嗚呼、愛すべき変態たち
原作はライトノベルな本作品、ちなみに放送中は原作は未完のまま。
全体的にイメージとしてうる星やつらをイメージしてもらうとわかりやすいかもしれない、
ヒロインや主人公の立ち位置はまさにそんな感じです。
基本的なストーリーは犬神という犬の化身を使う犬神使いと犬神を中心に展開され、
妖怪退治のような仕事を受けつつドタバタとストーリーを展開していく、
恋愛要素は若干ながらあるものの、そこまで強いものではない。
全体的にしもネタが強いのも特徴だ。
主人公は別名・裸の王様ことラオウと呼ばれ(笑)、毎回のように裸になり
無駄に良い体や乳首やゾウさんを晒しまくっている、
ある意味、お約束的展開だが主人公の脱がされっぷり&脱ぎっぷりは清々しいものがあった。
同時に、変態要素はふんだんに含まれている。
筋肉質な柔道部員に犬の霊が取り付き、フンドシイッチョで舐め回されたり
下着泥棒や覗き魔、マゾな男などかなり多くの変態がこの作品には溢れている。
男性キャラクターのほとんどは変態なのもある意味、特徴かもしれない
シリアスなシーンでもその変態要素は溢れている。
すごい強い敵が出てきたと思ったら、自らの変態な慾望を叶えるために動いていたりと
真面目なのか不真面目なのかわからない(苦笑)
シリアスと変態的要素をバランスが非常に上手く取れているとも言えるだろう。
ある意味、変態要素をふけば普通の話も多いのでうまくスパイスがくわえられている
また、本作品はキャラクターの立ち回り立ち位置がうまい。
登場人物はかなり多いほうだが、一人一人の個性をきちんと活かしており
これだけ多いのにかぶっているキャラクターもおらず、全人物をうまく登場させて動かし
「いぬかみっ!」という作品に愛着を持てるようになる。
ただ、やはり変態要素は好き嫌いが分かれる部分であるとも言える。
少し表現が過激になれば気持ち悪くなりそうなギリギリなシーンもあり
下品さの境界線を危う所で踏みとどまり、笑える様相に放っている
だが人によってはすでに気持ち悪い境界線を超えておりドン引きしてしまう可能性もあるのは
この作品の特性ゆえ仕方が無いとも言えるだろう
更に言えば最終話付近の展開は引き伸ばし感が強く出ており、
そこまで魅力的だった「なでしこ」がウザく感じてしまったのは私だけだろうか・・・w
引き伸ばしのためのキャラクターになってしまっている部分だけは残念に思えます。
全体的に変態要素を許容できれば楽しめる作品だ。
2期がありそうな展開や最終話の引き伸ばし的要素が若干のマイナス評価につながったが
女性キャラクターと愛すべき変態たちを堪能できるアニメ作品です。
映画版も気になるところ・・・w
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