズでは嫌悪感を感じたキャラの言動や行動が
まったく違和感なく見ることが出来た
同じスペシャルエディションのあったSEED、
本作品と比べると完成度の違いが大きい。
色々細かい不満はあるものの、おおまかに見れば
総集編としてよくできていた作品でした
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