視聴者を舐めるな、OVAで製作してください
原作はハウツー本な本作品。
ハウツー本が原作のアニメってかなり珍しい部類・・・というか
おそらくアニメ業界初なのかもしれないが、残念ながらやらなきゃよかったのに。
基本的なストーリーは30歳の童貞と30歳の処女の登場人物のもとに
性愛の神がやってきたところからストーリーが始まる。
性愛の神は二人に童貞&処女を捨てさせようとする。
というカンジだ。
原作がハウツー本なだけに卑猥な言葉も出てくる。
だが、規制だが何だか知らないが別の言葉に置き換えたりして、もはや穴埋め状態。
本来、原作ならストレートに書いているのだろうがアニメという規制がある媒体で
ストレートにはセリフとして放送できずにこのような形態にしたのだろうが、
くだらないにもほどがある。
これがセリフだけならまだいいのだが、作画の方も修正だらけ。
規制マークなどで隠しまくり、もうなにやってるのか想像で頭の中で描くしか無い
こんな規制だらけの状態でアニメにする意味があるのだろうか?
恐らくは無い。
原作にはない動き、声などがアニメ化する意義なのにこれは何の意味があるのか。
初体験、SEX、こう言った言葉すら修正されてるのだから
もう見る気すらなくしてしまう。
だが、一話15分の構成(本編は実質10分ほど)が本作品の救いだろう
そのせいでテンポよく見ることはできる。
だが、無駄にテンポがいいだけで面白みはない。
BL要素の強い力押しだけのギャグは無表情で見ることが余裕ででき、
本来のハウツー&ラブコメ要素を邪魔しているだけで、
しつこいくらいにギャグをいれてくるので、はっきり言ってうざい。
パロディー的なギャグも盛り込まれているが、もうどうでもいい。
パロディーのレベルが低すぎて、ギャグとして笑える領域にいっておらず、
たまに鼻で笑えるくらいのレベルがあるくらいだ。
肝心のハウツーの部分が本当に短い。
ギャグ7割、ラブコメ2割、ハウツー一割という感じだろうか?
根本的なハウツーそっちのけで、ハイテンションギャグで構成されたストーリーなので
この類のギャグが好きな人は・・・楽しめるかもしれない?
私は正直まったくついていけなかった。
基本的なストーリーには童貞男と処女女のラブコメも盛り込まれている。
最終話ではこの二人が結ばれて綺麗にまとめるのだが、何を今更という感じが強い。
この最終話は人によっては評価が高いのだが、「映画版ジャイアン」の現象なだけだ。
11話までが散々酷かったTV版ジャイアン、
だが12話で綺麗にまとめたので映画版ジャイアンになったので
評価が上がってしまっただけだ。
本レビューでは評価にはプラスにもマイナスにもしなかった。
全体的にセンスがない。
本当に制作はこの作品が「面白い」と思って作っているのだろうか?
もし本当に「面白い」と思って作っているのならば、センスを疑ってしまう。
「アニメを舐めるな」と駄作のレビューの際に使う言葉だが、
アニメというよりは本作品は「視聴者」をなめている作品だ。
見ていて本当にイライラする作品は駄作や良作以前の問題だ。
なぜ最初から規制の殆ど無いOVAで発売しなかったのだろうか?
また本来は本作品は一話の中で15分がアニメ、
後半の15分は実写だったのだが・・・(苦笑)
あまりにもひどすぎて一話で打ち切り、DVD未収録となっている(笑)
本作品は根本的にアニメ化に向いていなかったんだろう
1クールという尺では15分構成でしか不可能で、
視聴者どん引きの実写パード15分で30分放送しようなんて考えが甘すぎた。
最初からOVAで製作されていれば、もっと面白い作品に鳴ったかもしれないだけに
原作に対して失礼な作品だ。
個人的には1クール無表情で見てました。
声優さんとキャラデザ、根本的なストーリーは悪くないのに・・・残念です。
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