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Aチャンネル感想

評価/★★★☆☆(56点)


Aチャンネル感想

制作/Studio五組
監督/小野学
声優/福原香織,悠木碧,寿美菜子,内山夕実ほか
全12話


あらすじ

るん、トオル、ユー子、ナギの女子高生4人の日常を描いた作品。
天然のるんが放つボケに周囲の人間がツッコむギャグが主な内容。

ゆる~い日常アニメ

原作はけいおん!などを連載している「まんがタイムきらら」で
連載している4コマ作品。
基本的なストーリーは日常もの
高校生の女子4人を中心とし、3人は2年生、1人は一年生という
少々おもしろい組み合わせになっている。
この設定を利用し、ただの日常ののほほんとしたストーリーだけでなく
キャラの心理描写も深いものになっているのは意外だった。
まず目につくのは作画の良さだろう。
全キャラ、ほっぺがぷるん!という感じで描かれており、
髪の質感や背景にいたるまで、これぞデジタル作画!という強い印象が残る。
影や光の当たり方まできっちりと描かれているのは
制作スタッフのこの作品への愛情を感じる。
だが、食べ物関連のあの異様な作画はいろいろな意味で無駄だ(笑)
特に一話の焼肉の繊細すぎる描写や飴玉、ケーキなど
細かい部分まで食べ物の作画が凝っている。
ただストーリー的には本当に日常だ。
あまやどりしたり、ゲームしたり、プール掃除ではしゃいだり、
ダイエットに勤しんだり、海行ったり、花火見たり・・・と
本当に淡々と4人の女子高生の日常を描いている。
キャラに関しても強烈なくせがあるようなキャラは少ない。
実は○○!みたいな設定もなく、ほんとうに普通の女子高生4人で
ストーリーを構成しており、これぞ日常というべき作品だ。
若干、一話のトオルがバットを持ったりして破天荒キャラ?と感じさせたが
その後の話ではあまりその設定は生かされていなかった。
このまったりとしたストーリー展開は「日常系」としては妥当なのだが、
いい意味で刺激が少ない。
強いギャグやお色気要素などもないので、人によってはダラダラとした感じが
退屈に感じてしまい、面白く無いと感じてしまう可能性がある。
けいおん!から音楽部分をとったと考えればわかりやすいかもしれない。
基本的にキャラ萌え作品なのは否めなく、それに伴う声優さんの演技力や
高いレベルの作画で高品質の作品にはなっているが、
いい意味で中身がない、悪い意味で内容がない作品になっている。
だが、それを補うようにキャラの設定である2年生と1年生という
年齢差による受験や卒業などのキャラたちの別れを示唆する要素は
内容が無さすぎる作品にはならず、ストーリーを全て見た後、
なんとも言えない余韻を残している。
全体的にキャラに萌えられれば最高、キャラに萌えられなければ微妙な作品だ。
若干キャラソンを売るために全話にわたって劇中歌をいれるなどうざい部分もあったが、
キャラを好きになれれば問題ないだろう。
ただ、あまりにも刺激のなさすぎる作品なので人を選ぶ。
原作の良さを最大限に生かしたアニメ化という意味では、
制作の五組の制作能力の高さを感じるのだが、
脚本の力不足を所々で感じてしまったのは残念だ。
毎話のキャラソンも尺稼ぎ?と後々になって感じてきた
個人的には一回見たらお腹いっぱいな作品。
展開が分かってしまう2度目の閲覧だと、本当に退屈に感じてしまう可能性が高く
キャラ萌えを全体とした作品だということが露呈している。
ストーリー的な面白さがもう少しあれば・・・。
だが、ストーリーな面白さをこの作品に入れると「Aチャンネル」でなくなるという
可能性もあり、2期があるならばこのままのテイストで製作して欲しい。
原作ストックがあまりないようで、2期をやるならばオリジナルか
2,3年後になりそうだが、2期があれば期待したい作品だ。
ただ、個人的にはこういう作品はどうレビューすればいいのか非常に迷う。
他のアニメなら、作品の特徴を中心に文章を構成するが
この作品の特徴は特徴がないことによる毒気のない、まったりとした作風なので
非常に文章量が不足してしまう(苦笑)
こればかりは私の文章力の無さなので精進いたします・・・。

「」は面白い?つまらない?

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  1. Aチャンネル 第12話(最終回)

    (平和度MAX)
    Aチャンネル 第12話(最終回)の所感です。

  2. anilog より:

    Aチャンネル/ブログのエントリ

    Aチャンネルに関するブログのエントリページです。