☆☆☆☆☆(2点)
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あらすじ
都立程久保高校二年の川島みなみは親友・宮田夕紀の入院を切っ掛けに
彼女に代わって野球部マネージャーになることを宣言する。
だが、みなみはマネージャーがなにをするのか見当もつかない。
書店でマネージャーの入門書として手にしたのが
経営学の大家ドラッカーの『マネジメント』だった。
マネジメント?結局精神論だよ♪頑張ってw
月曜から金曜日まで1話ずつ放送し、
2週間連続で全10話一気に放映した本作品。
原作はミリオンセラーを記録した小説であり、今年映画化もされ
本作品はメディアミックスの一巻とも言うべき作品だろう
基本的なストーリーは女子高生が経営書である「マネジメント」を読んで
弱い野球部を甲子園に連れて行くというスポーツもの。
マネジメントは実際に販売されている有名な経営書だ
序盤、病弱な友人に変わって主人公は野球部のマネージャーになる。
マネージャーとして頑張るために本屋でマネージャーの本を探していたら
馬鹿な本屋の店員が「マネジメント」の本を主人公にすすめる。
ここでなぜ、マネジメントを主人公に買うように進めたのかは謎だ、
在庫処分でもしたかったのだろう、
タイトル似てるし馬鹿な女子高生を騙しちゃえ!との魂胆だったに違いない
そのマネジメントの本を参考に主人公は野球部を変えていこうとする。
だが肝心の主人公がこのマネジメントの本を使って
野球部を変えたと感じるシーンは少ない。
特に2話では監督とピッチャーが険悪なのを改善しようと
マネジメントの「翻訳」という点に着目する。
専門家の意見をわかり易い言葉で顧客に伝え、
顧客の言葉を専門家の専門用語に変換して伝えるというのが「翻訳」なのだが
本作品ではそれすら生かさない。
確かに主人公が「ピッチャーにちゃんと監督の気持ちを伝えてください」といってはいたが、
2話を見る限りでは勝手に監督がキャラ豹変し怒鳴り、
ピッチャーが泣いていた印象しか残らない。
この主人公は根本的に要らない子だ。
野球部にはもう一人の女子マネージャーがいるのだが、
この子のほうがよっぽどマネジメントの本を読んで野球部に貢献しており
主人公はただ存在しているだけのキャラクターに成り下がっている。
そして物語が進むと野球部に更にマネージャーが増える。
彼は万年補欠の野球部なのだがマネジメントも読んでおり、
的確なアドバイスを部員にだしてやれると実感したことをきっかけに
マネージャーへと転向する。
この点はスポーツものとしても人間ドラマはできていたのだが・・・
結果として主人公の存在感がなくなる。
彼ともう一人のマネージャーが入れば、十分マネジメントを生かした
野球部の成長を描けてしまっており、主人公の存在価値が一切見いだせない。
またマネジメントに関しても「ちょこ」「ちょこ」っとしか介入してこず
マネジメントの知識を活かして野球部を変えていくという
この作品で一番大事な部分が分かりづらい
主人公が「感情任せに言った言葉」が野球部に影響を与えてるようにしか見えない
更にはご都合主義前回の野球シーン。
作中のノーボールのーバンド戦法や、地区予選敗退していた野球部が
たかだかマネジメントを取り入れたくらいで
甲子園までいけてしまう描写など非常にご都合主義全開だ
経営学と野球という組み合わせはたしかに斬新だ。
だがストーリー展開がご都合主義全開で安っぽい人間ドラマを展開し、
迫力不足な野球の試合を見せられる。
更に7話にいたっては実際にやったら「妨害行為」とみなされてもおかしくない応援をする
ピンチになると、いきなり劇中歌をほぼ全校生徒な皆様で歌い出し、
盗塁しようとするランナーが歩くたびに大声で
「1~2~3~4~5~」とカウント応援し相手校のピッチャーを妨害する。
ああやって妨害する行為がマネジメントなんですか?と言いたくなってしまう
また声優に関しても話題性のみで評価に値しない。
日笠さんや花澤さんを起用して、声優ファンを惹きつけようとしているのが見え見えで
特に劇中でのアーティストとして「中島愛」を起用しているところが
もうあざとすぎて評価する気にもなれない。
作画の方もひどいところが多い。
キャラクターデザインは可愛さを見いだせず、男性キャラにいたっては
適当なキャラデザな奴も多く手抜き感が半端ない。
またテニスコートのような野球場が出てきたり、
明らかに超跳躍してしまっている部員たちなど
本当にアニメーション制作がプロダクションIGなのか疑ってしまう
そして8話を境にマネジメントを完璧に忘れる本作品。
データ上ではラストイニングで7割打つという選手に対し、
他の選手の期待値を足せば100&になるといきなり言い出しやがる。
結局は精神論でしかスポーツを語っていないアニメに成り下がってしまう。
ピンチの時にマネジメントが役に立たなくて何が
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」なのか?
この本には副題でこう書いてあるのか?
「~結局最後は精神論だ~」
そしてこの作品は話が進めば進むほど「くだらなさ&陳腐さ」をましていく。
9話では主人公の友人が不治の病で亡くなる。
そのことで主人公は逃げ出す。
ただの悲劇の演出だ、彼女を殺す必要性はなかった。
私なら不治の病で病状が悪化し意識不明にし、
試合に勝ったら目がさめるような展開でもよかったはずだ
こんな無駄な死の演出は脚本家と監督の質の疑ってしまう
原作からしてこうなのだろうか?
もし原作からこうだったのなら、私は原作者の程度が知れると言いたい
キャラクターを殺すのは簡単だ、だが死には正当な理由と
それに対するキャラクターの成長がなければ無駄死だ。
本作品はまさに「無駄死」
彼女の死をきっかけに主人公はマネージャーとしての意義を見失い逃げ出す。
マネージャーがいなくなり、主人公の友人が亡くなったことで野球部も動揺し
試合がピンチになる。
さぁ、ここで「マネジメント」をどう活かすのだろうと期待したら、
もう一人のマネージャーが「逃げちゃダメ」といい戻ってくる主人公、
ピンチな試合は主人公の「頑張って!」の一言で解決
・・・どこにマネジメントがあるのだろうか?
この作品の根幹はマネジメントだ、マネジメント無くしてこの作品は成り立たないはず、
なのに友人の死からの立ち直りも、試合がピンチなときの解決策も
精神論で片付けてしまう。
この作品を一言で表すなら「くだらない」これしかないだろう
マネジメントを説明するアニメとしても、野球アニメとしても、
人間ドラマとしても全てにおいて浅すぎる。
だが見せ方次第では化けそうな作品ではある。
マネジメントの要素や、キャラクターの使い方など、
もっといい監督と脚本家に恵まれ、もっと大胆な原作改変して
アニメオリジナルの要素を強めれば化けた作品だったかもしれない。
アイデアや素材はいいのだ、だが生かしきれていない。
本当にプロダクションIGのスタッフが作ったものなのだろうかと疑いたくなってしまう
プロダクションIGの本来の制作能力が本作品には生かされていない印象を覚えた
もう少し真面目に作られていれば・・・もしかしたら・・・
そんな期待感を感じさせると同時に、全10話魅せられた苦痛をかみしめてしまう。
しかしながら最後のキャプテンのセリフの気持ち悪さは物凄い
彼が甲子園に向けてのインタビューをされているときに
「あなたはどんな野球をしてもらいたいですか。
僕たちはそれをマーケティングしたいのです。
僕たちはみんながしてもらいたいと思うような野球をしたいからです。」
こんなことをインタビューでいうキャプテン・・・(苦笑)
最後の最後までどん引きさせてくれる本作品はある意味すごいと言えるだろう。
宗教じみた気持ち悪さまで感じさせてくれる作品はなかなか無い
実写映画の方はAKBな方が主人公をやられていますが、
アニメ版とは違った脚本になっているのか気になるといえば気になるが・・・w
もし見た方いたら教えてくださいな
この作品をどう思いましたか?あなたのご感想をお聞かせください
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ファイト♪
闘う君の唄を~♪
闘わない奴らは、笑うだろ~♪
ファイト♪
まあ、「もしドラ」読まん奴よりは、ましか!?
読んでない奴に、その良さを伝える事が、
当に闘いなんだよなあ~♪
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なぜ中島みゆきさんのファイトが出てきたのかは謎ですが・・・・(苦笑)
原作の方も一応読みましたが、本作品の評価は変わりません。
制作側が大胆な原作改変をしない限り
本作品はアニメ化する意味のない作品でした
まあ・・それをさしひいても作画はちょっと問題でしたが(苦笑)
ではではコメント有難うございます。
もしドラ/ブログのエントリ
もしドラに関するブログのエントリページです。
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アニメも原作も映画も見ましたけど・・・
高校生がマネジメントなんて買いませんよね
面白くも、つまんなくもないです
ほかの本よむのめんどいし読書感想文の提出日が・・・・・・
明後日なので・・。あーめんどくさいーーーー
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これ本当に自分で書いた?www
これにまったくにたようなやつ前もみたけど
これが元で作られたやつならすいません
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>ひめのんさん
そうなんですよね、そもそものマネジメントを買った理由からいって
この作品の方向性が見えているかもしれません。
読書感想文苦労されたでしょう、面白いと感じる前に批判点を感じてしまう作品です
批判ばかりの内容だと先生に目を付けられかねませんし・・・w
ではでは、残り僅かの夏休み楽しんでください。
>チビペロさん
もちろん私自身が書きましたよ、似たような文章があったのでしょうか?
ただ、この作品に限っては批判点がかなり目立っているので
同じ箇所を表現する文章は多いはずです。
例えば私は野球の知識があまりないので、
「ノーボールノーバント作戦」がほんとうに有効な作戦かがわからず書きませんでしたが
多くの人はそこに疑問を感じているようです。
私自身がレビュー記事を書く前にアニメの評判やリンクしているサイトさんの感想なども、
見終わったあとに見ているので、もしかしたら無意識で似たような文を書いてしまったかもしれません
その場合は謝罪致します。
ただ、私の文章と全く同じ文章を書いている記事があればご報告ください。
流石に全く同じ文章は参考にする範囲を超えていますので。
以前、Twitterでフォローしていたアニメ感想の管理人さんが
とあるブログにほぼコピーに近い感想を書かれていましたので・・・
ではでは、コメントありがとうございました
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監督が「作戦がある」って言った時はメッチャわくわくしたんですよねw今まで聞いたことのない作戦かなって!
けどノーバント、ノーボールって使えるんですかね?メッチャ疑問が残りました。絵もきれいと思いませんでした。
それでも2点は無いと思います。ピッチャーにプレッシャーを与える12345カウントはなかなかだと思いましたよ。声届くかは謎ですけどね。
笠希々さんは「勝った後に目覚めればいい」と言ってますがそれって「ご都合主義全開だ」だと思うんですけど。
それから「たかだかマネジメントを取り入れたくらいで」って言ってますが行動は良いと思いますよ。行動しないと始まりませんし。
否定ばっかしてますけど、僕もあんま面白かったとは思えませんでした。花澤さん目当てで見ましたしね。
けど2点は無いと思います。20点がちょうどかと
駄文失礼しました。
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コメントありがとうございます。
> けどノーバント、ノーボールって使えるんですかね?メッチャ疑問が残りました。絵もきれいと思いませんでした。
どこかのサイトでメジャーリーガーが否定しているのを見ました。
かなりの人が否定的な意見のようですね、
私は野球わかんないんでなんとも言えませんが・・w
> 笠希々さんは「勝った後に目覚めればいい」と言ってますがそれって「ご都合主義全開だ」だと思うんですけど。
> それから「たかだかマネジメントを取り入れたくらいで」って言ってますが行動は良いと思いますよ。行動しないと始まりませんし。
この部分ですが、本来作りこまれたストーリーや感情移入できるキャラが居るのであれば、
ご都合主義な展開もごまかされ、本来は「たかがマネジメント」なのに
マネジメントって凄いな!って思わせるのがこの作品の本質のはずなのですが、
主人公の友人の唐突な死(悲しみから乗り越えるのも感情論)、
マネジメントに関してはどこで「マネジメント」が生かされたのか本当にわかりにくく
だからこそ上記の文章をレビュー内で入れました。
> 否定ばっかしてますけど、僕もあんま面白かったとは思えませんでした。花澤さん目当てで見ましたしね。
> けど2点は無いと思います。20点がちょうどかと
> 駄文失礼しました。
これ以上この作品に点数を上げることは不可能です。
まずストーリーにおいては0、キャラクターに関しても主人公は別にいらない
もう一人のマネージャーとキャプテン?でしたっけ、二人がいればマネジメントはできましたし、
肝心のキャプテンは最終話で宗教じみたセリフまでいってしまい
キャラクターにおいても0。
声優さんに関しても話題作りのために日笠陽子さんや花澤香菜さんを起用し、
劇中アーティストで中島愛さんを使い、評価としては0です。
精油さんに罪はないんですけどねw
作画や演出においても本当にプロダクションIGなのか?と疑いたくなるレベルで
作品としての完成度は恐ろしく低いです。
20点ぐらいというと同時期の放映された中では
「俺たちに翼はない」「そふてにっ」「DOG DAYS」などありますが
明らかにこの作品より劣っています。
0~10ですと、変ゼミなどありますが
あちらは「エロ」ということで、かなり好き嫌いは分かれるものの好きな方はいますし
花澤香菜酸を楽しむならあっちのほうがおすすめです。
私にはこの作品の「いいところ」が1つも見つかっていないんです。
本来は0点にしたいくらいなのですが、この作品を大幅に下回る作品があるので
2点にした次第です。
ではでは
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ノーバントノーボール作戦のリアリティを追及・議論しても意味はないのでは? イノベーションを起こすということが言いたかったことでしょう。
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この作品、アニメも原作も目を通しましたが、久々の駄作だと思いました。
どう酷いのかをここで書くのはボリューム多すぎるので書きませんがw
「無駄死」は特に同意見です。
そのうち、自分のサイトで感想を書きますわw
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小・中・高と野球を続けて来ました
さらに原作も読みました
というところでちょいとコメントします。
まぁ・・・・
「ノーボール・ノーバント」についてですね
まず
この戦略(暴挙?)に至るきっかけですが
原作中ではこうのべていたと思います
「今の高校野球は低投高打で・・・・・バントは陳腐化したものだ」と
まぁ考え方としては悪くはないんですけど
この戦略の問題点は「今のチーム事情について全く無視で立てちゃってる」ってことですよ
この高校たしか秋は初戦負けですよ
さらにこの高校のエースは明らかにコントロールに難をかかえてるわけです
正直「ストライクを全力投球で9回まで100%投げろ(これは極端かな?)」なんてプロでも無理ですし
「長打を打て」と言われて「はい」と簡単に打てるもんならバントなんてものはハナっから生まれていません
しかも初戦すら勝てんチームの打力なんて扇風機です!!
これはどう考えてもイノベーションではなくただの暴挙です
作者は野球の取材をしていないのでは?
あ
あと
アニメの中でやっている「新しい練習方法」みたいなんが色々ありましたが・・・・
あまり新しくありませんよ
長文すいません
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少年野球ならノーバントノーボール作戦もそこそこいけるかもしれませんよ
だってストライク入れようとしてもなかなか入んないんだし自分を追い詰めてという意味で。結局精神論かも・・・・・・
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人によって受ける印象が全く違う作品なんですね。
私はとても良くできた作品に感じました。
マネジメントの概念を持たない人間が、それを認識し行動するという精神論の話なので、
論理を理解させるとかは本筋ではないのではないでしょうか。
試合には迫力も必要ないし、
突然の死に対する不合理さも現実的で感動的に扱わないところも、
キャラの個性を打ち出さずに普通の高校生が結果を出すところも、
ノーバントノーボール作戦にしても、
高校野球を知っていて合理的に考えるなら理解できなくなりますが、
論理を進めるオブジェクトとしては極端なものの方が解かりやすいとおもいます。
物事を論理的かつ合理的に行動するには精神的に強くなければならない。
テーマとしてはそんなところでしょう。
友人が必死で病と闘って死んでしまい、受け止めれられなくて走り出し、
後輩に「逃げちゃダメ」とタックルされ、やっとでた言葉が「がんばって」です。
某ロボットアニメの主人公のうわごとのような、
「逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ」よりはましだし、
説得力はあるのではないでしょうか?
同じ野球を題材にした「おおきく振りかぶって」の対極にある作品と感じました。