★★★★☆
太陽系から遠く離れた宙域のとある銀河。
そこでは、男性だけの惑星国家「タラーク」と女性だけの船団国家「メジェール」が、
互いの存在を嫌悪し激しく憎み合いながら、長年に渡る星間戦争を続けていた。
宇宙人宇宙人うるさい
男と女は共存しておらず、争い合っているSF世界
その世界観や敵対勢力が襲ってくる意味など
SF的な設定はかなり良く出来ていた。
その世界観の中で女性が150人、男が3人という状況で宇宙の彼方に飛ばされた状況で
人種差別的なものを含みながら、母性に変えるために物語は展開して行く。
お互いがお互いの体や常識について無知だが、
徐々に理解して良く展開はありがちではあるがSFとしてよく出来ていた。
恋愛要素は基本的にヒロインと主人公だけで、他はあまり絡まない。
(最終的に友情のままで、恋愛感情を抱かないキャラも居る)
150人も女性が居る中で一本道な恋愛要素は珍しいですね。
安易にハーレム展開にならなかったのも好感が持てる。
男同士or女同士で子供を生む仕組みは、まさかの同性愛展開?と思えたが
そういう意味はなく、納得出来なくも無いモノだった。
ただ、肝心の戦闘シーンがGONZOお得意のCGで激しいアクションが多い。
激しいアクションが多いのだが、展開も早いため
ガッツリ集中してみてないとどうなったかが把握しづらいのは若干の低評価に繋がる。
1期、2期と全26話のストーリー構成で説明不足の点もやや多い、
話と話のつながりが物足りない部分もあるので、
52話構成の方ががっつりできて更に面白味もましたかもしれないだけに残念です。
しかし、個々の欠点はあるものの近年稀に見るしっかりとしたSFアニメは
今後のSFアニメ業界にある意味では確信をもたらしたかもしれません。
安易に萌えに頼らず、安易にセクシーのこだわらず、
空想科学の中のストーリー展開を魅せてくれました。
ただ、個人的にはヒロインであるディータが終始主人公を
「宇宙人さん!宇宙人さん!」と全然名前で呼ばないのは煩わしく感じました。
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名前呼ばないのは最後の展開があるからだろ
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全く持ってその通り