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迷い猫オーバーラン!

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迷い猫オーバーラン!感想

評価/★★☆☆☆(21点)


迷い猫オーバーラン!感想

制作/AIC
監督/板垣伸,佐藤順一,久城りおんほか
声優/伊藤かな恵,竹達彩奈,井口裕香ほか
全13話


あらすじ

都築巧は姉・都築乙女と2人で潰れかけの洋菓子店「ストレイキャッツ」を経営。
姉の乙女がオーナー、巧はオーナーの血の繋がらない弟である
また、巧の幼馴染である芹沢文乃がこの店でアルバイトをしている。
物語は趣味が人助けである都築乙女が、猫真似が得意な謎の
美少女・霧谷希を拾って来るところから始まる。




迷作アニメ

原作はライトノベルな本作品、ちなみにメディアミックスで
ToLOVEるでお馴染みの矢吹健太朗が漫画で連載されていた
基本的なストーリーは、典型的なラノベ的ラブコメ日常萌えアニメ。
孤児院育ちの主人公とヒロイン、二人は拾われた洋菓子店でバイトをしつつ
高校に通っている、そんな二人のもとに世話好きな義理の姉が
一人の女の子を拾ってきた・・・という感じだろうか
これだけ見ると典型的なラブコメふうなのだが、他のラブコメとは違い
なんと各話ごとにアニメ監督が変わるという謎のシステムを導入したのが
本作品の最も大きな特徴だろう。
監督は一話から・・・
板垣伸、八谷賢一、平池芳正、大地丙太郎、福田道生、池端隆史、久城りおん、
小野学、平田智浩、佐藤卓哉、草川啓造、佐藤順一と12名が各話の
監督を担当するという意味不明なシステムだ。
またストーリーの方も原作があるのにもかかわらず、
序盤と終盤以外は殆どアニメオリジナルエピソード。
ようは原作の設定とキャラを生かして、オリジナルアニメを作っているような感じだ
ストーリー的にこの12名の監督を起因した理由がわからない、
簡単にいえば作品に芯がなく、ふらふら・・っとしてしまっている感じだ
全体的に作画がものすごい不安定だ。
しかも第一話から崩れている始末でキャラクターデザインが毎話監督が変わるせいか
ふわふわしており、かなり残念だ
私は最初のレビューでTV録画で再レビューにあたりBDでみたが、
ブルーレイでも作画が崩れ気味で、かなり酷い
萌アニメでこれだけ作画が酷いのは近年稀に見る作画だ
キャラクターはテンプレート的であり、かなり露骨。
特にヒロインである芹沢 文乃のツンデレ具合はかなり露骨すぎて、
個人的には、はっきりいえばうざかった(苦笑)
他のキャラクターもお決まりなものばかりで、目を見張るようなキャラは居なく、
感情移入しにくいキャラ達が多い。
だからこそ12名の監督がどう動かすのか!が本作品の大きなポイントだ
なので一応、12話分レビューを書いてみる
第一話冒頭で作品の登場人物や簡単な学校の説明を、
主人公の、涼宮ハルヒの憂鬱の「キョン」ばりの自分語りで説明している点で、
何となくこのアニメがどんな作品なのかはわかりやすい。
キャラの名前や簡単な立ち位置を説明してくれるが、キャラの名前を覚える前に
話が進んでいしまっているので頭に入らない。
また一話に関して言えば監督が悪かったとも言えるのだが、
異様にテンポが早くキャラがどんどんと現れるので、
キャラの名前を覚える前にストーリーが進み、ストーリーを楽しむ前にストーリーが進むという
一話としては致命的な出来栄えだ。
(第一話の監督はバスカッシュでブラックキャットなあの方)
2話からはあからさまにお色気要素を追加しつつ、ストーリーを展開する
一話はキャラ紹介の意味合いが強いのである程度、
2話になってインパクトをだそうとしているのは感じるのだが
お色気要素を出しても作画が崩れまくりで別にエロくもなんともなく、
あまり監督さんの特色も感じられなかった、もともとSFアニメ制作の方なので
ある種、無茶だが(苦笑)
3話は一応シリアスなストーリーを展開する。
ただ、このストーリーがいまいちキャラクターの心情が理解しきれず、
というかその前にキャラクターにそこまで感情移入していない&愛着が沸いていない状態で
シリアスな話を展開されても、視聴者は蚊帳の外な感じが強く、
もう少しキャラに愛着が分けばストーリー的に悪くないだけに残念だ
一話、二話でもう少しキャラクターへの感情移入を深めるストーリーを展開していれば
三話の印象はだいぶ違っただろう。
だが、ストーリー的には評価できても作画が・・・(苦笑)
ヒロインが泣き崩れて主人公に抱きしめられているという
非常に良いシーンなはずなのに、ヒロインの顔が酷く笑ってしまった。
作画に関しては本当に全体的に致命的だ
4話にいたってはほとんどのシーンが裸、もうお色気だけしか
インパクトを出せていない感じが強く、温泉が舞台をいかせておらず尺稼ぎが酷い。
どうでもいい「卓球」のシーンで3分も費やし、かなり時間稼ぎをしており
尺が足りないのをどうにかして1話持たせようか必死な感じが強く出ている。
だが、その割にはキャラクターが無駄に「早口」、早口で尺稼ぎで間延びしているのを
テンポの速さでごまかしているのは不愉快でしかなかった。
この話で切った人は相当多かっただろう。話としても無理がありすぎた。
絵的にはインパクトがあるのだが、脚本的に楽しめない
ただギャグマンガ日和の監督ということを考えるとこのテンポの早さは、
監督さんの特色なのかもしれないが・・・・
5話は驚く。
作画のレベルが非常に落ち着いており、ストーリーのテンポも悪くない
ある種、今までの4話がどれだけひどかったが実感で来てしまう差が出ており、
気持ちいのいいストーリー運びとキャラクターへ感情移入を深めることが出来る内容は
2008年にひゃっこを監督し、次にこの作品の監督という経験の浅さを感じさせない、
福田道生さんの今後の監督作品に期待したくなる。本当によく描けていた。
6話はシュールだ・・・ストーリー的に何がしたかったのか掴みづらく、
ギャグ展開で見やすくはあるのだが、シュールかつカオスな内容は
笑えはするのだが、癖が強い(苦笑)
ただ、1クールの中でこういうシュールなものがあっても問題はない。
劇中の中のアニメのほうが本筋のストーリーよりも気になるが・・・w
そして大問題の7話。
これまで賛否両論はあるものの最低限萌えラブコメを展開しているのだが、
7話はまるごとロボットアニメになります、何を言ってるのかわからねーと思うが(以下略)
何がしたいか一切わからない(苦笑)
これに関しては、賛否両論が強かったようだが、私個人としては意味不明なので否のほうだ
これが前半だけとか言うならいいのだが、一話丸ごとは理解しかねる
8話は完璧なパロディ、某萌え麻雀アニメ+ちょいエロで構成されている話だが
作画的にも安定し、ある程度キャクターに感情移入している状態なので
それなりに楽しめる出来栄えになっている。
ただ内容的に「特典映像」的な内容な感じなのは否めない・・・
この2話が連続したせいで9輪の普通すぎる内容がなんとも言えない(苦笑)
インパクトの強すぎる7話と8話の後の9話はインパクトが薄すぎて
感想が一切浮かばないくらいだ。
ただきちんとしたストーリーが展開しているので、終盤に向けてまとめ出したと考えれば
この無難な出来栄えは納得だ
10話は無難ながらも女性キャラクターをしっかりと使いこなしたストーリーを展開し、
安定した作画で安定したストーリーだった。
キャラクターの立ち居位置をしっかりと意識し、雰囲気も作りつつ
迷い猫オーバーランという作品の中の一話という、しっかりした出来栄えだった
11話は打って変わってギャグ回。
ブルマとスパッツの2つを題材にしたバカ話だが(笑)
もう、この暴走し馬鹿な話こそ迷い猫オーバーランじゃないのかと感じてしまい
ここまで来ると面白く感じてしまうのは不思議だ
最終話はまさかの監督佐藤順一氏を起用している。
彼ならではのしっかりとまとまったストーリー構成と最終話らしいまとめと感動、
やはり実力のある監督は凄いな・・・と実感できる内容に仕上がっていた
迷い猫オーバーランで感動できるなんて考えもしなかっただけに、
予想外の出来栄えは素晴らしかった。
ただ、全体的に見ると微妙だ。
一話一話見るとたしかに暴走気味で面白い話や堅実にラブコメしている話もあるのだが
全体的に見ればテンプレート的なキャラや不安定すぎる作画、暴走気味な話、
各話ごとに、当たり外れがありストーリーに一貫性がない。
また、おかしな話なのだが本編よりもサブキャラたちが送る次回予告のコーナーが面白く
私としてはそっちが楽しみだった(苦笑)
やはり、各話全て違う監督というのは無理があった。
1話完結でオムニバス形式的なアニメだったらありかもしれないが、
最低限の繋がるストーリーがある中での12人の監督は無謀すぎる部分が多い、
ただこの挑戦は新鮮かつ面白くアニメの「監督」という意味を強く知ることのできる
アニメとしては面白いといえるが、それはあくまでアニメオタク向けの要素だ。
また起用された監督さんも、いまいちパッとしない人が多く
もし・・・もし・・・もっと有名な人が起用されていたら、どんな作品になったのだろうか。
大げさに言えば宮崎駿(笑)、富野由悠季(笑)、
望みで言えば押井守や庵野秀明や細田守、
若干現実的に言えば新房昭之や山本寛など、
もう少し有名な監督が各話で起用されていれば特色も強く出たかもしれない。
そういった意味では確かにそれぞれの特色は出ているもののやはりパンチに欠ける。
最終あの佐藤順一は流石といえる個性を出していたことを感じると、
他の監督ももっと個性的勝つ有名な監督なら・・・
そういった意味では2期があったら非常に楽しみだ。
決して高い評価はできないが、アニメオタク(監督などの名前をかなり知っている)なら
監督の差が出て面白い作品ではあり、オタク向けだ。
逆に言えば監督の名前とか特に気にしない人にとっては微妙すぎる作品だろう
個人的には再レビューでそれなりに楽しめた、初回は一気に見てからレビューしたため
全体的な評価をした結果、内容的にも低評価だったが
再レビューでこの作品の「各話監督制」という特色を実感し楽しむことが出来た
私も1年間色々なアニメを見て鍛えられた・・・というだけかもしれないが(苦笑)
全体的にみると低評価せざる負えないが、
ぜひ2期があるのならもっと有名な監督を起用したオニバス作品を見てみたい
ただ、別にそれは迷い猫オーバーランじゃなくてもいい(苦笑)
「各話監督制」という型式のアニメをもっと見てみたいという欲求からだw
しかしながら、アニメの内容よりもOPノ印象が強烈すぎる作品だった。
んでんでんでwwww

「」は面白い?つまらない?

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