BLUE DROP ~天使達の戯曲~
★☆☆☆☆
離れ小島・神隠(かみおき)島。平和なそこである日、
全島民が1人を除き全滅するという謎の異変が発生。
たった1人の生き残りである少女・若竹マリは間もなく救出されるが、
既に彼女は過去の記憶を失っていた…。それから5年後。
中高一貫教育制で全寮制の名門女子校「私立海鳳学園」に編入したマリは、
そこで出会った不思議な魅力を持つ級友・千光寺萩乃に徐々に惹かれあっていく。
しかし、萩乃の正体は異星人の地球調査艦の艦長エカリルであった。
やがて萩乃はマリを守るため、本星に反旗を翻す。
きもちわるい・・・
第一話で首絞め。(苦笑)
あの展開には流石に引きましたが・・・。
(上の太字部分は、某有名アニメから引用w)
声優陣はたしかに豪華、話の無い様や雰囲気は良作を醸し出してるが
かなりの凡作、いや駄作で終わってしまった作品。
序盤は百合物の、古い学園アニメを見ているかのような展開。
いちいち頬を染めるキャラクター、理解できない言動、
謎だらけで全然進まないストーリー。
たぶん、前半部分で見るのをやめた人は多数いたと思います。
自分も挫けそうでした・・・。
なんというか、魅力が無い。
百合要素があるなら、もっとエロいシーンとか萌え要素があるのかとおもったけど、
簡単に言えばガチ百合みたいなもので、
観ていて「気持ち悪さ」みたいなのが漂ってきた。
たぶん、作ってる側は「女の子同士の友情」を描き、
更にその先には「恋愛」があった、みたいな雰囲気にしたかったのかもしれないけど、
その展開が安易すぎる。
この年で、もっと百合ってことに抵抗が無いのだろうか。
学園モノのと戦争モノという組み合わせにも失敗してしまっている。
マリと萩乃が物語の中心であることはわかるけど、
脇役が邪魔をしている(苦笑)
最終話まで一応見ましたが、うまくまとまってはいるけど
見て損をしたと思えてしまう作品です。
ただ、声優さんや音楽は非常に良く
人によってはこの作品を受け入れられるかもしれないので
一応、★1つおまけしておきました。(苦笑)
1話目をみて、嫌悪感を感じなければ最終話までは見れると思います。
この作品をどう思いましたか?あなたのご感想をお聞かせください
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いやいや、あの作中の戯曲と話しの中のリアルのシンクロをたのしむものでしょう。
ユリとかそっちはサブだって考えられないようじゃ、アニメを本当にたのしめないんじゃない?
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> いやいや、あの作中の戯曲と話しの中のリアルのシンクロをたのしむものでしょう。
> ユリとかそっちはサブだって考えられないようじゃ、アニメを本当にたのしめないんじゃない?
そうですね~・・・みち子?でしたよね、
みち子の脚本が伏線になっているなど面白い箇所はあったのですが
頬染める演出が過剰すぎて「百合」という印象は拭えませんでした。
百合がサブ?というのは、設定で女性同士で生殖できる点がある時点で
サブとは捉えきれませんでした。
ただ、この空気感は他の作品にはない感じなので好みの問題もあるかと思います。
私が第一話の首絞めの時点で拒否感が出てしまったのが行けなかったかもしれません。
しかしながら、あの「首絞め」はどんな意味があったんでしょうか???
未だに謎です(苦笑)
ではでは、コメントありがとうございました。
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私はこのアニメに大きな思い入れもないですが、偶然このページに辿り着き批評としてのレベルの低さにびっくりとしました。
批評とは作品を吟味することであり、気持ち悪いとかそういうのは小学生の感想と言います。
あと全体的に印象論が多いのも気になりますし、ポリシーに書かれている公正な解釈とはとてもとても……(言える? 言えない? お好きな解釈でどうぞ)
そして何より同性愛の知識が全くないのに関わらず、知ったような顔(顔は知りませんが)で書いているのは悲劇です。
例えばSFを全く知らないでむしろ嫌いでさえあるのに、「攻殻機動隊」を得意げに説明して「しかも間違って」いたらおかしいと思いませんか?
それどころか恥ずかしげもなく差別を露呈していて、お幾つかは存じませんがもし成人していらっしゃるのであれば(もしくは中学生以上の方であれば)もう少し身の振り方を考えた方がよろしいかと思います。
どうしてたくさんのアニメを情熱を持ってご覧になってるのに、もっとまともな批評を書けないのでしょうか?(それはアニメが劣ったメディアということでしょうか、私はそうは思いませんが)
三年前の批評なので(もしかしたら幼稚園の頃に書かれたとかですか?)もし今書くとしたら、もっとより良い批評を書くのでしょうか?
この作品を「駄作」と「批評」するなら、私なら以下のように評します。
監督である大倉雅彦が少女漫画趣味なのは有名なことだ。
同監督作「戦闘妖精雪風」と同じように、今作もまたSFを少女漫画の文脈で描こうと試みられている。
そして少しでもサブカルオタクを自称するならば、これが萩尾望都「トーマの心臓」を粉本にしていることは明々白々である。
私はそれを安直にパクリと言うつもりはない、問題なのはそれがどのような効果を作品にもたらしているかであろう。
問題の首絞め、過激で突飛な言動、脇役への浮気とも取れる態度、これは全て「トーマ」にある要素だ。
粉本に「トーマ」を採用した意図、それは舞台が1999年だということにあると思う。「トーマ」連載開始が1974年、登場人物の生まれは80年代前半と世代的に近く手にとってもおかしくない。その時代のノスタルジックな感覚を拝借しようとしたのではないか。つまり古臭さはそこに起因し良い点とも悪い点とも取れる。
さて「トーマ」引用の成功点と失敗点を、述べていこう。
成功点は郷愁を誘うつくりになったこと、そして寄宿舎の青春群像を少女漫画的ロマンチックさをもった雰囲気を演出できたこと。
次に失敗点、それはやはり「トーマ」に引っ張られ過ぎたことに尽きる。あなたが無駄だと感じる殆どが「トーマ」に存在する要素だ。キャラも「トーマ」そっくりだ。首絞めなども確かに今作にはいらないだろう――しかし愛する人の首を絞めるということが「トーマ」読者である過去の少女達に受け入れられていたこともまた事実である。
そして「学園モノ」の「戦争モノ」組み合わせの点。
最初に言っておきたいこと。「序盤進まないストーリー」とあるがそれはあくまで「戦争モノ」としてだけの狭い視野で捉えている証拠だ。でも言っているじゃないか、「学園モノのと戦争モノという組み合わせに失敗している」と。不誠実で嘘つきだし、もっと推敲するべきだ。
「学園モノ」として捉えたとき、精神的引きこもり同然のマリが周囲に心を開いていく過程、魂の遍歴がストーリーと言わずしてなんなのだろうか。(巧拙はあるにしても)
それは置いておいて話を戻そう。私は学園と戦争の組み合わせはそれほど失敗しているとは思わない。なぜなら学園で起きたことが戦争へ赴く萩乃の心情にフィードバックされているからだ。また学園と言う日常が戦争に浸食されるということは、本作が1000年に渡るドラマの序曲(公式サイトより)ということもあって必要であったのではないか。そして人間であるマリと宇宙人である萩乃が心を通わすことができたというのはこれから続く絶望の歴史の一つの希望としてみることもできよう。脇役の萩乃親衛隊は萩乃が宇宙人だと知った瞬間、拒絶したのだからやはり脇役も少しは必要性があったのではないか? みんながみんな宇宙人を受け入れるのでは説得力に欠ける、というか脇役に求められるのは多様な視点だ。萩乃のどこを見ていたか、マリのどこを見ていたかそこに存在意義がある。
あとはあなたが言った通り声優と音楽これは同意する。高2の直情的な少女に「リリーナ」よりはもはや「クレしん」の矢島晶子を、実年齢40近い落ち着いた人物・萩乃に芸歴があるとは言えまだまだ若かった沢城みゆきを起用するありえないキャスティング、それがなんとも上手くハマっている。脇役もベテランで固められ手堅い。(というか彼女達ならトーマの心臓くらい読んだことがあるんじゃないか? だから演技に深みが出たのではないか?)
そして音楽も「筋少」や「特撮」のピアニスト三柴理を起用し透明感とダイナミックさの両立に成功している。そしてOPは軍歌のような悲壮感と壮大感、EDは少女を花に例えた青春ソング、この作品の二面性を体現しているようだ。
さてここまではおおむね褒めた。次はお待ちかね本作を駄作とする為の粗探しに入りましょう。
第一に尺の問題はあっても唐突な場面が多いということ。これはマリが萩乃を好きになったかと思えば離れる、浮気とも取れる行ったり来たりで心理的に不明瞭な点だろう。これによりイマイチ感情移入ないしは物語の没入を困難にしている。赤面の演出もちぐはぐといえばちぐはぐだ。(主題を明確にするならば友情と恋愛はきっちり分けた方がより分かりやすくなっただろう)
これに比べたら百合に対する葛藤などどうだっていい些末な問題だ。気持ち悪いなんて言うのも、それは個人の頭の中にあるだけのコトであって減点へと繋げるなんてもっての外である(というかそちらの書き方では百合は異常なんだから葛藤すべきだという上から目線がスケスケだ。なんかそういうのってダサいと思いませんか?)
第二に設定を回収しきれていない、説明不足が目立つこと。さも重要に見える接触テレパスも結局なんなのか明確には分からずじまいで、視聴する人間を混乱させたのは間違いない。
第三に前述の通りキャラクターに「トーマ」の引用が目立つ。再解釈と言えば聞こえはいいが、どうしても脳裏にチラつくほど似ている(もちろんオリジナリティもふんだんにあるのだが、剽窃に敏感な人間にとっては嫌悪の対象にはなりうる)。だが「トーマ」を知りなおその文法に従って視聴すれば、新しい観点を得られることの裏返しかもしれない。
第四にやはり予算面でのチープさが目立つ。まあ中々予算を出すには冒険的な内容過ぎたか。最終決戦はなかなか見ごたえがあったが。
あとは最後の特攻に代表されるように少しセンチメンタルに過ぎること。これは好みの問題で減点対象にはならない。
総括すればこの作品は監督の少女漫画趣味が毀誉褒貶へと繋がっている。多用される赤面演出も学生時代の多感さを表現したものだろう。それを繊細な感性と取るか意味不明と取るかは受け手次第だ。それが裏目に出た部分が目に付いたならば、今作は駄作と言っても良いだろう。
しかし無知や勝手な先入観(百合要素があるなら、もっとエロいシーンとか萌え要素があるのかとおもったけど、簡単に言えばガチ百合みたいなもので、観ていて「気持ち悪さ」みたいなのが漂ってきた)が原因で駄作と切り捨てているのであれば、それはあまりにもダメダメの「論外!見る価値なし、時間の無駄です」どころか「書く価値なし、表明する価値なし、2byte × 文字数の容量の無駄です」としか言いようがない。やはり批評するのであればもっと誠実であって欲しい。
ということで「あなたの感想」は不誠実だが、このサイトはアクセス数が多く信者様がいらっしゃると怖いので「★一つの感想」とおまけしときました(苦笑)。
以上、自意識過剰で中二病な小学生の駄文でした、お目汚し失礼いたしました。しかし私の駄文は思い入れの薄い作品に関わらずあなたの感想よりも誠実であると自負します。
根拠のない言いがかりを削除するのなら、自分のレビューをほとんど削除されてはいかがでしょうか?とは言い過ぎですね、ごめんなさい。
しかしレビューもまた作品であり、批評の対象になりますからね。
お返事もしくはお削除もしくはお頼もしいお信者様のお援護射撃をお待ちしております。
最後にあなたの感想は意味もなく辛口で無知で傲慢で古臭いですが、本当は優しくて暖かな人柄なのだと思います。
だって嫌いなものを見るってありえないですもの。
まあこれも私の印象論に過ぎません。
情熱的なアニメオタクにありったけの愛を込めて。