伝説の海賊王が残した大秘宝を求めて大海原を駆け巡るアドベンチャーロマン
人生はアドリブ
本作品はワンピースのTVスペシャル版。
TVスペシャルとしては3作品目。
基本的なストーリーはアクション。
とある島で演劇があることを知った麦わらの一味、
お金に余裕があった彼らは演劇を見ることに。
しかし、演劇団のメンバーの3人が急にやめてしまい困っていた
そんな彼らのために麦わらの一味は自分たちが劇に出ると言い出す・・・
という所からストーリーは始まる。
序盤から笑える。
今回、麦わらの一味はゾロ以外演劇に参加することになる(笑)
ナミやウソップ、サンジなどは想像できる感じの役と演技なのだが
問題は「ロビン」だ。
彼女はクールな感じの大人の女性でふざけたりすることはない。
だが本作品では違う(笑)
ファンにとってはキャラ崩壊とも言えるのかもしれないが、
なんと彼女が「ミュージカル」風の過剰な演技をするw
もはやキャラクターの性格などを無視したシーンではあるが、大いに笑えたw
ストーリー的には老年の舞台俳優の引退劇、彼は海賊を恨む元海軍だ。
彼は家族を海賊に殺されたことで海軍に入り海賊を倒してきた
その気持は今も変わらず、麦わらの一味が海賊と分かると無条件に殴りかかってくる。
だが、そんな彼が「麦わらの一味」が普通の海賊とは違うことを感じる。
あらぬ冤罪を掛けられた彼を命がけで守り、彼の最後の芝居をやり遂げさせるために
戦う様を感じ、彼は最後には「海賊」が全て悪ではないことを実感し、
自分の最期の舞台の台詞まで変えて多くの人達に伝えた。
また戦闘シーンも、強敵こそ居ないが海軍相手にお馴染みの技を使っての
戦闘シーンはそれなりによく描かれており、TVスペシャル版ということを考えれば
許容範囲の内容といえるだろう。
全体的に見てとてもよくストーリーがまとまっていた。
戦闘シーンに不満こそあるものの、序盤のキャラ崩壊気味な演劇シーンや
TVスペシャル版オリジナルキャラのストーリーと描写もよく描かれており、
1時間でかなり満足の行く作品に仕上がっている。
ワンピースのファンならば必見、ワンピースのファンでない方も楽しめる。
きっちりと起承転結が守られた作品だった。
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