選曲ミス
有名なパチンコのキャラクターが原作の本作品、
私はパチンコはしませんがCMでこのキャラクターは知っていました。
基本的なストーリーは、巫女魔法少女モノ(笑)
封印されていた闇の力とマリンちゃんが戦う。という単純な感じです。
離島を舞台にしていることもあり、全体的に癒しムードが流れている。
しかし、今作は意味が分からない。
方向性がさだまっていないというとわかりやすいかもしれない。
ゆったりしたOPから始まる本編。
海にするマリンや離島の雰囲気はよく出ており、作画のレベルは非常に高い。
恐らく予算があるのだろう独特の癒しの雰囲気はよく出ていた。
しかし、序盤からストーリーがグダグダ。
マリンと妹が主人公が捨てた指輪を返すために陸上にやってくる、
しかし妹のせいで封印されていた闇の力が復活・・・
展開が非常無理矢理過ぎる(苦笑)
更にはマリンちゃんが闇の力と戦うためにプリキュアもびっくりな巫女に変身して戦う。
しかし、BGMが最悪だ。
せっかくの変身シーンや緊縛したシーンも何故かピアノでゆっくりとした音楽が流れており
ストーリーに集中させてくれない。
例えるなら、恋人同士のキスシーンにベートヴェンの運命が流れるような違和感。
恐らくレビューサイトをしていなければ、私は2話の段階で見るのをやめていました
だが、中盤からはぎりぎり見れるものになっていく。
登場人物の心理描写もきっちりとされており、
主要な登場人物以外のサブキャラもよく描けていた。
しかし、ありきたりで予想通りの展開も多く、最終話も予想取り(苦笑)
ただ、この世界感の中ではあれ以外の結末は無謀とも言える
全体的にもう少しきちんとしたストーリーができなかったのだろうか。
パチンコのキャラクターということで色々と大人の事情もあったのかもしれないが、
無理にバトル物にしたりせずに、離島の癒しアニメとして構成すれば
もう少しまともな作品になったかもしれない。
ただ、やはり一番の欠点はBGMだ、BGM自体の質は癒し系の曲で悪くはない。
しかし、明らかに使いどころを間違えている選曲は空気を読んでいないどころじゃない。
盛り上がりべきところで盛り上がれず、感動するところで感動しきれず、
どうしたいんだ?という感じです。
それとこれは個人的な意見なのですが、マリンちゃんのキャラクターデザインが
パチンコのCMで見た時の印象と違いすぎて違和感がありました。
確かにアニメ化するということでキャラクターデザインを練り直すのは分かるのですが、
名前が同じで雰囲気が似てるキャラクターにしか見えない。
性格ももっとキャピキャピしてるイメージだったのですが・・・w
あえて言うなら、別に見なくてもいい作品(苦笑)
レベルの高い作画と声優のレベルは高いが、
特定の声優さんのファンの方以外は見ることをおすすめできない作品です。
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