☆☆☆☆☆
或る日、トーティスの村に住むクレスは、
親友チェスターと一緒に村の南にある森へ狩りに行く。
ところが、猪を仕留めた時に村で異変が起きていた。
危急を告げる半鐘の音を聞いて帰って来たクレスとチェスターの目に映ったのは、
何者かに壊滅された村と、虐殺された村人達であり、
瀕死のクレスの両親と事切れたチェスターの妹アミィの姿だった。
メモリーブレイカー
人気ゲーム作品のOVA化。
管理人はゲームの方はやった記憶はあるのですが、
キャラクターこそ覚えて入るものの、詳しい内容やストーリーに関しては
ぼや~っとした状態で見ました。
結果として、そんなの関係有りませんでしたが・・・(苦笑)
物語は最初からクライマックス状態で始まります。
時系列シャッフルでもなく、主人公一行は拘束され、今や魔王が目覚める寸前!
という所からストーリーが始まるのはある意味斬新な仕上げ。
何となくな状況はわかるものの、なんでそんな状態になったのかは謎です。
そしてセオリーどおり魔王復活。
魔王を倒せる人物をつれてくるために100年前にタイムワープする!
という最初の展開はなかなかスピーディーで楽しめるものでした。
しかし、それからの全てが問題。
1話30分全4話構成では明らかに尺が足りず、いろいろな部分は省略されている。
いくらOVAでファン向けのアイテムだとしても、
見ているだけではストーリー展開についていけないのは非常に見ていて不愉快だった。
簡単にいえばツギハギ状態。
ゲームであればイベントとの間の小さいイベントでまかなっている部分がなく
大きいイベントから大きいイベントへシーンが写るので
感情移入する隙もなくストーリーが勝手に進んでおり、
アニメを見ているといよりは、見せられているような錯覚さえ覚えました。
更に短い尺なのに、明らかに要らないシーンや遅い展開な部分があり
ラスボスもあっさりやられてしまうので、物語としては蛋白だった。
ただ、最初からこの話数と時間が決まっているのであれば
もう少し別のアプローチの仕方や構成方法があったのではないだろうか?
OVAなだけに作画のレベルは一定以上を保っており、
声優さんも全然問題ない。
原作のストーリーは面白かった記憶があるのに、かなりの思い出破壊です(苦笑)
一部の声優さんのファン、この作品が相当好き。
そういう方以外には視聴をおすすめしません。
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