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グラップラー刃牙

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グラップラー刃牙感想

評価/★★★★☆(61点)


グラップラー刃牙感想

制作/グループ・タック
監督/難波日登志
声優/菊池正美,乃村健次,中田雅之,安井邦彦ほか
全48話


あらすじ

『グラップラー刃牙』(グラップラーバキ)は、板垣恵介による日本の格闘漫画。『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)に連載された。2001年1月8日にテレビ東京系にて深夜アニメで放送。
地下闘技場の最年少チャンピオン範馬刃牙と、刃牙の父で地上最強の生物と謳われる範馬勇次郎を中心とし、様々な格闘家との闘いが織り成す長編格闘ドラマ。通常の格闘技の試合のみならず、色々な条件下での死闘が数多く描かれており、本作の持つ「『地上最強』は誰か?『地上最強』とは何か?」のテーマに深みを持たせている。作者は本作を「闘いのテレクラだ!!」と称した

全ての勝負が名勝負、全ての選手がイカしてた

2011年春アニメとしては、もっとも話題になったであろう本作品
原作は現在もタイトルを変え連載が続いている漫画。
本作品は2001年に放映されたアニメ作品、がっつり48話で構成されている。
基本的なストーリーは格闘物。
第一話、主人公が100人の不良を相手にする所から話は始まる、
だが37人しか倒せなかったことを後悔し、
彼はとあるボクサーに眼をつける・・・という感じだろうか
序盤は若干ながらストーリー的に地味だ。
主人公は父親のようにもっと強くなりたいと願い、
不良を37人しかたお性、とあるボクサーにはすぐ負けると、自分を情けなく感じ
3話で山へと修行をしに行く。
こういったアニメのストーリーの場合、主人公の絶対的な強さで序盤は引っ張り、
主人公の魅力を見せるのが普通なのだが、序盤は主人公の魅力に欠け
ストーリーも非常に淡々としている
戦闘描写も殴り合っているくらいで一枚絵が多く、惹かれるものが少ない
全48話ということで尺に余裕があるのはわかるが、地味だ
作画のレベルも、崩れては居ないものの動きが全体的に単調だ。
同年代のアニメとして、ゾイド新世紀/ZERO、スクライド、Z.O.E Dolores,iなどがあり
それと比べると、作画の質が低いことがわかる。
だが3話あたりから作画の質がどうでもよくなるくらい、
原作の奇抜さが垣間見え始める。
なにせ巨大猿に腹をひっかかれた登場人物が、消毒のために自らの腹を焼く(苦笑)
その後にヘリコプターで救助を呼ぶのだが、
そんな危険な消毒の前に早く救助を呼べばよかったのにと突っ込みたくなる。
この視聴者からの「ツッコミ」こそが本作品の魅力だろう
本当に突っ込まざる負えない展開が多い。
主人公の相手が戦い中に服を脱ぎだしたと思ったら、まさかのふんどしだったり
主人公の父親は婚約者がいた相手を殺して主人公の母親と事に及んでたり
主人公の父親が首相官邸に殴り込みをかけたり・・・と
もうツッコミポイントが盛り沢山だ。
そんな中、作品では誰もツッコミを入れず格闘ストーリーを展開させる
ある意味、シュールギャグの世界に迷い込んだかのような
多くの突っ込みどころはシンプルかつ地味目なストーリーを特殊な味付けにする
特にその世界観を助長しているのが主人公の父親、勇次郎の存在。
1クールの区切り部分で主人公は序盤の強さをはるかに凌駕する力を手に入れている、
まさにドラゴンボールでいえばカメハメ波を手に入れた悟空のように。
しかしパワーバランスがおかしく、主人公の相手が魔人ブウ(悪)のような感じ
勝てるわけがない(汗)
チート使ってるんじゃないかといえるほど反則的な相手なのだ
中盤からは時系列が一気に移動し、地下闘技場編にストーリーが移る。
中盤からのストーリーは序盤のストーリーとは打って変わって派手だ。
前半と後半のストーリーの雰囲気が派手になっているのは
全48話という長い尺で「ダレる」ことがなかった。
東京ドームの地下で秘密裏に行われている大会は常識はずれ、
序盤のストーリーでは確かに強さが垣間見える戦いが多かったが、
中盤からは人間の強さを超えたものがでてくる。
というか、意味が分からん(笑)
なにせ、戦いの最中に相手の神経を切断する技や
急所(男性の玉)を体内に隠す技、
体に直接手を入れて心臓マッサージする技etc….
と・・・・文章で書くと何やら笑ってしまうがw
この人知を超えているが人間同士の戦いという独特のリアルがある、
変にオーラや気などの特殊能力ではなく、
純粋に肉体の強化と技の強化による戦闘は息をのむシーンの数々だ
また中盤から筋肉の描写に拍車がかかる。
筋肉の艶や室、動きなどをしっかり描いており
隆々とした筋肉は止め絵が連続している戦闘シーンを迫力があるものにしあげている
さらにはストーリーの展開がかなり早い。
情報によれば後半は1話で原作1巻分のストーリーが進んでいるらしく
かなりテンポよく進み、見やすい。
ダレやすい後半でテンポがはやくなるのは長尺のアニメにおいて重要だ
また対戦の組み合わせも見れば見るほど面白くなっていく。
特に暴走族VSボクシングのチャンピオンなど
ありえない組み合わせの戦い、この戦いは非常に熱かった・・・
更には最終決戦、この戦いはすごすぎる。
文章で説明するとネタバレすぎてもったいないので、ぜひ見ていただきたいが
バキの原作の熱さとアニメーションという媒体で表現した
筋肉の動きと声優の演技は試合に息を飲む緊迫感と手に汗を握る興奮があった。
全体的に完成度は高い。
だが、前半部分の地味さや作画の不安定さが目立ち、
後半部分こそ熱くテンポよく進むのだが、
前半部分の地味さとテンポの悪さが足を引っ張ってしまっていた。
作画については後半はすこしばかりましになったが、後半でもキャラの顔が不安定だ。
しかしながら、その要素を差し置いても後半のトーナメントの試合の熱さは
試合が進めば進むほど熱くなっていき、決勝戦は萌え尽きるほど燃えた。
ただ残念なことにストーリー的には結局主人公と父親の決着もついておらず、
最終回は主人公の父親の過去話で終わるという中途半端な感じだ。
また作品自体が好みがわかれる内容ではある。
続編があるならばぜひ見たいところだ、約10年前の作品で
原作のストックは十分にあるはずなのだが・・・、
今後のアニメ化に期待したい作品です。

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